神戸新聞
▼神戸 攻守迫力なし セットプレー、後手に回る
神戸の重視するセットプレーが、勝敗の大きな分岐点となった。
広島に先制を許したシーンが痛かった。森崎浩の左FKに飛び込んだのは、フリーの中島。神戸のマーカーが足りない単純なほころびだった。三浦監督は「相手の6枚に対し、こちらは5枚。あれだけトレーニングしたのに、あってはならないミス」と怒り心頭。北本は「35番(中島)が出てきたのは、あの1回だけと思う」と悔やんだ。
ここから、広島は守りに入った。5バックの前を常に3、4人が固める堅陣。個人で局面を打開できる大久保やボッティが負傷明けで本調子でない中、流れから崩すのは難しい。ならば、鍵はセットプレーだったが…。
ポポや石櫃らのFKは、すべてはね返された。広島のDF槙野は「必ず1人はマークがつき、フリーにさせなかった」。基本を徹底できなかった神戸とは好対照だ。
「引いた相手を崩すのは世界のトップでも難しい。セットプレーが大事」と強調する指揮官。神戸イレブンにとって“必修科目”のマスターが至上命題だ。
▼J1デビュー 永井鼻骨折か
特別指定選手として神戸に所属する福岡大の永井が、1点ビハインドの後半35分から出場した。「スピードを生かす」。J1デビューに喜び勇んだ矢先、接触プレーで鼻を強打して出血。ピッチ外での治療が長引き、見せ場はつくれなかった。鼻骨骨折の疑いもあり、「短すぎて何もできなかった」と苦笑い。日本代表に選ばれ、複数のJクラブが獲得を狙う逸材は「次はDFラインの裏に抜けてゴールを目指す」と雪辱を誓った。
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