神戸新聞
▼J1神戸・三浦新監督就任
Jリーグ1部(J1)神戸の三浦俊也新監督が6日、神戸市西区のいぶきの森球技場で就任会見を開いた。堅守速攻の強化と15位からの巻き返しを託された指揮官は「残留争いからの脱出を通過点として、さらに上を目指す」と意気込みを語った。
▼一問一答 昨年の順位上回りたい
-カイオジュニオール氏の辞任から基本戦術の堅守速攻へと再びかじを切った。現状の課題は。
「攻守ともに改善点があり、自分の色を出すしかない。(具体的には)まだ秘密。今後を見ていてほしい。力を出せばもっと上にいるチームだと思う。昨年の順位(10位)を上回りたい」
-今季2度目の監督交代。選手に動揺も少なくない。モチベーションをどのように上げるか。
「選手の様子を見てから考える。厳しさを望んでいるのか、和を望んでいるのか、練習の中で見極めたい」
-和田昌裕ヘッドコーチとの役割分担は。
「戦術的なものはわたしが見るが、選手の特徴や性格を知る彼(和田ヘッドコーチ)の意見は重要になる」
-2部降格圏の16位と勝ち点3差。J1残留と、常勝クラブの地盤固めの両立が求められる。
「長い年月がかかり、魔法はない。若い選手を発掘し、外国人の力も合わせ、バランスよく世代交代を進める必要がある。現時点では年齢に関係なく、良い選手を使う」
▼困惑する選手「切り替える」
またも繰り返された指揮官交代に、神戸イレブンは困惑しつつも前を向いた。
金南一は「びっくりしたが、戸惑いを引きずる余裕もない」と現実を受け止めた。田中は「しっかり切り替え、この決断が良かったと言えるようにプレーする」と語る。
宮本主将は「今だけでなく、大局的にクラブが判断した結果だろう。選手としては、やることをやるだけ」と気丈に話した。
▼安達社長が経緯説明 「辞める覚悟で決意」
神戸の安達貞至社長は、約1カ月で2度も指揮官交代に踏み切った経緯を説明した。
和田監督は2日の柏戦で敵地初勝利と初完封を達成したが、安達社長は「降格を阻止する。優勝争いではなく、降格ラインでの戦いを経験した監督が必要」とし、目標を優勝から残留に下方修正。来年1月末までの契約で、大宮や札幌をJ1へ導いた三浦氏を招いた。
守備の構築が得意な新指揮官に託した安達社長は「今のサッカーと大きく変わらないと思っている」といい、「うまくいかなかったら私も辞める、という覚悟でないとこの仕事は務まらない」と強い決意をにじませた。
デイリー
▼神戸・三浦新監督、守備再建に動いた
J1神戸は6日、三浦俊也新監督(46)の下で始動した。リーグ15位でJ2降格危機に直面するチームの再建を託された新指揮官は、早速定評のある組織的な守備の構築に着手。ミニゲームでは時折声を張り上げながら、場面場面での守備の決め事を作り、選手たちにより激しいプレッシングを求めた。また、今季2度目の監督交代で背水の陣を敷いた安達貞至社長(71)は降格した場合、社長を辞任する覚悟を口にした。
電撃監督交代劇から一夜明け、夏空の下で「三浦神戸」が始動。まだ違和感の残るチームジャージーに袖を通した新指揮官は、初日からいきなり動いた。ミニゲームでは身ぶり手ぶりを交えながら「もっとアプローチを速くしろ!!」、「取られた瞬間、休むな!!」と声を張り上げ、念入りに守備面でのテコ入れに着手。現在、失点数でリーグワースト4位(33失点)、0失点が1度しかない神戸にとって、守りの再建は至上命題。守備的な戦術で札幌、大宮をJ1に昇格させた経験を持つ三浦監督の“色”が、いきなり垣間見えた。
初日の練習後、戦術について多くを語ることはなかったが「神戸はもっと上に行ける。同じ人間は2人いないし、自分の色を出さざるを得ない。どんなサッカーか、それは見ててください」と、立て直しに自信を見せた。DF宮本主将は「サイドや守備の陣形を崩されないやり方をするというのが、今日の練習で分かった」と話し、DF北本は「しっかりとした守備をする監督。守備の約束事が増えるんじゃないかな」と、印象を口にした。
J2に降格した05年以来2度目となるシーズン中2度の監督交代に、フロントも背水の陣を敷く。安達社長は降格した場合の、責任に言及した。「うまくいかなかったら、私も辞める。その覚悟がなければこの仕事はできない」。結果が出なければ神戸を去ることも示唆した。
クラブとして退路を断った新体制の初陣は、15日の広島戦(神戸ユ)。「いきなり強くなる魔法はない。第1の目標は残留争いを脱出すること。そこから上を狙いたい」と、三浦監督。チームの未来を懸けた、し烈なサバイバルが始まる。
▼神戸・大久保、監督ドタバタ交代チクリ
J1神戸のFW大久保が6日、監督交代などクラブのドタバタぶりに苦言を呈した。オールスターの練習後「焦りすぎでしょう、このチーム。この時期にこんなに動いても混乱するだけ。クラブ自体が慌てている」とチクリ。和田体制初勝利となった2日の柏戦で浮上の手応えをつかみかけていただけに「せっかく、いい感じできていたのに、また完全に落ち込む」と厳しい表情。もっとも、最後には「結局、オレら選手次第なんだろうけど…」と気を取り直していた。
ニッカン
▼熱血“戦術オタク”三浦神戸は守備一貫
「戦術オタク」が、神戸再建へ動きだした。前日5日に電撃就任した神戸三浦俊也監督(46)が6日、初の指導に当たった。神戸市内の2部練習で、守備をベースとした戦術をたたき込んだ。戦術の話をすれば際限なく話し込んでしまい、かつては日本代表の岡田武史監督(52)に助言したこともある男が、熱血指導でJ1残留を目指す。
大声がピッチに鳴り響く。「プレスをかけろ!」。三浦新監督は独自のサッカー戦術を理解させようと熱血指導を行った。まずはボールを持った選手に対しプレスをかける。そして、横パスやバックパスを奪いカウンターを仕掛けることを強く意識させた。選手たちも新監督の目指す戦術を実践しようと炎天下で、必死にボールを追った。「早くみんなの特徴を把握したい」と指揮官は充実した表情を見せた。
日本代表の岡田監督が横浜の監督を務めていた04年に、守備戦術の助言を求められたことがある。大宮や札幌の監督時代は、早朝6時にクラブハウスを訪れ、サッカーのビデオを鑑賞する習慣があった。食事に行けば、独自の戦術理論を延々と語ってしまう。頭の中のほとんどはサッカーの戦術で占められている“オタク”だ。
「戦術はたくさん持っている。分かりやすく指導して、理解してもらうことに自信はある。早くJ2降格圏から脱出したい。そこに全力を注ぐ」。現在15位でJ2降格圏の16位千葉との勝ち点差はわずかに3。選手が難解な“オタク”の戦術を理解できるか。J1残留の大きな鍵となる。
▼神戸三浦監督が初指導、ツネ様は前向き
前日5日に電撃就任した神戸三浦俊也監督(46)が6日、初の指導に当たった。神戸市内の2部練習で、守備をベースとした戦術をたたき込んだ。
三浦新監督の難解な戦術指導に、選手たちの反応はまちまちだった。主将のMF宮本恒靖(32)は「今はチームが一つの方向を向くことが大切。自分は理解できている。時間がたてば、他の選手の理解度も上がってくる」と前向き。一方、宮本とダブルボランチを組むMF金南一(32)は「(監督の印象は)堅い感じがする」と少し戸惑っていた。
スポニチ
▼神戸・三浦流“守備面を徹底指導”新体制スタート
神戸は6日、前日5日に就任した三浦俊也新監督(46)のもと、神戸市内で2部練習を行い新体制をスタートさせた。戦術練習では守備面を徹底指導。現在15位に沈むチームを残留争いから脱出させるため、Jワースト4位の失点数を記録している守備の改革から着手した。また、今季2度目となる監督交代に踏み切った安達貞至社長(71)は、新体制の結果次第では辞任する覚悟があることを明かした。
やるべきことは分かっていた。新体制初日から11対11などの戦術練習を行った三浦監督は「アプローチを速く!」「(ボールを)取られた瞬間に休むな!」と守備面を熱血指導。フロントから「失点数(Jワースト4位の20試合33失点)を減らしてほしい」と頼まれた指揮官は、さっそく守備改革に乗り出した。
「第一の目標は残留争いから脱出すること。のんびりしているわけにはいかないし、自分の色を出していくしかない」。自分の色とは、かつて指揮を執った札幌、大宮で成功させた堅守速攻のサッカーを意味している。
指揮官の意図は、すでに選手へ伝わっている。新体制での初練習を終えた主将のDF宮本は「しっかりとした守備をするイメージ。自分たちの陣形を崩さずにやろうという感じだった」と印象を口にした。
異例のシーズン2度目の監督交代に踏み切った安達社長も腹をくくっている。「今のウチには優勝争いを経験した監督ではなく、降格争いを経験した人が必要」と三浦監督を招へいした理由を説明。その上で「うまくいかなかったら私も辞める。そういう覚悟がないとこの仕事はできない」と、新体制に自身のクビを懸ける意向を示した。
突然の監督交代で選手に戸惑いがあるのは事実だが、もはや割り切って進んでいくしかない。短期間でどれだけチームをまとめられるか。まずは15日の広島戦(神戸ユ)で、三浦監督の手腕が問われる。
スポーツ報知
▼三浦新体制がスタート、選手らは不安げな様子
神戸・三浦新監督が練習に初参加し「第一目標は残留争いからの脱出。そこから去年(の10位)以上を目指す」と、来季続投への最低条件となるJ1残留へ力を込めた。
それでも、前日に監督交代を聞いたばかりの選手らは不安げな様子。日韓オールスター戦の公開練習に参加した大久保も「クラブとして焦りすぎている気がする」と、ポツリと漏らした。
▼神戸・安達社長、J2降格なら退任を明言
神戸の安達貞至社長(71)が6日、今季チームがJ2に降格した場合、責任を取って退任する意向を表明した。この日、三浦俊也新監督(46)のもと神戸市内で練習がスタートしたのに合わせ「降格すればフロントにも責任? それは当たり前。うまくいかなければ辞める。覚悟がないと勝負できない」と、自らの退路を断った。
クラブは来年度のACL出場権獲得(リーグ3位以内か天皇杯優勝)を目標に、昨オフに2007年ブラジル最優秀監督のカイオ・ジュニオール(44)を招へい。同時に元日本代表DF宮本を獲得し、今年6月には同代表FW大久保も呼び戻す大型補強を行ったものの、ここまで残留圏内ぎりぎりの15位だ。
カイオ・ジュニオール監督(現カタール、アル・ガラファ監督)にはシーズン半ばの6月末に逃げられた。「チームをよく知る人物」として内部昇格させた和田昌裕監督(44)も、2日の柏戦で初勝利を挙げたばかりにもかかわらず、経験不足を理由にわずか1か月で“クビ”をすげ替えた。
不手際によって度重なる監督交代を招いたフロントの責任は重く、今回の同社長の決意表明もむしろ当然。新生・神戸が、待ったなしの状況下で再出発する。
サンスポ
▼背水の新体制!神戸社長、J2降格なら辞任
背水の新体制! J1神戸は6日、三浦俊也新監督(46)の初陣となる15日の広島戦(神戸ユ)に向けて、初練習に臨んだ。J1残留を目標に掲げる安達貞至社長(71)は「うまくいかなかったら辞める」と辞任も辞さない構え。残りは14戦。死に物狂いでJ2降格を阻止する。
指揮官の電撃交代から一夜明け。今季3人目の監督招へいという賭けに打って出た安達社長が決意を口にした。
「うまくいかなければ私も辞める。そういう覚悟がなければこういう仕事はできない。私の立場ではいつもそうだ」
6月30日、カイオ・ジュニオール監督がカタール・リーグのオファーを受けて辞任。後任として和田昌裕チーム統括部長(44)を兼務させたが、5戦1勝2分け2敗でJ2降格圏(16位以下)が忍び寄る15位に低迷。急きょ、三浦監督に白羽の矢を立てた。今季、3人目の監督。選手の混乱を招きかねないドタバタ劇に、結果次第ではフロントも責任を取る覚悟だ。
選手にも動揺が広がっている。元日本代表で主将のDF宮本が「監督が替わることで戸惑うところはある。選手としてできることをやるしかない」と悲壮な表情を浮かべると、副主将のDF北本も「すごくびっくりした。戸惑いはあるけどいい方向にもっていけるようにしたい」と不安を吐露した。
「3人も監督が替わって選手のモチベーションもただならぬものがあると想像する。まずは降格しないことに重点を置いて戦う」と同社長。“3度目の正直”を信じて必死で戦うしかない。
▼三浦監督「攻撃も守備も両方が課題」
合流初日の三浦新監督は「攻撃も守備も両方が課題。第1(目標)はJ1残留。そこから次を目指したい」と目標を掲げた。神戸はリーグ戦33失点のワースト4位。まずは守備再建を優先する。この日はさっそく2部練習。午前中にミニゲームを中心に約2時間、午後はボール回しを約1時間行った。練習中には時折「プレス!」と声を張り上げるなど熱血ぶりも披露。15日の広島戦(神戸ユ)での初陣白星を狙う。
