神戸新聞
▼神戸 堅守で金星 開始30秒 大久保先制
迷いのない守備が、王者の歩みを止めた。神戸は開始直後のゴールをしぶとく守り、3連覇へひた走る鹿島から約5年ぶりの勝利を挙げた。
攻守にすきのない鹿島に対し、宮本主将は「勝つんやったら、イチゼロ(1-0)やろな」と予測していた。「虎の子」の1点はキックオフから約30秒。右ロングスローのこぼれ球を大久保がゴール左隅へけり込んだ。
「先制して、守りに集中できた」と北本。あとは90分間、三浦新監督の下での約束事を遂行した。激しいプレスとカバーで相手の自由を奪い、ボールを失うとすぐに所定の位置へ戻る。ハイボールを狙われた右サイドに、後半途中からセンターバック小林が入り、手を尽くして逃げ切りを図った。「攻撃のアクションを起こさず、サッカーをしていない」と鹿島のオリベイラ監督。敵将をいらつかせるのも、三浦流だろうか。
殊勲の大久保は「チーム一丸で練習の成果を出せた」と納得したが、指揮官は「世界のトップクラスはもっと走る。まだまだ(残留の)安全圏ではない」。就任初白星にも手綱は緩めない。
デイリー
▼大久保、岡田監督の前で電光石火の決勝弾
電光石火の一撃が、大好物の“鹿”を仕止めた。試合開始31秒で、いきなりホムスタが大歓声に包まれる。前半0分、DF近藤のロングスローが相手のクリアミスを誘い、そのままゴール前の大久保の足元へ-。「冷静に押し込めたね」。ダイレクトで右足を振り抜くと、ボールは相手GKの手をかいくぐり、ゴール左隅を射抜いた。
日本代表の岡田監督が視察する中で迎えた、過去先発試合で8戦7発と抜群の相性を誇る鹿島との一戦。そんな“おいしい”状況を、この男が見逃すはずはなかった。来月の代表欧州遠征ではイタリアで活躍するFW森本も招集され、10年南アフリカW杯行きを懸けた争いがいよいよ本格化する。「俺は俺で持ち味を出さないとね。代表は生き残りだから」。持ち前の勝負強さ全開のゴールで、自らの存在価値を存分に見せつけた。
神戸復帰後、初めて大久保を視察した岡田監督も「体はキレてたんじゃない?」と、状態の良さに笑顔を見せた。ただ「まだ90分持ってない。最後は足が止まってた」と、期待を込めての苦言も忘れなかったが…。
順位こそ15位のままだが、これで3戦連続無失点。昨年までの堅守速攻を取り戻してきた。「去年のいい状態に近づいてる。次の大分戦(24日・九石ド)も大事だし、切り替えていくよ」。頼もしきエースにけん引され、神戸に上昇ムードが漂ってきた。
▼神戸・三浦新監督、初星にも至ってクール
就任後2試合目での初勝利にも、神戸・三浦監督は至ってクールだった。「鹿島に勝てたのは良かったけど、あくまで勝ち点3。降格争い脱出の目標までまだいってないから」と、どこまでも冷静。1-0というスコアにも「イタリア人じゃないので、あんまり好きなスコアじゃない。もう1点欲しかったね」と苦笑いしていた。
ニッカン
▼神戸大久保31秒弾!鹿島戦9戦8発
日本代表の神戸FW大久保嘉人(27)が「秒殺ゴール」を決めた。過去8戦7発と相性のよかった鹿島相手に、開始わずか31秒で先制弾を奪い、1-0の勝利に貢献。今季初めて視察に訪れた日本代表岡田監督の前で、10年W杯南アフリカ大会でのエースの座を大きくアピールした。この日は首位鹿島をはじめ、上位4チームがすべて負けた。
大久保の嗅覚(きゅうかく)が見事な先制ゴールを呼んだ。開始わずか31秒。DF近藤のロングスローが相手DFの胸に当たり、ボールは目の前にこぼれてきた。右足でちょこんと合わせ、歓喜の雄たけびを上げた。J最少失点を誇る首位鹿島のゴールを簡単にこじ開けた。04年11月7日以来、約5年ぶりの鹿島戦勝利にも貢献だ。
「疲れたよ。しんどい。全然、大丈夫じゃないよ。でも、ロングスローの練習はずっとやっていたんで。練習通りの形。うまくいった」。今季初の「御前試合」で結果を出した。日本代表岡田監督が視察した試合は8戦6発と量産。しかも、首位の鹿島戦は先発すれば9戦8発と「シカ狩り」は大の得意だ。「(岡田)監督が来ているとか、関係ないよ。自分に与えられたプレーをするだけ」と淡々と言った。
ボルフスブルクから復帰後、ゴールを決めた試合で初めて勝てたことが何よりうれしかった。帰国後すぐの紅白戦、DFラインでパスを回している後輩に「そんなんでボール支配ができたって満足してちゃいかん。厳しいところにパスせな」と練習中に怒鳴ったこともある。神戸でのプレーがすべて日本代表につながると考えていたから、練習に打ち込む姿勢にも真剣さが増した。
90分間、前線でボールを追い続け、守備でも三浦体制2試合連続無失点にも貢献した。「神戸のサッカーは代表に似ている。攻撃の選手も、もっと守備をせなあかんのよ」。岡田ジャパンの目標はW杯4強。世界の強豪国を打ち破るには、前線からこまめにボールを追って、少ないチャンスをものにするしかない。9月のオランダ遠征ではカターニャFW森本の招集が濃厚だが「そんなん意識せんよ。あいつはあいつ」と受け流した。神戸復帰後、8戦4発。大久保の完全復活は岡田ジャパンにとって朗報だ。
スポニチ
▼神戸・大久保“電光石火”V弾!5年ぶり鹿島撃破
電光石火の先制劇だった。試合開始30秒、DF近藤から右サイドのスローイング。相手DFの胸に当たってこぼれたボールを、大久保は右足でゴール左に突き刺した。7月25日の大宮戦(ホムスタ)以来となる今季4点目。「冷静に押し込めた。開始早々だったしよかったね。(決勝点は)気持ちいいっすね」。出場停止の解けたエースはこれで神戸加入後、出場した鹿島戦全4試合で得点。“キラー弾”に笑顔がはじけた。
発奮材料もあった。この日は日本代表・岡田監督が視察。「体は切れているんじゃないか」と言う一方で「90分は持っていない。足は止まっていた」と辛口評も残したジャパンの指揮官も「でも神戸も大久保もよくなってきている」と、その復調を認めた。
28日に発表される日本代表にはFW森本(カターニア)の初招集が決定的だ。しかし、大久保に気にするそぶりはない。「意識はしていない。あいつはあいつの良さを出せばいい。代表は生き残りだからね。(お互い)持ち味を出さないと」。この日は言葉よりもピッチで、ライバルに負けない存在感を示した。
鹿島がFWマルキーニョスら主力3選手を欠いたとはいえ、このカードでは04年11月7日以来、5年ぶりとなる勝利で、就任2戦目の三浦監督に初星をプレゼント。ホームでは6月13日のナビスコ杯・山形戦以来約2カ月ぶりとなる勝利は、3戦連続完封のおまけつきだ。「相手にとって脅威になったのは間違いない」とエースの働きを評価した新指揮官。15位は変わらなくても、昨季王者から大きな勝ち点3を得た。これ以上ない上昇の予感だ。
スポーツ報知
▼大久保が開始30秒弾!鹿島キラー本領発揮
電光石火の早業だった。試合開始からわずか30秒。DF近藤が投げ込んだロングスローが相手DFに当たって大久保の前にこぼれると、勢いよく右足を振り抜いた。「チャンスはあると思っていた。思った通りでしたね」。2007年の神戸加入後、対鹿島戦は4戦4発。「鹿島キラー」の力を存分に発揮した。
昨季、岡田監督が視察に訪れた6戦は5ゴール2アシストで、試合も3勝3分けと大活躍。この日も勝負強さを見せつけた。「来てても関係ないでしょ」と大久保は無関心だが、指揮官は「良くなっている。体は切れてるんじゃない」と復調ぶりに目を細めた。
岡田監督は9月からのオランダ遠征では、カターニャのFW森本を招集する意向を示している。さらなる競争にも大久保は「代表は生き残りだから。俺も自分の良さを出さないと」と、力を込めた。「確かに海外でしかできない経験はある。でも、俺はサッカー選手として試合に出たい」。今季、2度目の海外挑戦となったヴォルフスブルク(ドイツ)は約半年で帰国。プライドをかなぐり捨てて日本に戻ったストライカーが、簡単に定位置を譲るわけにはいかない。
04年以来、5年ぶりの鹿島戦勝利で16位・千葉との勝ち点差を6に広げ、三浦新監督にも初勝利を届けた。「順位的にはマズい。これからもっと強いチームになっていきますので、お願いします」。エースはサポーターに頼もしく約束した。
サンスポ
▼神戸・大久保31秒弾!5年ぶり鹿島倒した
点取り屋の嗅覚(きゅうかく)がニオイをかぎつけた。試合開始から31秒(公式記録は0分)。ロングスローが相手DFの胸に当たってはねると、大久保は右足を大きく伸ばし、ゴール左に流し込んだ。
「冷静に押し込めたね。開始早々で点を獲りたかったのでよかった」
王者の不意を突く秒殺弾。虎の子の1点を守りきり、04年以来5年ぶりのシカ狩りだ。鹿島とは9試合で8得点の“お得意さま”ぶりを発揮し、ブンデスリーガ・ウォルフスブルクから移籍後、得点を決めた試合で初勝利。就任2戦目の三浦監督にも初白星をプレゼントした。
日本代表の岡田監督が視察していた。御前試合では8戦6発だ。「関係ないです」とそっけないが、根っからのアピール上手を遺憾なく発揮。指揮官も「体はキレている」と評価した。「まだ90分はもっていない」と注文もつけたが、期待の表れでもある。
代表では清水のFW岡崎が急成長し、エース級の活躍を見せる。さらに9月上旬のオランダ遠征では、イタリア・セリエAで活躍するFW森本(カターニア)の初招集が濃厚だ。FW争いは熾烈(しれつ)を極めるが、『大久保ここにあり』を改めて示した。
「おれはFWじゃないからね。サイドだよ。(森本を)全然意識してない」とジョークで余裕をみせつつも、「代表は生き残り。オレも持ち味を出さないと」と続けた。15位のままだが、ここ3戦負けなし(2勝1分け)と絶好調のチーム同様、背番号50も勢いを加速させていく。
▼大久保、J最後の「前半0分」弾!?
神戸は日本代表FW大久保嘉人(27)が開始31秒でゴールを決め、首位・鹿島に1-0で競り勝った。代表の岡田武史監督(52)が視察した試合で、存在を大きくアピールした。
大久保の得点は、J史上最後の「前半0分ゴール」として刻まれるかもしれない。現在、J公式記録は「秒」を切り捨てて表示。しかし、来季からは国際基準に合わせて切り上げとなるため、この試合の大久保のゴールは「前半1分」となる。今季終了までに新たな0分台ゴールがなければ、大久保が最終記録者に。ちなみにこれまでのJ1最短記録は、広島FW佐藤寿人が06年4月22日のC大阪戦(広島広)で決めた「8秒」。
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