神戸新聞
▼神戸不覚 決定機逃し終了間際失点
夕暮れのスタジアムに怒気をはらんだブーイングが響く。炎天下で懸命に声をからしたホームのサポーターへ、試合後にあいさつした神戸イレブン。その足取りは重かった。「応援してくれた方に、はがゆい思いをさせて申し訳ない」。松田監督は会見で真っ先に謝罪の言葉を口にした。
2試合連続で後半ロスタイムに失点。勝ち点で並ぶ清水に敗れ去った。
後半途中から清水の運動量が落ちると“得点のにおい”はした。同31分に左クロスに馬場が飛び込み、同32分には右クロスをレアンドロがヘディング。いずれもフリーで枠を外した。「いい時間帯に点が入らなかったのがすべて」と吉田。逸機が続けば、勝利が逃げるのは当然だ。
深刻なのはチャンスの絶対数が少ないこと。ロングボールが前線に合わず、ワンタッチパスの先は無人。サイドから崩しても中央に人数が足りない。大久保主将の出場停止は確かに痛い。しかし「(大久保)嘉人さん中心の攻めではなく、ヴィッセルとしての攻め方を練習してきた」(松岡)はずではなかったか。
「どうすれば点が取れるのかわからない」「練習ではできる連動が、ゲームで出せない」。一部の選手からはこんな弱音も聞かれた。今のままでは、J1残留争いが似つかわしい。
デイリー
▼神戸痛恨ロスタイム被弾…三木谷会長激怒
前節・横浜M戦のリプレーを見ているようだった。後半ロスタイム。左CKから清水FW岡崎に頭で決められた。0-1のまま試合終了の笛が鳴ると、サポーターからしばらくブーイングすら出なかった。ぼう然と立ち尽くすイレブン。MF金南一は「これがサッカー」と表情を曇らせた。
試合前、松田監督は「89分ではなくて90分間戦おう」と厳命した。しかし、2試合連続でロスタイムの失点。3試合連続得点中のFW大久保を出場停止で欠いた影響もあったが、2点以上取ったのは4月30日鹿島戦が最後という得点力不足は深刻だ。観戦した三木谷会長は試合後、怒りをにじませたという。安達社長も「今日はもう何もしゃべらん」と足早に去った。指揮官は「ここで(戦うのを)やめればそれまでだ」。必死で前を向くしかなかった。
ニッカン
▼神戸が大久保の穴を埋められず
神戸が2試合連続で後半ロスタイムに失点した。引き分け濃厚かと思われたが、CKから五輪代表の清水FW岡崎に頭でゴールを許した。日本代表のFW大久保が出場停止で、前半から攻撃がまったく組み立てられず、内容のない試合で結果も伴わなかった。松田監督は「(大久保の)穴を埋めようと一丸となって団結した試合をしてくれたが…」と下を向いた。最近は勝ち星に見放され、J2降格圏も近づいてくる。GK榎本も「やっている自分たちが一番歯がゆいけど、サポーターにはボクら以上に歯がゆい思いをさせてしまっている」と元気がなかった。
スポニチ
▼神戸完封負けでホーム4連敗 自動降格の危機
両チームともに決定機の乏しい凡戦の最後には、またもロスタイムの悲劇が待っていた。0-0で迎えた後半44分、左CKから岡崎に決勝点を決められ敗戦。前節の横浜M戦に続いて後半ロスタイムに失点した神戸は、順位を13位へと下げた。
決定力不足は深刻だ。ここ10試合の総得点は8得点にとどまり、平均すれば1試合で1点も取れない計算だ。この日も相手の蹴り合いサッカーに仲良くお付き合い。7839人の寂しいスタンドに似つかわしい試合内容だった。
しかし残された時間は多くない。後ろを振り返れば、J2との入れ替え戦どころか自動降格の危機まで迫ってきた。「ここでやめれば、そこまで」。松田監督も信念を貫き通す覚悟だ。新潟、大宮、京都と続く正念場の3連戦に、もう負けは許されない。
スポーツ報知
▼神戸、痛恨のロスタイム失点で13位後退
神戸が2戦連続でロスタイムの悲劇に襲われた。後半31分にFW馬場、32分にFWレアンドロが決定機を外すと、試合終了間際にCKから痛恨の失点で敗れた。日本代表FW大久保は出場停止で不在。13日の横浜M戦も、ロスタイムにFKから同点にされており、松田監督は「2試合連続でサポーターに歯がゆい思いをさせて申し訳ない。コントロールできているところがあっただけに残念」。5試合白星なしで13位に後退だ。
サンスポ
▼神戸、大久保不在でまた勝てず
大久保を出場停止で欠いた神戸は、前節に続いて終了間際にセットプレーから失点した。これで大久保不在のリーグ戦は、昨季を含めて2分け4敗と白星がない。
松田監督は「こういう時にチームの力が試される。みんなで嘉人の穴を埋めようと団結してやったが、最後のところだけが残念」と話した。主将でチームの得点源がいない影響もあり、ホームでは4連敗となった。
