神戸新聞
▼日本代表 鹿児島合宿で09年始動
サッカー日本代表は10日、鹿児島県指宿市内で合宿を開始し、2009年のスタートを切った。強風が吹き、小雪交じりの雨が降る中、主力DF内田(鹿島)や初招集のMF谷口(川崎)ら22選手が、シュート練習や変則的なミニゲームなどで約2時間汗を流した。
▼初招集石櫃ら動きはつらつ
初招集の若手3人はやや緊張の面持ちながら、はつらつとした動きを見せた。
豊富な運動量を生かし、ミニゲームで存在感を示した谷口は「日本中から注目され、一番自分が伸びるチーム」と目を輝かせた。右サイドでプレーしたDF石櫃(神戸)は「最初は緊張したけど、戸惑いはない」。C大阪のMF乾は高校時代、岡田監督が当時指揮していた横浜Mに練習生で参加した経験がある。シュート練習で高い技術を見せ「がむしゃらにやるだけ」と意気込んだ。
デイリー
▼石櫃アピール弾!大久保のゲキに応えた
サッカーの日本代表は10日、今年初戦となるアジア杯予選イエメン戦(20日・熊本)に向けて、鹿児島・指宿合宿をスタートさせた。初招集となったDF石櫃洋祐(25)=神戸=は、弾丸シュートをさく裂させるなど、初日から猛烈アピール。神戸からドイツ1部リーグ・ウォルフスブルクに移籍したFW大久保嘉人(26)からもゲキを受け、右サイドバック争いに名乗りを上げた。
名刺代わりの一撃だった。合宿初日に行われたシュート練習。左サイドから上げられたクロスを石櫃がボレー気味に左足を振り抜くと、ボールは猛スピードでゴールに突き刺さった。その後も持ち前の弾丸シュートを連発。自慢の攻撃力を初日から存分に見せつけた。
昨年末に初招集の知らせを受けた後、しっかりと代表モードに切り替えた。オフを早めに切り上げ、年末から練習を再開。年明けからは神戸の練習場で走り込み、体をつくってきた。今年神戸からウォルフスブルクに移籍したFW大久保からは「ほんまに頑張ってこい!」と猛ゲキを受けた。「“生き残ってこい”という意味だと思います」と石櫃。大久保の招集が予定されている来月11日のW杯最終予選オーストラリア戦まで生き残ることを誓った。
岡田監督も「サイドバックを活性化したい。身体能力が高いし、可能性を感じる」と高評価。同じポジションにはレギュラーを張るDF内田はいるが「意識はする。自分の持ち味を出したい」とあっさり引き下がるつもりはない。神戸が誇る“右の翼”は、薩摩の地でしたたかに下克上を狙っている。
ニッカン
▼岡田日本隠し玉は石櫃!イエメン戦先発も
09年の隠し玉は石櫃(いしびつ)だ! 日本代表は10日、鹿児島・指宿市内で始動した。岡田武史監督(52)は、初招集のDF石櫃洋祐(25=神戸)を「身体能力が高く可能性ある」と高評価。初日からいきなり実戦メニューを課し、右サイドバック(SB)の位置に入れた。今年は10年W杯南アフリカ大会出場が決まる重要な年。その初戦となる20日のアジア杯予選イエメン戦(熊本)で、石櫃を抜てきする可能性も出てきた。
気温4度。8メートルの強風にみぞれも交じるなか、岡田ジャパンが09年のスタートを切った。岡田監督は冷たい雨も気にせず約2時間、黙々と練習の指揮を執る。練習前には、22人の選手に「代表候補として競争しに来たのではない。公式戦を戦うために呼んだ」と新年最初のゲキ。報道陣には「集中していないから『寒い』と思うんだ。オレは全然寒くなかった」と真顔で言った。
W杯出場がかかる勝負の年の一番星に挙げたのが、初招集の石櫃だ。「身体能力が高く可能性がある。まだ粗削りだが、魅力的な選手だ」。高い評価を裏付けるように、ハーフコートを使った変則的なミニゲームでは不動の右SBに成長した内田を左に置き、石櫃を右で固定した。大阪学院大時代に、元日本代表の加茂周監督(現関学大監督)の指導を受けたことのある若武者の突破力と勢いに期待をかけた。
復帰就任1年目の昨年も内田のほか、香川ら若手を積極起用してきた。岡田監督は「SBは4人くらい固まってきている感がある。活性化したい」と明かし、石櫃のアピール次第ではイエメン戦で先発起用する可能性もある。石櫃は「(岡田監督は)今までテレビでしか見たことなかったっすからね。監督からは『頑張れよ』って言われました。試合に出られるようにしたいっす」と丸刈り頭をかいた。新たな血が期待通りの働きをすればするほど、日本のW杯出場はグッと近づいてくる。
スポーツ報知
▼神戸がFC東京・近藤に触手
元日本代表FW近藤祐介(24)=F東京=が柏に移籍する可能性が10日、浮上した。関係者によると、昨年7月、左ひざ半月板損傷で手術を受けるなど負傷の影響でリーグ戦6試合出場にとどまった近藤は環境を変えることを希望しており、天皇杯準優勝に終わった柏が白羽の矢を立てた。柏では絶大な技術と決定力を誇りながらも運動量の少ないエースFWフランサが前線に君臨しており、豊富な運動量を誇る近藤と北京五輪代表FW李忠成が脇を固めることで、来季のリーグ覇権を狙う。柏は水面下で期限付き移籍の条件を準備しており、流通経大柏高出身の近藤にとっては凱旋オファーとなる。
一方、07年までの2年間所属していた神戸もFW赤嶺真吾(25)=F東京=を完全移籍で獲得することに失敗したため、FW坂田大輔(25)=横浜M=の正式オファーと並行して、近藤獲りに動いているという。
柏か神戸か残留か。オシム・ジャパンで日本代表に招集された逸材の去就に注目が集まる。
▼石櫃12日挙式帰京 岡田監督が異例の“OK”
2011年アジア杯予選のイエメン戦(20日、熊本)に臨む日本代表が10日、鹿児島・指宿市内で合宿をスタートした。岡田武史監督(52)が、初招集のDF石櫃(いしびつ)洋祐(25)=神戸=に、異例の“離脱許可”を出していたことが、分かった。石櫃は昨年、日本代表に招集されるとは予想せず12日に挙式を予定。自身の結婚式と日本代表という異例の掛け持ちだが、岡田監督はイエメン戦でのデビューに期待を寄せている。
異例中の異例の“離脱許可”が下りていた。岡田監督が、新婚ホヤホヤの石櫃のために、太っ腹指令を出した。初招集の石櫃が、12日に神戸市内で挙式、披露宴を行うため、鹿児島合宿を一時離脱することが判明した。
08年3月27日に、有希夫人と入籍した石櫃は昨年中に、今年の1月12日に神戸市内で挙式を行うことを決めた。まさか自分が代表に選ばれると想像してなかったのだろう。しかし昨年12月、代表初招集の吉報。代表関係者によれば、挙式の予定があることを知った岡田監督が「もちろん、結婚式なら行かせる」と承諾。石櫃は、11日の練習終了後に鹿児島を離れる。12日に、挙式を済ませ、13日の午後練習までに再合流する予定という。
一時離脱を許可してまで、招集に踏み切ったのは、その底知れぬ潜在能力を、その目で確かめたかったからだ。石櫃は、今まで、世代別代表すら選ばれていない。この日が、代表デビューだったが、4人組で行うサイド攻撃の練習では、豪快なボレーシュートをたたき込むなど、高い能力を発揮。指揮官は、「非常に身体能力が高くて、可能性を感じる。まだ、粗削りだけど、将来性がある」と改めて高評価を下した。
初練習を終えた新鋭は「疲れました。最初は緊張した。みんなうまいし、自分もついて行けるように頑張りたい。自分の持ち味を出せるようにやっていきたい」。目指すは、イエメン戦での、フル代表デビュー。指揮官の期待に応えるためにも、短い期間で存在感を示していく。
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