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2009/08/03

神戸新聞

▼7試合ぶりの歓喜 零封も今季初 和田新体制 形見えた
呪縛(じゅばく)から解き放たれた。神戸が今季20戦目にしてアウェー初勝利と初完封。そして、和田体制の5試合目で待望の初白星を挙げた。初めて味わう歓喜に、両手で顔を覆って涙を流した指揮官。「長かった…。8月2日が特別な日になった」と万感に浸った。
負ければ17位柏と勝ち点で並ぶ。J1残留も危うくなる状況にイレブンが奮起。ロングボールや個人技で押し込む相手を気迫のプレスではね返した。「最後の苦しい時間を耐えられた」と決勝点の河本。終盤に失点する悪癖が出なかったのも収穫だ。
就任後、和田監督は組織守備の再構築など試行錯誤を重ねた。だが、なかなか結果が出なかった。順位は15位に転落し、「これも試練かな」と、こぼすこともあった。
「和田さんに勝利を。みんなの気持ちが一つになった」と宮本主将。チームとして7試合ぶりの凱歌(がいか)にも、和田監督は「修正して順位を上げたい」と気を緩めることはなかった。

デイリー

▼和田監督涙の初星!アウェー勝利も初
深緑のピッチがゆがんでいった。両手で顔を覆いながら迎えた初勝利の瞬間、コーチ陣、そして選手たちに抱きつかれ、指揮官の周囲に歓喜の輪が広がっていった。「本当に自然と涙が出た。やっと手に入れた1勝だから…」。就任から1カ月、苦しみ抜いてつかんだ待望の白星に、和田監督は男泣きに暮れた。
神戸にとって7戦ぶりの勝利は、DF河本の一撃。後半19分、MF楠瀬の左CKにこん身のヘディングがさく裂。和田監督就任後からレギュラーに定着。「期待に応えられて良かった」。負ければ降格圏再転落の可能性もある中で、最高の形で恩返ししてみせた。
6月末に前監督が中東のクラブに引き抜かれ辞任。緊急事態にクラブ在籍14年、チームを最もよく知る和田監督に白羽の矢が立った。体重は就任当初から3キロ以上も落ちた。前節までは2分け2敗。心労は並大抵のものではなかった。
順位は15位のままだが、待望の1勝は今季リーグ戦初完封、アウェー初白星のおまけ付き。常に付きまとっていた負のジンクスも一掃した。「今後にいい影響が出てくると思う」と、指揮官。チーム一丸でつかみ取ったこの勝利を、浮上のきっかけにしてみせる。

ニッカン

▼神戸和田監督が初勝利に男泣き
神戸和田昌裕監督(44)が就任5試合目で初勝利を挙げ、男泣きした。柏に1-0と競り勝ち、今季初の完封勝ちとアウェー初勝利のおまけつき。「スタミナを消耗していた」と、負傷以外の理由で今季初めて主将のMF宮本を途中交代させるなど、勝負にこだわった采配を見せた。「簡単に勝てるとは思っていなかったけど、苦しかった分だけ喜びも大きい」。自身の神戸復帰後初勝利となったMF大久保も「もらい泣きしてしまった」と喜んでいた。

▼神戸が初ものづくしの勝利
神戸がアウェーで柏に1-0と今季初の完封勝ちを飾った。和田昌裕監督は就任5戦目で初勝利となった。後半19分、MF楠瀬章仁の左CKからDF河本裕之が頭で合わせ先制ゴールを奪うと、虎の子の1点を全員守備で守りきった。今季初出場で右サイドバックで抜てきされたDF近藤岳登は「監督の期待に応えたかった。自分としてよくプレーできた」とうれしそう。左ふくらはぎ痛からの復帰戦を飾ったMF金南一は「大きい1勝。修正するところを修正して、もっとチームの精度を高めたい」と話していた。

スポニチ

▼神戸・和田監督、就任後5戦目にして待望「初星」
試合終了の瞬間、ホオに手をあて、こらえきれず涙を流した。「もらい泣きした」と安達社長、大久保が言う。就任5戦目にして和田監督が待望の初白星を手にした。
「感激しています。特別な感じです」
値千金の一発は0-0の後半19分だ。MF楠瀬の左CKにゴール前DF河本が頭で合わせて先制。07年9月1日F東京戦以来約2年ぶりのゴールで勝利を引き寄せた。
6月30日の電撃就任から試行錯誤を重ねた。勝てない日々が続き、70キロ台前半だった体重は60キロ台に突入した。この日はMF松岡を初めて左SB、DF石櫃に代え、DF近藤を今季初先発。右足がつるまで走ったという近藤は「抜てきしてくれたので絶対勝ちたかった」と笑った。
新監督の就任星は、今季リーグ戦敵地初勝利で5月23日柏戦以来、約2カ月ぶりのリーグ戦勝利。加えてリーグ戦初完封勝利、大久保の復帰星と記念星が重なった。ただし、和田監督は05年8月20日の名古屋戦でパベル・ジェハーク監督の退席劇によって代行指揮し1-0勝利。名古屋を率いていたのはネルシーニョ監督で、名将からは“2勝目”となった。
「なんとしても和田さんに勝利をと思っていた」とホオを緩めた宮本主将。次戦大久保が出場停止となるのは痛いが、この日ばかりは笑顔がはじけた。大きな勝利を得て、15位から巻き返しを図る。

スポーツ報知

▼和田監督、5試合目涙の初勝利
あふれる涙が止まらなかった。試合終了の笛が鳴り響くと同時に、神戸・和田監督は思わず両手で顔を押さえ込んだ。「そう簡単に勝てるとは思ってなかったけど、長かったですね…。」。指揮を執って5試合目。勝ち取った白星に、目を真っ赤にして喜びの言葉を並べた。
勝利への姿勢は采配にも現れた。後半30分、元日本代表DF宮本を「動きの量が落ちた」と、負傷以外では初の途中交代。それでも、決勝点を挙げた河本が最終ラインに入る守備陣は、最後まで耐え抜いた。今季未勝利のアウェーの地で、初の完封試合を成し遂げた。「みんなの気持ちがひとつになった試合」と宮本が評するように、選手たちが抱き合って喜んだ。
柏・ネルシーニョ監督が名古屋の指揮官時代、1度対戦したことがあった。2005年8月20日の名古屋戦(岡山)。当時ヘッドコーチだった和田監督は、前節に監督が退席したことで代行監督として指揮。1―0で勝った。「それをみんな(報道陣に)に言ったら運が切れると思って…」と、この日まで一切話題にしないようにした。
就任前にあった体重は、73キロから67キロになった。「最近胃が痛くて…」と、漏らすこともあった。順位は変わらず15位のままでも、J2降格圏の16位千葉に勝ち点3差。たかが1勝でも、神戸には大きな大きな白星となった。

サンスポ

▼神戸・和田監督、就任5戦目“涙”の初勝利
神戸は1-0で柏を下しアウェーで今季初勝利。就任後初勝利を飾った和田昌裕監督(44)は感涙にひたった。
終了のホイッスルを聞くと思わず両手で顔を覆った。神戸・和田監督のほおに大粒の涙が光る。
「初めての勝利なので感激している。特別な感じ。うれしかった。それで十分です」
0-0で迎えた後半19分、左CKからDF河本が豪快ヘッドで先制。虎の子の1点を必死で守った。就任後5戦目で初勝利。ブンデスリーガ・ウォルフスブルクから復帰後7戦目で同じく初白星の日本代表FW大久保も「もらい泣きしたよ」。苦しんだ分だけ、喜びも大きかった。
6月30日、カイオ・ジュニオール監督が突然の辞任。和田監督が急きょ後任に就いたが、現実は甘くなかった。初陣の4日のFC東京戦を落とすと、その後3戦を2分け1敗。順位も降格圏(16位)一歩手前の15位まで下げた。食欲も落ち、体重は3キロ減った。それでも「責任ある仕事。試練と思って受け止める」。気丈な指揮官にようやく神様がほほえんだ。
監督初勝利に加え、今季のアウェー白星、無失点とも初めて。初物ずくめの1勝に「これで終わりではないのでもっと上げていきたい」と指揮官は前を向く。まだ1勝。順位も15位。だが、新生・神戸の船出はこれからが本番だ。

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