神戸新聞
▼大久保「残り全部勝つ」 あすFC東京戦
Jリーグ1部(J1)神戸は23日、神戸市のホームズスタジアム神戸でFC東京を迎え撃つ。神戸は天皇杯で同2部(J2)鳥栖にまさかの大敗。上げ潮ムードを保ち、目標の「5位以内」に迫れるか。リーグ終盤の大きなヤマ場だ。
FC東京は破壊力のあるカボレらFW陣が好調で上位をキープ。松田監督は「(天皇杯で崩れた)守備を話し合いで修正した」と語る。レアンドロとボッティは右脚痛で出場が危ぶまれるが、高い位置でのボール奪取を再び発揮したい。
天皇杯は敗退が決まったが、目下リーグ戦ではクラブ史上初の5連勝中。「残り試合全部勝つよ」。大久保が繰り返す言葉が、にわかに現実味を帯びてきた。
一時は残留争いに巻き込まれたイレブン。「うちはいい選手がそろっている。こんな位置にいるチームじゃない」。主将として仲間を信じた。
9月上旬、志願してFWから左MFへ。以来、中盤で攻撃の起点を担う。松田監督は「シンプルで鋭い攻撃ができるようになった」と評価する。
ストライカーとしても結果を残す。11得点はチームトップ、リーグ日本人トップタイだ。「連勝を止めたくない」。エースの思いはひとつだ。
▼大久保 慰留に「うれしい」 独クラブ移籍問題
サッカーのドイツ1部リーグ、ウォルフスブルクが獲得を目指しているJ1神戸のFW大久保が21日、来季の去就について神戸の和田強化部長と話し合った。残留要請を受けた大久保は「うれしかった」とする一方、「サッカー人生は1回しかない」と揺れる胸中を語った。
神戸は強く慰留する構えだが、本人の希望も踏まえ、ウォルフスブルクとの交渉次第で移籍を容認する考え。この日の話し合いでは大久保から「神戸で優勝したい」との思いが伝えられたといい、和田強化部長は「残ってもらえる手応えはつかんだ」と自信をのぞかせた。
デイリー
▼大久保、残留にグラリ…神戸サイドは手応え
ドイツ1部リーグのウォルフスブルクから獲得オファーを受けたJ1神戸FW大久保嘉人主将(26)と和田昌裕統括本部長(43)は21日、神戸市西区のいぶきの森球技場で、来季の去就について会談を行った。大久保は結論を保留したが、慰留した和田統括本部長はチーム残留に自信を見せた。
エースの流出危機に、和田統括本部長が大久保と会談した。練習後の約5分程度だったが、大久保を個室に呼び出し「来季も残ってほしい」と慰留。同本部長は「何を言ったかは内緒」と詳細は明かさなかったが、必死の“口説き文句”で大久保の心を動かしたもようだ。「今日は気持ちに変化を感じた。残ってもらえる手応えはつかんだ」とエースの残留に自信を見せた。
同本部長は会談で、大久保の海外挑戦への思いとともに「神戸で優勝したい」という思いを受け取った。ナビスコ杯で大分が初優勝したように、現状の“戦国Jリーグ”では全クラブに優勝のチャンスがある。現在神戸は10年アジアCL出場に向けて戦力補強を進めており、すでにエース大久保には来季の具体的な構想も明示。優勝を狙う戦力を整え、それを示すことでエースの希望に応えていく意向だ。
また、交渉内で大久保は、同本部長に「W杯に出たい。そこに出るためにはどうすればいいか考えたい」と改めてW杯出場が最優先と強調した。海外移籍で出場機会が減少することがあれば、実戦不足が日本代表として不利になりかねないだけに、思いは揺れる。
会談を終えた大久保は、報道陣に対して「(慰留は)うれしいが、オレのサッカー人生は1回しかない。焦らさないでくださいよ」と語り、結論を保留した。同本部長は「とにかく残留してもらえるように努力する。クラブは(大久保に)残ってもらう(前提で)編成を考えている」と言い切った。W杯出場を目指すエースの夢を全面バックアップし、ともに優勝の栄冠を勝ち取るためにとことん口説き続けていくしかない。
ニッカン
▼神戸大久保が練習再開、東京戦出場へ
日本代表FW大久保嘉人(26)が21日、所属の神戸で練習を再開した。20日夜にW杯アジア最終予選の会場となったカタールから帰国したばかり。精力的にメニューをこなし、練習後も他の選手と談笑しながら居残り練習をこなすなどリラックスムードだった。大久保は「(多少の)疲れはあるでしょうけど、まあ(前夜は)良く寝れたし大丈夫」と23日のリーグ東京戦(ホムスタ)出場へ前向きだった。
大久保にはブンデスリーガ・ボルフスブルクから正式オファーが届いており、今季終了後の移籍が濃厚になっている。神戸の松田監督は「プロの選手なら誰にでも起きうること。どうなるかはクラブ間の交渉で、今は(試合に)集中するだけでしょう」と話した。
▼大久保の独移籍加速「トップ下先発確約」
ボルフスブルク(ブンデスリーガ)から正式オファーを受けている神戸FW大久保嘉人(26)が、先発確約のVIP待遇であることが21日、分かった。ドイツの関係者によると、マガト監督が4-4-2のトップ下で起用する方針を固めているという。FWグラフィッチとジェコの2トップはともに身長190センチ近くあり、速さのある大久保の2列目からの飛び出しに期待している。
既にクラブ間交渉が始まり、移籍は秒読み段階。先発確約となると、大久保にとっては好材料だ。年明けからW杯最終予選が佳境となる。所属クラブでの出場機会が代表での活躍に直結するだけに、移籍を決断する大きな理由になる。さらに年俸は今季6000万円の2倍近い1億円超という。日本人としては破格のVIP待遇で迎えられる。
この日は、大久保が神戸の和田強化部長と5分間の話し合いを行った。同強化部長は「彼の希望をかなえてあげないといけないが、残ってもらえるという手応えはある」と慰留に自信。一方で大久保は「(慰留は)うれしいですけどね。でも、オレもサッカー人生は1回しかないから」と態度を保留した。
神戸とは、今季終了後の海外移籍に限り、容認される条項を契約に盛り込んでいるといい、移籍金の問題も障害にはならない。移籍の流れは、さらに加速しそうだ。(金額は推定)
スポニチ
▼神戸「大久保残留」手応え、W杯出場&神戸でVだ
ドイツ1部のボルフスブルクから獲得オファーが届いている神戸FW大久保嘉人(26)は21日、神戸市西区の練習場で行われたチーム練習に合流した。その後に和田昌裕チーム統括本部長(43)と話し合い、交渉の現状について説明を受けた。この日も多くを語らなかった本人だが、一方のクラブ側は神戸残留への手応えをつかんだ。
心境の変化を感じ取るには、たった5分間の話し合いで十分だった。
「残ってもらえるという手応えはつかみました」。和田統括本部長は大久保との会談の成果に自信を持った。
水面下で独ボルフスブルクと交渉を続けてきた間にもクラブと本人とで何度も話し合ってきたが、同本部長は「今日は変化を感じました」と一歩残留へ向けて前進を強調。「移籍金の話になれば相手との話し合いになるけど、その前に嘉人が残ると言ってくれると思う」と明かした。
会談の席では、大久保の口からW杯出場とタイトルへの思いが語られた。日本代表・岡田監督の目に触れるためには国内でプレーするのが最善の道。夢であるW杯出場のためにはドイツ移籍が凶と出る可能性もあるだけに、本人も悩みが深い様子だ。さらにナビスコ杯で大分が優勝したことにも話題が及び「神戸で優勝したい」との言葉も飛び出したという。
神戸が提示した移籍金を相手が満額支払い、その上で本人がドイツでのプレーを希望すれば移籍は成立する。しかし逆に残留を表明すればその時点で交渉は終了し、来季も神戸でプレーすることが決まる。前日20日にカタールから帰国したばかりの大久保はこの日、「1度だけのサッカー人生だからね」と熟考する構えを見せた。重大な決断を下す前に、まずはFC東京戦(23日・ホムスタ)でチームの勝利に貢献するつもりだ。
▼「大久保のスピードを評価」独紙も報道
21日付のドイツ各紙は大久保にオファーを出したボルフスブルクの記事を掲載。ボルフスブルガー・アルゲマイネ紙は「もう1人、日本人が欲しい」の見出しとともに「マガト監督は大久保のスピードとパスの正確さを評価している。FWだけでなくトップ下でもプレーできる。長谷部はマガト監督を通じ、大久保へのオファーを知らされていた」と報じた。ビルト紙は移籍金の予想額を1600万ユーロ(約19億2000万円)としていた。
スポーツ報知
▼大久保 神戸から残留要請も保留
ドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクから獲得のオファーを受けている神戸の日本代表FW大久保嘉人(26)が21日、和田昌裕チーム統括本部長(43)と会談した。20日にカタールから帰国したばかりだが、23日のF東京戦(ホムスタ)に向け、フルメニューの練習をこなした後、約5分間、話し合った。
クラブ側は、現状報告とACL出場を目指す来季に向け、大久保の必要性を改めて訴えた。「とにかく、残ってほしいと伝えた。1番はW杯に出たいという点。常に岡田監督の目に触れる神戸が一番いいのでは。残ってもらえる手応えはつかんだ」と同部長。大久保は「そう言ってもらえるのはうれしいけど、サッカー人生は1回しかないし」と態度を保留した。
▼神戸“韓国のガットゥーゾ”趙源熈獲り
神戸が、韓国代表MF趙源熈(チョ・ウォンヒ、25)=水原三星=の獲得に乗り出すことが21日、分かった。06年ドイツW杯のメンバーにも入った現役代表ボランチで、獲得に成功すれば、中盤の底で、同代表MF金南一(31)との“コリアン代表コンビ”も誕生。タイトル争いを狙う来季に向け、アジア屈指のボランチ獲得に全力を注ぐ。
神戸が、来季の優勝争いのキーマンとして、韓国NO1ボランチに白羽の矢を立てた。現役韓国代表として活躍し、8月2日の日韓オールスター(国立)にもフル出場した趙に興味を示しているという。移籍金が派生しないため完全移籍での獲得を目指し、水面下で接触している模様。趙も、来日を希望しているという。
趙は、05年までは右サイドバックだったが、中盤にポジションを変え、更に才能が開花。06年ドイツW杯では出場こそなかったものの代表メンバーに名を連ね、今季は代表の主力として南アW杯予選6試合に出場している。豊富なスタミナと強靱(きょうじん)なフィジカルを生かした対人プレーの強さが武器。闘志あふれるプレースタイルからついたニックネームは「韓国のガットゥーゾ(イタリア代表)」。アジアでも屈指のボランチだ。
神戸は、今季、同じ水原三星から韓国代表MF金南一(31)が加入し、中盤の要として活躍。趙は、昨季まで、金と水原でコンビを組んでおり、代表でも、W杯予選を共に戦うなど連係面に不安は無い。Jリーグでは来季から外国人枠の変更を決定。3枠とは別にアジアサッカー連盟(AFC)に登録している選手を1人加えることができる。神戸は新ルールを活用してチーム強化を図ることになった。
大久保が欧州への流出危機にはあるが、ACL出場権獲得を狙う来季に向けた、神戸の大型補強第一弾。実を結べば、大きな戦力アップとなるのは間違いない。
◆趙 源熈(チョ・ウォンヒ)1983年4月17日、ソウル生まれ。25歳。02年に蔚山現代入団。尚武を経て、05年に水原三星に移籍してKリーグのベストイレブン獲得。05年10月12日のイラン戦(ソウル)で、フル代表デビュー戦ゴールを決める。国際Aマッチ通算・28試合1得点。177センチ、72キロ。
サンスポ
▼海外移籍か?W杯優先!神戸・大久保が苦悩
日本代表FW大久保嘉人(26)=神戸=が揺れる思いを告白した。2010年南アフリカW杯出場を重要視する姿勢だが、正式オファーを出しているブンデスリーガ、ウォルフスブルクのフェリックス・マガト監督(55)が「いい選手と」、ラブコール。今後もクラブとの話し合いの場を持ち、最善の結論を導き出すことになった。
残留か、挑戦か-。ドイツから獲得オファーを受けた大久保が、悩める胸中を明かした。
「(残留要請は)うれしいですよ。でもサッカー人生は1回しかないから」。全体練習終了後、和田チーム統括本部長と会談した。ウォルフスブルクからの正式オファーを伝えられた上で「残ってもらいたい」と要請された。「手応えはつかめた」という同本部長とは対照的に、エースの表情は硬い。
「1番はW杯。そこに出るために考えていきたい」と大久保。2005年にはマジョルカ(スペイン)でプレーするなど、海外志向は強いが、現状では2年後のW杯出場を最重要視する。移籍市場が開くのは来年1月。リスクを伴うシーズン途中での海外移籍で夢をつかむのか、それとも神戸からW杯を目指すのか。今後のサッカー人生を左右するだけに、苦悩は大きい。
来季以降も大久保との契約を残すクラブ側は、ウォルフスブルクに約10億円の移籍金を提示したもようだ。「残ってもらえるように努力する」と和田本部長は慰留に努める方針だが、ウ軍が条件を受諾すれば、後は本人の決断しだいとなる。
「まだまだ。焦らないでくださいよ」と笑顔で帰路についた大久保だが、大きなターニングポイントを迎えた。
