神戸新聞
▼神戸 逃げ切れずドロー 連勝5止まり J1初勝ち越し
神戸のJ1連勝記録は「5」で止まった。FC東京に終盤に追い付かれ、ホームで無念のドロー。目標の「5位以内」に迫るチャンスを逃した。
1点リードの後半38分。それまで抑えていたカボレに一瞬のすきから同点ゴールを許す。「天皇杯より気持ちが入ってた。だからこそ勝ちたかった」と北本。逸機が続いたことも響き、松田監督は「1点では足りない。2点目が取れていれば…」と肩を落とした。
ただ、躍動的なパスサッカーで優勝を争う相手に、内容では引けを取らなかった。中盤をプレスの網にかけ、FW陣に仕事をさせない。田中の先制点も得意のカウンターから生まれた。
後半ロスタイムには波状攻撃を見せた。ペナルティーエリア内に抜け出したレアンドロのシュートがGKに阻まれるなど、決勝点まであと一歩。15日の天皇杯でJ2鳥栖に惨敗したふがいなさは消えていた。大久保主将は「流れはいい。残り2試合勝つ」と前向きだ。
天皇杯ではブーイングの嵐だったスタンドからも、イレブンの気迫をたたえる拍手と歓声が起こった。勝ち点3を逃したが、本来のサッカーとサポーターの信頼を取り戻したことは収穫かもしれない。
デイリー
▼神戸6戦連続無敗だ…大久保が導いた
主将が体を張って先制点を生み出した。前半15分。ボールを受けた大久保が中央をドリブルで持ち込むと、相手守備陣はファール覚悟のタックル。大久保は右スネを押さえて倒れ込んだが、主将の魂が込もったボールは、FWレアンドロを経由し、MF田中の先制弾を呼び込んだ。大久保は「どうやって入ったか分からんかった。めっちゃ痛かった」と苦笑いだ。
エースはゲームにだけ集中していた。ドイツ1部ウォルフスブルクから獲得オファーが届いて以降、初めての試合前には残留を願うサポーターが約10分間「ヨシトコール」を繰り返した。試合後「ありがたいです」と感謝した大久保。移籍か残留か結論は出ていないが、「試合になれば関係ない。考えずにいつも通りのプレーをするだけ」と揺れる思いは封印した。
日本代表のカタール戦から帰国後中2日の強行軍。疲労に加え、後半には右足首も負傷した。満身創痍(そうい)だったが、大久保は「最後まで一発狙ってた」とチーム新の6連勝を目指してフル出場。両軍最多の6本のシュートを放ち、最後まで戦い抜いた。
6連勝はお預けとなったが、チームは無敗記録をJ1最長の6に伸ばした。勝ち点もクラブ史上最多の昨季に並ぶ47とした。「ホームなんで勝ちたかった。残り2試合。いい試合をして勝ち点3を取りたい」と大久保。神戸への熱いハートは健在。チームを無敗ロードへと導く。
ニッカン
▼神戸大久保が体張り先制弾を演出
神戸のFW大久保嘉人(26)が、体を張って先制弾を演出した。前半15分に東京MF今野に激しいタックルを受け、体を吹き飛ばされながらもボールを前線のレアンドロへ。最後は田中が豪快に先制ゴール。大久保は右スネを負傷したが、フル出場で両軍最多6本のシュートを放った。神戸をJ1初の6戦不敗へと導き「(スネが)腫れてる。めちゃ痛かった。それでも負けなかったのは良かったね。オレも1発狙っていたんだけど」と苦笑い。ブンデスリーガ・ボルフスブルク移籍が秒読み段階に入っており、2度目の欧州挑戦が正式決定すれば日本での試合は残り2戦となる。最後の力を振り絞り、1つでも上の順位を目指す。
スポニチ
▼神戸痛恨のドロー 連勝ストップに大久保「悔しい」
後半38分に痛恨の同点弾を浴び、連勝は「5」でストップした。前半15分にMF大久保からFWレアンドロとつなぎ、最後はMF田中が左足で先制点。鋭いカウンターを何度も見せるなど、神戸らしいサッカーを展開していただけに悔しい引き分けとなった。独1部のボルフスブルクからオファーが届いている大久保は、厳しいマークにあいながら攻守で奮闘。「(移籍の話は)関係ないっす。上位のチームに負けなかったのは良かったけど、自分としては悔しい」と肩を落とした。
サンスポ
▼大久保、先制点のきっかけ 神戸はドロー
神戸は主将の大久保が前半15分の先制点のきっかけをつくった。中盤で相手と激しく競り、このこぼれ球からの速攻が田中のゴールへとつながった。
自身はドイツ1部リーグ、ウォルフスブルクから正式なオファーを受け、移籍と残留の間で揺れているが「試合に入ったら関係ない。いつも通りにプレーするだけ」と話した。引き分けでチームの連勝は5で止まったものの「いい流れでできている。上位に負けなかったのは大きなこと」と手応えを口にした。
