神戸新聞
▼サッカー J1神戸の監督が辞任
サッカー・Jリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸は30日、カイオジュニオール監督(44)が一身上の都合で辞任すると発表した。後任の新監督は和田昌裕チーム統括本部長(44)が兼務し、7月4日のFC東京戦(ホームズスタジアム神戸)から指揮を執る。ほかのコーチングスタッフに変更はない。
カイオジュニオール監督はブラジル・パラナ州出身で、フラメンゴやパルメイラスなど母国の名門クラブを率いた。今季から神戸の監督に就任し、攻撃的な戦術でJ1初優勝を目指した。しかし、守備に安定性を欠くなど5勝2分け8敗の14位と低迷。2部(J2)降格圏の16位との勝ち点差は2に縮まっていた。
カイオジュニオール監督は30日、神戸市内で安達貞至社長(71)に辞任を申し出て了承された。安達社長は「大変驚いた。ショックだが、サッカー界では起こりうること」と話している。
和田氏は神戸市出身。御影高、順大を経てJリーグ・ガンバ大阪などでプレー。1995年に神戸へ移籍、97年に引退した後は神戸のヘッドコーチや強化部長などを歴任した。
▼采配に行き詰まりか 守備面など意思統一欠く 選手から不満も
J1神戸のカイオジュニオール監督が30日、不可解な形で指揮官の座を退いた。攻撃サッカーでJ1優勝を目指す-。その志を置き去りにして、就任から半年足らずで神戸を去る。
「齟齬(そご)をきたしたわけではない」。安達社長は“けんか別れ”を否定したものの、辞任理由は釈然としない。だが、采配(さいはい)が行き詰まっていたのは事実だ。J1で唯一、開幕から15試合連続で完封を逃し、失点数はJ1ワースト4位の26に膨らんだ。
昨季まで堅守を誇った組織的なゾーンディフェンスから、自由度の高いマンマーク中心の守備に変更。しかし、プレスに人数をかけた際のカバーがいないなど、意思統一を欠いたシーンも目立った。
選手からは「今ではマンツーマンなのかゾーンなのかもはっきりしない」「原則を決めた方がやりやすい」などと不満も出ていた。
後任の和田氏はトップチームで監督を務めるのは初めて。それでも、フロントとしてクラブの現況を把握しており、安達社長も「チームの長所や弱点をわかっているはず。これまでの戦術を踏襲しつつ、守備面を修正してほしい」と期待した。
優勝を目指す上で、ボールを支配する攻撃サッカーへの脱皮は不可欠。結果が出ないときも「方向性は間違っていない」と気丈に語るイレブンの思いに応えられるか。
▼辞任理由明かさず 安達社長
カイオジュニオール監督の突然の辞任を発表した神戸の安達貞至社長は、その理由について「一身上の都合」とだけ繰り返し、「時期が来ればお話しできると思う」と述べるにとどまった。
安達社長によると30日午前の練習終了後、カイオジュニオール監督から辞任の意向を聞き、承諾した。契約が約2年半残っているため、同監督が神戸側に違約金を払う。
指揮官が最初に辞任を口にしたのは25日。慰留されて一度は申し出を取り消した。27日の浦和戦後に再び辞任の意向を伝えたものの、翌28日には「やります」と翻意するなど、気持ちが相当揺れ動いたようだ。
30日午後3時半からのミーティングで、カイオジュニオール監督が「日本でやれていい勉強になったが、去ることになった」と辞任を報告すると、選手たちは驚いていたという。
安達社長は「こういうことは時としてあるが、うちのクラブで起きるとは思わなかった。今後どうしていくか考えないといけない」と困惑を隠せない様子だった。
▼MF鈴木の移籍を発表 仏2部アンジェへ
Jリーグ1部(J1)神戸は30日、MF鈴木規郎(25)がフランス2部リーグ・アンジェに完全移籍すると発表した。
鈴木は千葉・八千代高から2002年にFC東京入りし、08年から神戸でプレー。J1通算130試合に出場し、15得点を挙げた。
左足の強烈なキックが持ち味のサイドアタッカーで、03年の世界ユース選手権日本代表にも選ばれた。
鈴木は「(神戸で)1年半という短い期間だったが、思い出は強く刻まれている。サッカー選手として今まで以上に頑張る」とコメントした。
デイリー
▼神戸・カイオ監督“投げ出し”電撃辞任
J1神戸は30日、カイオジュニオール監督(44)の辞任を発表した。理由は一身上の都合と発表されたが、他の海外クラブからオファーがあったものと見られる。同監督は今季から就任。チームはリーグ15節を終え5勝8敗2分けで14位、ナビスコ杯も予選敗退に終わるなど、低迷していた。今季のJ1、J2含めJ最速となる監督交代で、後任は和田昌裕チーム統括本部長が兼任し、次節のFC東京戦(4日・ホムスタ)から指揮を執る。
リーグ14位と低迷する神戸に、追い打ちをかけるような事態がぼっ発した。この日の夜、緊急会見を開いた安達社長は「カイオジュニオール監督が、本日をもって一身上の都合で辞任しました」と、衝撃の発表。契約を残り2年半残しての電撃辞任で、1億円を超えると見られる違約金はカイオ側が支払うという。
同監督が最初に辞任をほのめかしたのは25日の練習後。神戸側の説得に一度は続投の意思を示したが、27日の浦和戦敗戦後に再び辞任を口にした。安達社長によると「浦和戦後も、翌日にはやると言っていた。相当揺れ動いていた」。この日の午前練習後に再び辞める意思を示し、神戸も慰留をあきらめた。原因は一身上の都合と発表されたが、他クラブからのオファーについて同社長は「それを含めて言えない。いずれ分かると思う」と、否定せず。高い評価を得ている母国ブラジルを含めた海外クラブからオファーがあったものと見られる。この日、選手たちには「日本でやれたのはいい勉強になった。一身上の都合でチームを去ることになった」と、最後のあいさつをしたという。
後任は和田チーム統括本部長が同職と兼任で就任。1日の練習から指揮を執る。社長は「外から呼ぶことも考えたが、危険を伴う。チームをよく分かっている内部の人間にするべきと判断した」と、理由を説明。コーチ陣はそのままで「ある程度カイオのやり方を踏襲しながら、改善するべき部分は変えてもらう。今季はこの態勢で行く」と、再建に期待を込めた。
神戸は攻撃サッカーへのスタイル変更に期待を込めて3年契約を結んだが、現場放棄ともとれる形でまさかの電撃辞任。同社長は「ショックだけど、サッカーはこういうことが起こる」と前を向いたが、あまりに唐突な監督交代劇に動揺は避けられそうにない。
▼午前練習後…神戸イレブンに監督辞任を報告
土砂降りの雨がイレブンを打ち続けていた。フィジカルメニュー中心の午前練習中に降りだした雨は、午後4時からの実戦練習を迎えてもやむ気配はない。それでも全員が積極的に声を出しずぶぬれになりながら全員でボールを追い続けた。ただ、先頭で追いかけるべき指揮官の姿だけが見当たらなかった。
“激震”は予兆もなく訪れた。監督不在の状態で午前9時からの練習を終え、クラブハウスに引き返したイレブンに安達社長から突然の「監督辞任」報告。明確な理由も聞かされないまま、選手たちは午後練習に入り長かった1日を終えた。監督辞任の正式発表を前に、主将のDF宮本は約20人の報道陣を前に「監督?いましたよ」ととぼけ顔で車に乗り込んだ。MF大久保は「まだみんな監督のサッカーに戸惑ってる。途中から入った自分も見ていて感じた」と言うと、足早にクラブハウスを後にした。
▼神戸・鈴木が仏2部アンジェSCO移籍
J1神戸は30日、MF鈴木規郎(25)の、フランス2部・アンジェSCOへの完全移籍を発表した。2年契約、年俸15万ユーロ(約2千万円=いずれも推定)で、1日に成田から渡仏する予定。
鈴木は02年にFC東京へ入団。08年、神戸へ移籍しリーグ戦26試合に出場する活躍をみせたが、今季はここまで4試合のみの出場だった。J1通算は130試合出場で15得点。アンジェは昨季のフランス2部リーグで7位だった。鈴木は「ホムスタでゴールを決められなかったのが唯一の心残り」と話し、新天地での巻き返しを誓っていた。
ニッカン
▼神戸監督が突然辞任、カタール引き抜きか
監督に逃げられた-。神戸は6月30日、カイオジュニオール監督(44)の辞任を電撃的に発表した。後任には和田昌裕チーム統括本部長(44)が兼任監督として就任する。来季のACL出場権獲得を目指し、ブラジルから呼び寄せた名将は周囲に「カタールに行く」ともらしており、巨額なオイルマネーで引き抜かれた可能性が高い。契約を2年半残しての辞任に対し、神戸は違約金を請求する方針だ。
J1、J2合わせて今季最初の監督交代劇は神戸で起こった。安達貞至社長(71)は「今日の午前の練習後にカイオジュニオール監督から『辞任したい』という申し入れを受けた。慰留はしたが、本人の意思は固かった」と硬い表情で話した。辞任理由は「一身上の都合」として、具体的に明かさなかったが、チーム関係者によると、同監督は「カタールに行く」ともらしているという。
カイオジュニオール監督は、ブラジルでパルメイラスやフラメンゴのビッグクラブで指揮を執った実績を持ち、今季、鳴り物入りで神戸監督に就任。目標に「ACL出場権獲得」を掲げたが、これまで5勝2分け8敗の14位と低迷していた。神戸は5月下旬から約6週間のリーグ中断期間中も同監督にチーム再建を託しており、ここで指揮官を失うのは大きな痛手。その理由が資金豊富な中東クラブから引き抜かれたとなれば、ショックは大きい。
同社長によると、最初に辞意を伝えられたのは、27日浦和戦(駒場)の直前。その後慰留に努めたが、折り合いがつかなかったという。契約期間は2年半残しており、同社長は「違約金を要求する」と怒りを押し殺しながら言った。
後任については「今、外部から監督を呼ぶのはリスクがある」(同社長)と和田チーム統括本部長を据える。和田新監督には今後、強化責任者と監督を兼務させる方針で、4日の東京戦(ホムスタ)から指揮を執り、1日から指導に当たる。ボルフスブルクから日本代表FW大久保が復帰しながら、2連敗中と波に乗れない神戸。まさに弱り目にたたり目となった。
スポニチ
▼神戸ショック…カイオジュニオール監督、電撃辞任
神戸は6月30日、カイオジュニオール監督(44)が一身上の都合で辞任したことを発表した。後任として和田昌裕チーム統括本部長(44)が指揮を執る。クラブ側は明かさなかったものの、中東のクラブからの高額オファーが原因となっての辞任劇とみられる。14位と低迷するクラブにとっては、まさに青天のへきれきともいえる監督交代劇となった。
過去に何度もドタバタ監督交代劇を繰り広げてきた神戸が、またもシーズン中の監督交代を発表した。しかしこれまでと違うのは、指揮官が自ら投げ出したこと。この日の午前中まで指揮を執っていたカイオジュニオール監督は突然、午後の練習前に辞任を申し出ると「日本ではいい勉強になりました」と言い残して神戸を去った。
急きょ会見を開いた安達社長は「今は一身上の都合であるとしか言えません。驚きましたが、サッカー界ではこういうことが起こるので受け止めないと」と説明した。
確かに今季15試合で5勝8敗2分けの成績で14位と低迷中だ。しかし就任時にはACL出場に意欲を燃やしていたはず。この6月にはFW大久保も獲得し待望のストライカーも手にしていた。
その指揮官の心を動かしたのが、中東のオイルマネーだった。安達社長はこの日、「何も話せない」と最後まで口を閉ざした。しかし一方で、過去にG大阪のアラウージョを獲得するなど、資金潤沢なカタールのアルガラファからのオファーが浮上。相手クラブに違約金を払う用意があり、監督本人もオファーを受ける意思があれば、神戸が止めることは難しい。
後任には、和田本部長が兼任で就任することが決定した。和田氏はヴィッセルのJリーグ昇格時のメンバーで、コーチの経験もある。最初に辞任話が浮上した25日の時点で有力候補として挙げ、この日Jリーグの会議に出席していた同氏に就任を打診。「分かりました、やります、と言ってくれた。よそから連れてくることも危険がある」と同社長は説明。暫定ではなくシーズン終了まで指揮を委ねる予定だ。
4日のF東京戦(ホムスタ)まで時間はないが、きょう1日から和田新監督のもとで再スタートを切る。
スポーツ報知
▼ジュニオール監督が電撃辞任、後任に和田チーム統括本部長
神戸は30日、カイオ・ジュニオール監督(44)が辞任することを発表した。神戸市内のクラブハウスで安達貞至社長(71)が電撃辞任の経緯を説明。後任は、和田昌裕チーム統括本部長(44)が兼務することも合わせて発表された。J1、J2を通じて今季初の監督交代で、和田新監督は7月1日の練習から指揮を執り、4日のFC東京戦(ホムスタ)で初戦を迎える。
カイオ・ジュニオール監督はこの日、午前中の練習の冒頭を見守るとクラブハウスへと戻り、午後練習前のミーティングで、自ら神戸を去ることを選手やスタッフに告げた。クラブ側は25日に辞任の意向を伝えられてから何度も慰留を試みたが、辞意が固いと判断し、正式に受け入れた。契約は約2年半残っており、同監督が違約金を支払う。
安達社長は辞任の理由について「一身上の都合。今はそれだけしか言えません」と話すにとどまったが、関係者によれば中近東のクラブから監督への就任オファーを受け、受諾する意思を固めたとみられる。移籍先は現カタール代表のブルーノ・メツ監督(55)が指揮を執ったこともあり、元G大阪のFWアラウージョも所属するアル・ガラファ(カタール)となるもようだ。
同監督は07年にブラジル国内最優秀監督にも選ばれた名将で、フラメンゴ(ブラジル)から今季、神戸に入団。今季リーグ戦3位以内、2010年のACL出場権獲得、を目指していたが、リーグ戦は第15節を終えて5勝2分け8敗の14位と低迷。ナビスコ杯も1次リーグで敗退した。
サンスポ
▼神戸・カイオジュニオール監督が辞任
J1神戸は30日、今季就任したブラジル人のカイオジュニオール監督(44)が辞任したと発表した。後任として同日付で和田昌裕チーム統括本部長(44)が新監督に就いた。
神戸の安達貞至社長によると、6月25日に初めて監督から辞意を伝えられ、慰留をしたが、30日の午前練習後に結論を出したという。辞任理由については「今は言うべきではない。一身上の都合ということにしてほしい」と明言を避けた。
ただ、ブラジルの名門フラメンゴなどを指揮し母国での評価が高いうえに、3年契約の約2年半を残すため違約金を払って神戸を離れることを選んだ。好条件のオファーを受けた可能性が極めて高い。監督交代はJ1、J2を通じて今季初。
神戸は3位以内を今季目標に掲げているが、第15節を終えて5勝2分け8敗の14位に低迷。ナビスコ杯も1次リーグで敗退した。和田新監督は7月4日のFC東京戦(ホムス)から指揮を執る。
