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2010/11/28

神戸新聞

▼神戸 希望の白星 数的不利覆し茂木決勝点
残留の望みを最終節につなげた。神戸がホーム最終戦で難敵清水を撃破。勝ち点3を積み、残留ライン15位のFC東京との勝ち点差は1となった。決勝ゴールの茂木は言った。「勝ち点3(勝利)を取ることしか考えてなかった」
全員が試合に集中していた。後半30分、中盤でピンチの芽を摘んでいた田中が2枚目のイエローカードで退場したが、攻める姿勢を貫いた。
果敢な飛び出しで、相手守備をかき回した小川は「(数的不利は)気付かなかった。とにかく、ゴール前に詰めて、点を取ろうと」。その執念が結実したのは後半38分。ゴール前のこぼれ球を小川が足に当て、詰めていた茂木が押し込んだ。茂木は「押している展開だったから、来る予感があった。待っていたら、目の前に来た」と話した。
リーグ戦の対戦成績で4連敗中だった清水から、勝利をもぎ取った。最終節では仙台、FC東京と残留を争う。15位のFC東京との勝ち点差は1。神戸は勝利が絶対条件だ。和田監督は「奇跡を信じて戦う」と決意を述べた。

▼「誇れるチームに」 三木谷会長が観客席に謝罪
神戸の三木谷浩史会長が、試合後のセレモニーに参加。「苦しい戦いが続いて申し訳ない」と、16位に低迷する現状をサポーターにわびた。
この日の劇的な勝利に自身も勇気づけられたようで「これからも(選手の)育成、(チームの)強化に力を注ぎたい」と宣言「神戸を誇れるチームにしていきたい」と締めくくった。

デイリー

▼神戸、大逆転残留へ望みつなぐ執念10人星
わずかな光を手繰り寄せた。背水の陣でつかんだ4戦ぶりの白星。奇跡を願う深紅のスタンドで歓喜が爆発した。チーム一丸の執念で奪い取ったJ1残留への“挑戦権”。和田監督は「最後まで厳しい状況は変わらないけど、最終節につなぐことができてよかった」と、安どの息をついた。
絶体絶命だった。試合前、15位・FC東京との勝ち点差は3。さらに得失点差で大量10のリードを許していたため、残留には勝ち点で上回る以外にない。がけっぷちのイレブンは、ただ勝利だけを追い求めた。
「ちょっと(ボールが)来そうな予感がしてたら、たまたま来た。チームみんなのゴールだと思う」。0‐0からの値千金のゴールを決めたDF茂木は静かに胸を張った。10人で戦っていた後半38分、ゴール前でMF小川がこぼれ球をシュート。的が外れ左に流れたところをFWもこなす26歳が左足で突き刺した。
後半30分にMF田中が2枚目のイエローで退場となった。今季チーム10度目の失態。正念場で自滅の予感さえ漂ったが、高い集中力で乗り切った。負傷のエースFW大久保の穴を埋める高校3年の小川は「(退場を)気付かなかった。スパイク交換でいないのかと思った」。無我夢中でピッチを駆け回っていた。
数々のピンチを顔面ブロックなどではねのけた。「最後はサッカーの神様が降りてきた」。指揮官は感慨深げに天を仰いだ。勝利の約4時間後にはFC東京が終盤に追い付かれドローとなる“幸運”まで舞い込んだ。
「可能性がある限り、すべての力を振り絞って戦っていきたい」。残るは最終節・浦和戦。ギリギリで生き残った和田神戸が逆転残留劇を完成させる。

▼主将・大久保があいさつ「一緒に戦って」
左太もも肉離れで戦列を離れているJ1神戸の主将、FW大久保がホーム最終戦後、サポーターに向けてあいさつした。「最後まで一緒に戦って下さい!!」と声を枯らすと歓声に包まれた。今季、観戦した3戦が全勝となった三木谷会長の“効果”については「すごいね。『(負傷は)大丈夫か』と声をかけられた。今は治療に専念する」と話していた。

ニッカン

▼神戸10人で勝利「奇跡信じて」
10人で勝った神戸が、J1残留へ首の皮一枚つながった。引き分け以下ならJ2降格の可能性があった本拠最終戦は、圧倒的に攻めながらもゴールが遠い。後半30分にはMF田中英雄(27)が2枚目の警告で退場。危機的状況を救ったのは苦労人のFW茂木弘人(26)だ。DF石櫃洋祐(27)の突破からFW小川慶治朗(18)がシュートを放ち、最後はゴール前へ詰めていた寡黙な男が、起死回生の決勝弾を決めた。
最終節浦和戦に勝てば、勝ち点1差で追う15位東京、同3差の14位仙台の結果次第で残留の可能性が残った。茂木は「戦術どうこうより勝つしかない。とにかく勝ち点3を取る」ときっぱり。大久保が今季絶望になりながら、最近6戦は3勝3分け。和田監督は「サッカーの神様が降りてきた。厳しい状況は変わらないが(最終節も)奇跡を信じて戦う」と勝利だけを目指す。

▼元日本代表宮本、今季限りで神戸退団も
神戸の元日本代表DF宮本恒靖(33)が、今季限りで退団する可能性が出てきた。宮本側が水面下で広島など複数クラブに売り込みをかけていることが27日、分かった。広島との交渉はまとまらなかったが、関係者は「他へ移ればやれるという自負もあるようだし(代理人が)動いている」と説明した。宮本は今季リーグ戦わずか6試合と出場機会が減り、この日の清水戦も出番はなかった。本人は「(現役の)最後は試合に出て終わりたい」という意向を持っており、新天地へ移る覚悟があるようだ。ただし神戸との契約は来年まで残り、推定6000万円を超える高額年俸がネックになる。

スポニチ

▼神戸、土壇場でV弾!ミラクル残留は最終節決着に
ミラクル残留を信じる誰もが、こぶしを握りしめて喜びを分かちあった。プレーする選手、コーチ陣を含めたベンチのメンバーだけじゃない。スタンドから戦況を見届けたベンチ外の選手も、大きな1点をもぎとった瞬間に大きくガッツポーズしていた。
「(ボールが)来るかなという予感があったから(ゴール前に)残っていた。押し込んでいたんで点が取れたことはよかった」
0-0の後半38分だ。ゴール右からシュートしようとFW小川の触れたボールが、ゴール左にいたDF茂木の前に。迷わず左足で押し込み、ついにもぎとった値千金の1点。後半30分にはMF田中が2枚目の警告で退場。数的不利も、シュート24本と勝利への執念が崖っぷちの神戸に勝ち点3を呼び込んだ。
「サッカーの神様が降りてきた。選手が最後まで戦ってくれたおかげ。厳しい状況は変わらないが、なんとか浦和戦までのぞみをつなげられた」
会見でそう選手をねぎらった指揮官の来季続投も濃厚となった。クラブは一時、後任を探していたものの、現時点ではJ1、J2にかかわらず来季も和田監督が指揮を執る方向で話し合いを進めている。就任から11戦。リーグ戦6試合負けなしの巻き返しは和田監督のサッカーが浸透してきた証しとも言える。

スポーツ報知

▼茂木決勝ゴール!!10人で清水KO残留に望み
神戸が後半38分のDF茂木のゴールで清水を破り、残留争いに望みをつないだ。DF石櫃のシュートのこぼれ球に反応したFW小川が茂木につなぎ、左足でゴールネットを揺らした。FWが本職の男は「ボールが来る予感がした」と殊勲のゴールを振り返った。
勝ちを逃せば、F東京の結果次第で降格が決まる可能性があった。茂木は「敵がどうより自分たちは勝つだけだった」と必死に走り回った。後半30分にMF田中が警告2枚目で退場になっても、小川は「残り5分くらいまで気づいていなかった」と数的不利に気づかないほど集中したプレーで勝利を挙げた。
試合後のセレモニーでは主将FW大久保が「勝って残留に向けてもう1試合戦うことができる」とあいさつ。奇跡を信じて最終節も勝つ。

サンスポ

▼神戸・和田監督「奇跡を信じて戦いたい」
最終節にJ1残留の望みをつないだ。和田監督は「サッカーの神様が降りてきた。みんなの気持ちが1つになった」と興奮を隠せない。何としても点を取るというチーム共通の執念が後半38分、茂木の決勝点を呼び込んだ。最終節はアウェーで浦和戦。勝利が至上命令で、その上で仙台、FC東京の結果を待つという厳しい状況に変わりはないが、「奇跡を信じて戦いたい」と指揮官。まだ白旗を揚げてはいない。

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