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domingo, 5 de julho de 2009

神戸新聞

▼揺れる神戸 3連敗 FC東京に0-2 攻守「命題」積み残し
衝撃の指揮官交代劇からわずか4日。カイオジュニオール前監督の突然の辞任に揺れた神戸は、和田新監督の初陣を飾れなかった。
攻守に二つの命題を背負っていた。一つは組織守備の再構築。序盤から中盤を支配するFC東京の攻めを、昨季まで慣れ親しんだゾーンディフェンスで防いだ。だが、後半5分に先制を許す。2列目から猛然と飛び出した石川に目の覚めるようなシュートを決められた。
ここで、もう一つの命題があだとなる。支配したボールを安易に横や後ろへ送らず、前へ攻める積極性だ。「先制されて点を取る気持ちが強くなり、バランスが崩れた」と宮本主将。5分後には前がかりになったDFラインの裏をカボレに突かれ、2点目を奪われた。
楠瀬のドリブル突破などでゴールを脅かしたが、守備に時間を取られて前線が孤立。大久保も「全然カウンターになってない」と悔しがる。
「守備の連動性を高め、サイド攻撃も増やす」と修正点を語った新指揮官。堅守と攻撃型の融合という理念は、まだピッチ上でかみ合わない。

▼和田監督初陣飾れず
先月30日に就任した神戸の和田新監督は、準備期間が3日しかない中で迎えた初戦を戦い終え、「前半が精いっぱいだった。ほころびが出た」と初めての指揮に疲れ切ったという表情で話した。
ただ、地元の神戸出身ということもあり、サポーターからの人気は抜群。試合前に大型ビジョンに和田監督が映し出されると大歓声がわき起こった。和田監督は「サポーターにとって最高の結果が出ればよかったが…。トレーニングを続けて結果が出るようにするしかない」と話した。

デイリー

▼神戸3連敗…和田新監督の初陣飾れず
待っていたのは厳しい現実だった。“カイオ・ショック”からわずか4日で迎えた和田新監督の初陣。昨年までの堅守速攻のスタイルに戻し、前半こそ無失点で折り返したが、今季絶好調のFC東京MF石川に先制点を奪われると、カウンター攻撃を食らい、さらに失点。苦い初さい配を終えた指揮官は「すぐに結果が出れば良かったが…。勢いのあるチームには前半が精一杯だったのかな」と唇をかんだ。
何よりも攻撃面で大きな課題が残った。いい形でボールを奪っても、前線の人数が足りない。昨年まで得意としていたカウンターは、ほとんど機能せず、シュートはわずか4本。決定的な場面は皆無だった。ホーム凱旋試合で左の攻撃的MFに入った大久保は「去年まではワンツーで抜けたり出来ていたけど、今日は前が離れすぎていて難しかった。全然カウンターになっていなかった」と、頭をかいた。
だが一方、前監督時の課題だった守備には改善の兆しが見えた。DF宮本主将が「事故のような失点」と話した石川のスーパーゴール、その動揺が招いた直後の追加点以外はGK榎本を中心に気合が入った守備を披露。DF北本が体を張ってシュートを防ぐなど、これまでにはなかった球際での強さも発揮した。
「組織的な守備はある程度できていた」と、宮本。リーグ戦の連続失点を止めることはできなかったが、今後に向けて確かな手応えをつかんだ。
チームはこれで15位に転落。大久保は「そんなにマイナスに考えなくてもいい。これからじゃないかな」と前を向いたが、次節は今季まだ勝ち星のないアウェーで千葉戦(11日・フクアリ)が控える。降格圏が迫りくる中で、チームの底力が問われることになる。

▼三木谷会長が観戦「もっと気迫を」
和田新監督の初陣を見届けた三木谷会長は「準備期間が3日だったしね。残念だったけど、次に向けて頑張って欲しい。またこれから結果を出してもらえれば」と、急な就任となった指揮官をねぎらった。ただ、一方で「順位に関してはまだ焦ることはないと思うが、もっと気迫を出してやって欲しい」と、3連敗となったチームに猛ゲキを飛ばした。

ニッカン

▼神戸和田監督初采配は完封負け
新生神戸の初陣は完敗だった。和田昌裕監督(44)の初采配となったホーム東京戦で、神戸は0-2と敗れた。カイオジュニオール監督の電撃辞任に揺れてから、準備期間はわずか3日間。監督初就任となる指揮官では、十分な時間ではなかった。テコ入れしたのは守り方の修正のみだったことを露呈。和田監督は「守備のところしか修正できなかった。サイド攻撃がうまくいかなった」とこぼした。
シュート数は東京の19本に対し、神戸はわずか4本。面白いように東京の猛攻にあい、攻撃陣も形をつくれなかった。左MFで先発し、シュート1本の無得点に終わった大久保も「前線でボールをキープできないから、ワンツーとか工夫のある攻撃もできない」と唇をかみしめた。リーグ3連敗で2試合連続の完封負け。前節14位から暫定15位へ順位を落とした新生神戸で、和田監督の仕事は多い。

スポニチ

▼神戸完敗“エース凱旋”&和田監督の初陣飾れず
“和田流”の攻撃サッカーも初陣ではかみ合わなかった。見せ場をつくれぬまま、0-2の完封負けを喫した。
「失点してそこから守備で連動しなくなった。気持ちがゴールに向いて点を取りにいこうという気持ちが増して、(逆に)カウンターを取られて攻撃の形がつくれなかった。前へ前へという気持ちは十分にあった」
6月30日の就任から5日目。初めて腰を下ろした会見場で和田監督は残念そうに振り返った。
ブロックを形成する昨年までの組織的な守備で前半は0-0で折り返した。だが、後半5分、10分と立て続けに失点。2点のビハインドを背負うと、反撃が滞る。先発には勢いのあるFW茂木と4月11日以来のスタメンとなるFW我那覇の2トップを起用。新たなカラーを見せたが、機能しなかった。「攻撃でチグハグした。前が離れると難しい。カウンターがカウンターになってなかった」。MFで出場した大久保は課題を口にした。
リーグ再開後3連敗。15位と降格圏まであと一歩という位置まで下がった。足を運んだ三木谷会長も「結果だから、勝たなきゃね。気迫を持ってやってほしい」と歯切れが悪い。和田新監督の初陣も、エースの地元復帰戦も飾れなかった。大事なホームの一戦で勢いに乗れず、神戸はトンネルから抜け出せない。

スポーツ報知

▼大久保不発、初陣和田監督完封負け
再出発の船出は、想像以上の荒波だった。前半こそ0―0で折り返したものの、後半5分に先制弾を許すと、同10分にも追加点を献上した。攻撃陣はシュートわずか4本で無得点に終わり、完封負け。「気持ちは出ていた。急に戦術を変えて、すぐに結果が出ればよかったが、勢いのあるF東京には、前半が精いっぱいだった」。和田新監督の初陣は完敗に終わった。
6月30日、カイオ・ジュニオール前監督が、カタールのアルガラファからの監督就任オファーを受諾し電撃辞任した。チーム統括本部長だった和田監督が急きょ、後任監督に就任。「2010年のACL出場」という命運を託したはずの指揮官の突然の“裏切り行為”だった。動揺が広がってもおかしくない状況だったが、新指揮官の人望がすべてをつなぎ留めた。日本代表FW大久保も、「和田さんのために団結しよう、という気持ちになる」と言い切るほど一丸でこの日を迎えた。
ピッチにも「テコ入れ」を断行した。前監督が攻撃の中心に据えていたFWマルセウをベンチからも外し、昨季34試合で38失点と、堅守を誇った守備陣の立て直しに着手。前半はシュート6本に抑え無失点。後半は崩れたものの「前半はしっかり対応出来ていた」と手応えはつかんだ。攻撃陣を含め課題は残ったが、3日間の準備期間でできることはすべてやった。
「去年の感じが戻ってきた。そんなにマイナスに考えないでいい」。初白星は逃したが、ホーム復帰初戦となった大久保も前を向く。苦戦の船出でも、再生への道すじはかすかに見えた。

07:00 AM in ニュース'09 |