神戸新聞
▼「組織守備と攻撃型を融合」 和田新監督 会見で抱負
Jリーグ1部(J1)神戸の和田昌裕新監督が2日、神戸市西区のいぶきの森球技場で取材に応じ、指揮官交代に揺れるチームの立て直しに向け「昨季までの組織的な守備と、今季の攻撃戦術を融合させる」と抱負を語った。
-シーズン途中に突然の監督就任。心境は。
「やると決めたからには仕事をまっとうする。選手もスタッフも信頼している人ばかりなので、変化なくチームに入れるはず。生まれ育った神戸で監督ができて、こんなに幸せなことはない」
-自身が理想とするサッカーは。
「組織の中で個人の特長を生かし、ボールを失わないサッカーを目指したい」
-カイオジュニオール前監督の攻撃的な戦術は継続するのか。
「ポゼッション(ボール保持)サッカーを立ち上げてくれたのは良かった。もちろんポゼッションは大事だが、もっと選手に前へいく姿勢を持たせて、点を取りたい。ただパスを回すだけでは、相手は怖くない」
-開幕から15試合連続で失点したディフェンスをどのように立て直す。
「(昨季まで指揮を執った)バクスターと松田さんが築いた組織的な守備と、カイオのポゼッションを合わせたサッカーをする。攻守に積み上げたものがあったほうが、選手も理解しやすい」
-現在チームはJ1で14位。優勝とアジア・チャンピオンズリーグ出場は厳しい位置にいる。
「試合は半分以上残っているし目標は追いかける。一つ一つの試合を多くの選手が百パーセントで戦い、勝てる確率を高めるよう勇気づけたい」
▼選手ら現実受け止め前向き
J1神戸の和田新監督の下で再スタートを切ったイレブンは、カイオジュニオール前監督の突然の辞任に驚きながら、リーグ戦での巻き返しへ気持ちを切り替えていた。
カイオジュニオール前監督は攻撃サッカーを浸透させないまま神戸を去ったが、多くの選手にチャンスも与えた。「自信を植え付けてもらった」と語るのは、ボランチとして急成長を遂げた松岡。サイドバックからFWに再転向し、チームトップの6得点を挙げた茂木は「持ち味を伸ばしてくれた」と感謝した。
和田新監督は昨季までの組織的な守備も融合させる意向。大久保は「動きに迷いがなくなる」と前向きに話し、北本は「去年とことしのいい部分に、継続して取り組みたい」と意気込む。宮本主将は「ボールを奪って早く攻めるのか、時間をかけるのか。みんなで同じことを考えてゲームをコントロールすることが大事」と意思統一を求めた。
デイリー
▼和田さん流全開…監督って呼ばないで!
J1神戸は2日、神戸市西区・いぶきの森球技場で、和田昌裕新監督(44)の下では初めて練習を公開した。新指揮官は選手に「監督」ではなく「和田さんでいいよ」と、異例の“監督と呼ばないで”指令を出すなど、早くも和田流を打ち出した。3年ぶりの現場復帰、自身初の監督業に戸惑いながらも、ここまでリーグ戦15試合すべて失点している守備の再建に着手。次節FC東京戦(4日・ホムスタ)に向けて、伝統の“堅守速攻”復活を誓った。
まだ違和感の残る練習着姿を選手たちにいじられながら指揮をとる姿に、厚い信頼関係がうかがえた。改めて“壁”を作る必要などない。初めて練習を公開した和田新監督から、いきなり異例の指令が飛び出した。
いまだ「和田さん」と呼ぶ選手が多いことに「和田さんでいいよ。(監督と呼ばれる)キャラじゃないから」と、あえて『監督』の肩書を拒否。その効果もあってか、練習では前監督の電撃辞任の直後とは思えないほど、明るいムードが漂った。新指揮官の見せた粋な“男気”に、選手会長のMF田中は「和田さんを男にしたい」と、言い切った。
監督として最初の仕事となるのは、伝統の“堅守速攻”の復活だ。神戸は現在、J1で唯一リーグ15試合すべてで失点しており、守備の再建は至上命題。1日の紅白戦、この日の練習でも昨年までのシステム4-4-2をベースにし、前監督のマンマークディフェンスから昨年までのゾーンプレスの感覚を思い出させた。「想像した以上にスムーズにできていた。何人かは『これやな~』って言ってたよ」と、早くも手応えを得た様子。今年から加入したDF宮本主将も「(ゾーンは)トルシエの時と同じ感じ。違和感はない」と、適応に自信をのぞかせた。
監督を引き受けるにあたって全選手、スタッフに(1)用意周到(2)一致団結(3)プライド(4)責任という4つの言葉を提示し“カイオショック”に揺れるチームを一つにまとめた。現在、リーグ14位と目標のアジアCL出場圏内の3位以内は厳しい状況だが「目標は変えない。まだ今季は半分以上残っている」と、キッパリ。兄貴分的な新指揮官とともに、原点回帰の神戸が逆襲に出る。
▼大久保誓った!新指揮官初陣で白星を
J1神戸復帰後、初のホーム戦に臨むFW大久保嘉人(27)が2日、新指揮官に捧げる白星を誓った。移籍などで世話になっただけに「すごい大事な試合になる。和田さんの初監督の試合やしね。自分のホーム凱旋というよりも、そっちの方の気持ちが強いよ」と“恩返し”を誓った。
昨年までの4-4-2のシステムに戻り、FC東京戦は左の攻撃的MFでの起用が濃厚。「守備のやり方が去年までの形に戻って、迷いがなくなる。(昨年9~11月の)5連勝した時の感じに戻して行けたらいい。チャンスを作りたい」と、連敗阻止に力を込めた。
ニッカン
▼神戸新指揮官、監督でなく「和田さん」で
新監督は「和田さん」です。カイオジュニオール監督(44)の電撃辞任により6月30日に就任した神戸の和田昌裕監督(44)が2日、神戸市内の練習場で初めて取材に応じた。新体制初日の前日1日は非公開練習で、会見さえもなかった。
これまでコーチや統括本部長として選手と接してきたが、その人柄は親しみやすいよき兄貴分。それだけに「別に『監督』と呼ばなくてもええよ」と力みはない。FW大久保も「和田さんは和田さん。『監督』って変な感じ」と従った。
指揮官としては「昨年までの守り方に戻す。昨日(1日)からの練習で、すごく手応えを感じている」と宣言した。昨季34試合で38失点とリーグ5番目に少なかった松田元監督のゾーン守備を復活させ、15試合を終えリーグワースト4位タイの26失点と崩壊気味の守備整備に乗り出す。それでも「選手とも話し合いながら」と「らしさ」は忘れない。
神戸は来季のACL出場権獲得(リーグ3位以内か天皇杯優勝)を目標に掲げるが2連敗中の14位で、降格圏の16位千葉と勝ち点差2。厳しい状況、そして厳しい条件の中、4日東京戦(ホムスタ)で「和田さん」が初陣に臨む。
▼神戸和田新監督の第一声は「一致団結」
神戸は2日、神戸市西区のいぶきの森練習場で約1時間半練習を行った。就任したばかりの和田昌裕監督が熱血指導。前日1日の新体制初日は非公開でコメントも出さなかったが、この日は約30人のサポーターから「和田さん、待ってました」と就任を祝福されていた。「みんなで一致団結して戦っていきたい」と監督としては公の場で初めてコメントした。FW茂木弘人は「監督が代わったばかりだけど、みんな前向きに気持ちの切り替えできている」と話した。
▼退団の神戸前監督腹心コーチ連れて行く!?
カイオジュニオール前監督に続き、神戸のアウミール・コーチ(50)が退団する可能性が2日、浮上した。同コーチはこの日も練習に参加したが、安達貞至社長(71)は「(前監督から)アウミールをGKコーチとして(カタールへ)連れて行きたいと申し出があった」と明かした。また、前監督は自身のホームページに、アル・ガラファと契約を結ぶためカタール入りしたと掲載。同クラブは豊富な資金力で有力選手を集め、元G大阪のアラウージョらが所属。今季のACLにも出場し、1次リーグで敗退した。
スポニチ
▼神戸「堅守速攻」で再出発!低迷脱出へ原点回帰
チーム一丸での再出発だ。神戸は2日、神戸市内の練習場で、あす4日のFC東京戦(ホムスタ神戸)へ向けて新体制となって初めての公開練習を行った。地元での復帰戦となるFW大久保嘉人(27)も「和田さんのために」と気合を前面に押し出した。14位と低迷にあえぐチームのカンフル剤にしたいところだ。
普段のフォーマルな姿からは一変、練習着となった和田新監督は「松田監督、カイオ監督で積みあげたものを合わせたサッカーをしたい。まずは組織的な守備に立ち返ろう」と原点回帰を誓った。
まずは守備に着手した。今季はカイオジュニオール氏の下で攻撃的なサッカーを目指すも、リーグ全15戦で失点し、14位に低迷。「堅守速攻ありきの全員守備、全員攻撃」と指揮官が目標を掲げたように、ブロックを形成する昨年までの組織的な守備スタイルに戻すことに決めた。この日の練習では攻撃、守備陣に分かれ入念に動きの確認に時間を割いた。
イレブンも団結だ。選手や報道陣にこれまで通りの「“和田さん”という呼び方で呼んで」と笑う監督は、神戸出身で95~97年は神戸でプレー。99年以降スタッフ、07年以後はチーム統括本部長としてクラブを支えてきた。神戸にゆかりがあると同時に選手の相談役としても信頼は厚く、FW大久保は「和田さんのためにがんばろうと思える」とシュート練習にも熱がこもった。
4日のFC東京戦が初陣となる。リーグ再開後アウェー2連敗と苦しむが、リーグ戦7戦5勝1分け1敗と分があるホーム。エースの地元復帰戦に加え、新監督の初采配で勝てば何よりの追い風になる。ドタバタの監督交代にも主将の宮本は「いいきっかけにしないと」と前を向いた。新体制の神戸は4日、勝って最高の再スタートを切る。
スポーツ報知
▼和田新監督が異例の要望「監督と呼ばないで」
神戸の和田昌裕新監督(44)が2日、選手や報道陣に「監督」と呼ばないよう異例の申し出をした。
4日のF東京戦(ホムスタ)に向けた神戸市内での練習を見守った指揮官は、「呼び方は和田監督でいいですか?」との質問に「和田さんでいいです。キャラじゃない。線引きもできてしまうからね」と、兼務するチーム統括本部長時代からの呼び方を要請した。
チーム方針にも独自色を出す。「選手には自分のサッカーを押しつける気はない」と、個人面談などで戦術も含めたチームの方向性をつくっていく姿勢だ。日本代表FW大久保も「みんな監督とは呼ばんでしょ」と笑いながらも「和田さんのために団結しようという気持ちになる」と信頼度は十分。前監督の突然の辞任劇から中3日で迎えるリーグ初戦で、出直しの1勝を飾る。
サンスポ
▼神戸・和田新監督“松田流”での再起を期す
J1神戸の和田昌裕新監督(44)が2日、神戸・いぶきの森で就任後初の公開練習を行い、“松田流”での再起を期した。
「松田さんの守備からの攻撃。それにカイオのポゼッションを併せたい」。基本は2006年から2年間、神戸を率いた松田浩監督(現・J2栃木監督)のゾーン守備からのカウンター。神戸伝統のサッカーを主体に、状況に応じてカイオ前監督のエキスを注入する。
目玉は日本代表FW大久保の起用法。昨季終盤、FWから左MFに“転職”し、カウンターが面白いようにはまった。J1でクラブ初の5連勝につながった。ドイツから復帰後はトップ下を務めたが再び“定位置”に戻ることが濃厚だ。
初陣の4日のF東京戦(ホムスタ)へ約2時間、シュート練習などで調整。「チャンスを作って得点にも絡みたい」と大久保。原点回帰の新生・神戸が再スタートを切る。
▼神戸・宮本、和田新監督の初陣に勝利誓う
神戸の元日本代表DF宮本が2日、和田新監督にささげる勝利を誓った。「和田さんを慕う選手は多い。そのパワーをエネルギーに変えて勝ち点につなげたい」。カイオジュニオール前監督に突然“逃げられた”が、新指揮官の初陣となる4日のFC東京戦(ホムス)を白星で飾る覚悟だ。日本代表FW大久保も、「チャンスを作って得点にも絡みたい」と意気込んだ。
| 固定リンク
