神戸新聞(夕刊)
▼神戸ジュニアユース圧勝 初V 日本クラブユースサッカーU-15
全国9地域の代表32チームが中学生世代のクラブ日本一を争う「第24回日本クラブユースサッカー選手権U-15(15歳以下)大会」(8月14~23日・福島県Jヴィレッジ)で、ヴィッセル神戸ジュニアユースが初優勝を飾った。Jリーグ1部(J1)神戸の“弟分”が猛暑の中、10日間で7試合のハード日程をくぐり抜け、悲願の頂点をつかんだ。
▼7戦で24得点、2失点 12月、全日本選手権 指揮官2冠誓う
まさに圧勝だった。3戦全勝の1次リーグと、16チームによる決勝トーナメント4試合で、24得点をたたき出し、失点はわずか2。野田知監督は「最初の2試合は重さと硬さがあったが、体も慣れて試合を重ねるごとに乗った」と振り返る。
準決勝では2連覇を狙う名古屋グランパスに2-0で快勝。後半にカウンターからFW松田が2ゴールを挙げ、過去最高の4強を突破した。
決勝では前々回覇者の京都サンガと対戦。守備的な相手を攻めあぐねたが、後半13分、MF川戸がグラウンダーの左クロスに合わせて先制。同31分にはMF和田のミドルシュートで加点した。1点を返されたが、同38分にFW松田が右クロスのこぼれ球をけり込み、突き放した。
4得点で大会最優秀選手(MVP)に輝いたDF岩波主将は「目標を優勝に決めて、一つ一つ戦った。日本一になれて本当によかった」と喜びに浸った。
主力の中学3年生は、県内の少年クラブとも協力して、有望な小学生をスカウト。野田監督は「兵庫にとっても大きな優勝」と強調。パスワークを基本に、前線の突破力を生かした速攻も交え、多彩なサッカーを繰り出す。下級生の時から全国規模の大会で実績を残し、年代別の日本代表にも選手を送り込んだ。
次の目標は、中学校も参加する12月の全日本ユース(U-15)選手権。指揮官は「やるからには優勝。ユースチームの胸も借り、強化を図りたい」と2冠を誓った。
