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2010/06/28

スポニチ

▼大久保 ファウル誘発し“飛び道具”生かす
大久保が得意のDFの裏への飛び出しとドリブル突破でファウルを誘発する。
デンマーク戦では裏への飛び出しでファウルを受け、そのFKから遠藤のゴールが生まれた。「あそこで決めてくれるとやりがいがある。次もドリブルとかで前に行きたい」。好位置で相手のファウルを誘うことができれば日本にとって大きなチャンスとなる。再び左MFでの先発が決定的な背番号16は「自信を持っていきたいね」と意気込んでいた。

サンスポ

▼大久保、ゴール前倒れ隊!FK弾アシスト!
金狼FK弾アシスト大作戦だ!! 日本代表は、29日の決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦が行われるプレトリア入り。FW大久保嘉人(28)=神戸=が、ゴール前の鋭いドリブル突破で相手ファウルを誘発し、世界を驚かせたMF本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=の無回転FKを再現するという秘策を明かした。堅守を誇るパラグアイの激しいプレスを逆手に取る“つぶれ役”を買って出て、日本史上初の8強進出をおぜん立てする。

北から西に傾いた強い日差しに、鋭い視線をみせた。大久保は胸に重大なミッションを秘め、決戦の地プレトリアにチャーター機で降り立った。
「セットプレーが大事になる。ヤットさん(遠藤)も圭佑(本田)もすごいキックを持っているし、日本の武器になる。オレとか松井さんが仕掛けて、ファウルをもらってFKっていうのもひとつのパターンやね」
“必殺仕掛け人”は、本田のブレ球FKを誘発する秘策を明かした。
腕、いや足に覚えがある。「ああいうところで決めてくれると、やりがいがある」と振り返るのは、デンマーク戦の前半30分だ。ゴール前で巧みにファウルを誘い、MF遠藤のFKゴールをおぜん立てした。
左の攻撃的MFで3戦連続先発も、大会当初は8、9キロ台の走破距離にとどまり、守りに追われる守備的戦術に戸惑いが見られた。しかし、デンマーク戦では自己最長の11・293キロを達成。駆け回ることでファウルをもらうコツを体得しつつあることは、そんな数字にも表れている。
1次リーグ3戦でわずか1失点のパラグアイの堅守は、3-4で負けた04年アテネ五輪でも体感済み。ブラジル出身の闘莉王が「ずるがしこい」と表現する南米特有の球際の激しさもおおいに利用できる。パラグアイの1次リーグでのファウル数は46、警告4枚(日本はそれぞれ41、3枚)と多くはないが、マッチアップする相手右サイドのMFベラが7、DFボネットが5と予想先発の中でチームワースト1、3位なのは好材料。27日のサンケイスポーツで、パラグアイリーグで活躍した元日本代表MF広山望(33)=J2草津=がファウル誘発作戦を提言したが、大久保がその任務遂行に名乗りをあげた形だ。
「俊敏性とスピードで勝てるし、相手も気持ちがなえてくる。ファウルを厳しくとる主審もおるからね」。大久保自身、3戦で受けたファウルが9。1トップの本田が大会全体でもダントツの17で右MF松井が6と、前線のトリオだけで1試合平均10個のファウルがもらえる計算になる。
作戦遂行の舞台も整っている。プレトリアは、デンマーク戦の会場ルステンブルクの1500メートルに近い標高1370メートルの高地。「C・ロナウドのようだ」と世界中を驚かせた本田の無回転FKには好条件だ。一躍、時の人になった金髪の異端児も、「決まるときは決まる。そんなもんです」と“悪魔の左足”に磨きをかけて待っている。
「それぞれの役割は分かっている。どんどん前に出ようと思う」
突貫ドリブラーが“アシスト”し、金狼が決める。南アで確立した勝利の方程式で、史上初のW杯8強を成し遂げる。

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