神戸新聞(夕刊)
▼神戸自滅 勝ち点伸びず
神戸は自滅で勝ち点を伸ばせなかった。前半15分に自陣ゴール前でのパスミスから先制点を許し、後半15分には金南一がレッドカードで一発退場。1人少ない10人で奮闘したがゴールを奪えずに終わった。
不本意な結果に宮本は「内容はもちろん、結果も突き詰めてやれればと思う」と厳しい表情で話した。それでも三浦監督は悲観してはおらず「全員のハードワークで、11人対11人でやっているように見えた時間帯もあった」と選手の頑張りを褒めた。
▼神戸科技 2年ぶり優勝 延長戦、鷲尾劇的ハット
サッカーの兵庫県高校選手権中央大会最終日は8日、神戸ウイングスタジアムで決勝があり、神戸科技が延長戦の末、滝川第二を4-3で破り、2年ぶり2度目の優勝を決めた。
「最後の1回や」。延長後半ロスタイムも目安の1分に迫り、神戸科技の鷲尾はラストチャンスに燃えていた。浮き球のクロスを、角度のない位置から左足で合わせたボールは、矢のようにネットへ突き刺さった。「今までのサッカー人生で一番うれしい」。決勝の大舞台でのハットトリック。しかも全国選手権への扉を開き、鷲尾は二重の歓喜に酔いしれた。
劇的な幕切れには、神戸科技が目指すスタイルが凝縮されていた。
鷲尾と伊佐。高校上位レベルの実力を持つ2トップを軸に、攻撃的なスタイルを磨いてきた。今大会全4試合で得点した呉島は言う。「2人が見えたら預けて、走る。無理して1対1は仕掛けない」。決勝アシストの神藤は「鷲尾に合わせるだけ」と振り返った。
シンプルなパスアンドゴーの繰り返しが、前線の迫力を生んだ。プリンスリーグ関西2部は7試合で40得点を挙げて制した。全国高校総体では優勝候補の星稜(石川)から4ゴールを奪い、初の8強入りを果たした。伊佐は「周りが自分を追い越す動きが増えた」と総合力を強調する。
「後ろからサポートすれば、うちのFWはやってくれる」と洞ケ瀬主将は自信たっぷり。全国選手権でも、荒波のような攻めで頂点に挑む。
