神戸新聞
▼大久保、香川ら選出 W杯アジア最終予選 ウズベク戦代表
日本サッカー協会は29日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組第2戦のウズベキスタン戦(10月15日・埼玉スタジアム)に向けた日本代表26選手を発表した。北京五輪代表のDF森重(大分)FW岡崎(清水、滝川第二高出)のほか、同代表から漏れたFWの興梠(鹿島)と森島(大分、滝川第二高出)の五輪世代4人が初めて選ばれた。
10月9日に新潟で開催される国際親善試合、アラブ首長国連邦(UAE)戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)のメンバーも兼ねた選考で、中村俊(セルティック)ら欧州組3人も選出された。神戸の大久保、神戸市垂水区出身の香川(C大阪)も名を連ねた。アジア・チャンピオンズリーグ準決勝に進んだ浦和とG大阪の3人は10月10日から合流する。
第1戦でバーレーンを破った日本は10月7日から新潟で合宿。UAE戦後メンバーを絞り、ウズベキスタン戦に備える。
▼11月親善試合 相手はシリア
日本サッカー協会は29日、日本代表がシリア代表と11月13日に神戸で国際親善試合を行うと発表した。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3戦、アウェーのカタール戦(11月19日)に向けた強化試合となる。会場はホームズスタジアム神戸で午後7時20分にキックオフ予定。
デイリー
▼大久保 日本代表復帰“改心劇”誓う
日本サッカー協会は29日、親善試合UAE戦(10月9日)、W杯アジア最終予選ウズベキスタン戦(同15日)に向けた日本代表メンバー26人を発表した。3試合の出場停止期間を終えて代表に復帰した大久保嘉人(26)=神戸=は、神戸市西区のいぶきの森球技場で、熱い思いを口にした。
日本のエースが帰ってきた。出場停止処分が明け、大久保が日本代表に復帰。自身初のW杯最終予選となるウズベキスタン戦に向け「大事な試合。親善試合じゃない。頑張りますよ」と力を込めた。代表では従来のトップ下や、出場停止のMF松井(サンテティエンヌ)に代わり、神戸でもプレーする左MFの起用が考えられるが「どこでもできるんで、どこでもいいです」と、勝利のために泥にまみれる覚悟だ。
強い気持ちには理由がある。6月7日のW杯アジア3次予選オマーン戦で、相手GKを蹴って一発退場。後に3試合の出場停止処分を科され「今でも夢に出てくる。戻れるなら(退場前に)戻りたい」と、チームに迷惑をかけた自分を責め続ける毎日だった。
8月の親善試合・ウルグアイ戦には招集されたが、出場機会はなし。3カ月半を経てようやく最終予選の舞台に立つ権利を得ただけに「長かったね」と感慨を込めた。
ブランクはあっても、日本代表岡田監督の信頼は変わらない。この日の会見でも「大久保の得点力は日本人では非凡。技術がある選手は多いが、彼は点を取る才能を持っている」などと絶賛し、エースの復帰を喜んだ。
相手のウズベキスタンは現在2戦2敗と後がない。しかも、同国国内リーグの監督に元日本代表監督のジーコ氏が就任し、今後はアドバイザー的な役割を果たす可能性がある。「ヤバイね。何でも知ってるもんね」と、影響力を警戒しながらも「向こうは2戦負けてるし、強い気持ちでくる。ホームで取りこぼせない」と言い切った。戦う覚悟はできている。日本のエースとして、ピッチの借りはピッチで返してみせる。
ニッカン
▼大久保出場停止明けで招集、勝利に執念
FW大久保嘉人は6日バーレーン戦は出場停止で、ウズベキスタン戦が自身初の最終予選。「(出場停止は)長かった。ホームだし、取りこぼしはできない」と闘志を燃やす。ジーコ監督については「何でも知ってるもんね。さすがに怖いよね」と警戒。また岡田監督は会見で大久保について「得点という面では日本人として非凡」と期待しながらも、「できたら退場にならないでほしい」とくぎを刺すのも忘れなかった。
スポニチ
▼大久保、攻撃の軸任せろ!
日本サッカー協会は29日、親善試合UAE戦(10月9日、東北電力ビッグスワン)とW杯最終予選ウズベキスタン戦(同15日、埼玉スタジアム)に向けたメンバーを発表した。出場停止から明けた神戸のFW大久保嘉人(26)は、6月7日の3次予選・オマーン戦以来となる復帰。初体験の最終予選への意気込みを口にするとともに、FWとMFの二刀流で日本代表の攻撃をリードする。
ようやく借りを返す時が巡ってきた。「長かったねえ」。大久保は、つらかった時期を実感を込めて振り返った。
W杯3次予選のオマーン戦で相手GKを蹴飛ばして退場し、その後に3試合の出場停止処分を受けた。岡田監督やチームメートに迷惑をかけたことはもちろん、何よりも自分自身が情けなかった。最終予選の初戦・バーレーン戦も、日本から声援を送るしかなかった。
それだけにウズベキスタン戦へかける思いは誰よりも強い。相手の試合もすでにTVで観戦済み。「ホームでは取りこぼせない」と必勝を誓った。
岡田監督が求めるものは、もちろんゴールだ。「得点を取るという意味では、日本人のなかでは非凡なものを持っている。ウズベキスタン戦も非常に期待している」。この日の会見でもあらためて強調したように、得点力不足の前線の救世主として待ちわびていた。異例のFW7人招集という決断の中でも、軸として信頼しているのは神戸のエースだ。
ただし、得点力だけが魅力ではない。中盤を幅広くこなす万能ぶりも同時に併せ持つ。リーグ戦ここ3試合では左MFとしてプレー。松井(サンテチエンヌ)が出場停止となる次戦ではその穴を埋め、さらに代役以上の活躍も期待していい。「ポジションはどこでもできるので大丈夫です」と力強く約束した。
オマーン戦での退場劇のあとは北京五輪のオーバーエージ招集問題が重なり、ヒールとしての役所を甘んじてきた。しかしW杯に出場するために、その力は欠かせない。「大事な試合だし、頑張ります」と静かに燃えるストライカーが、今度は日本の救世主となる。
サンスポ
▼エースはお前だ!神戸・大久保が代表復帰
サッカー日本代表・岡田武史監督(52)は29日、キリンチャレンジ杯・UAE戦(10月9日・東北電)、2010年南アW杯アジア最終予選第2戦・ウズベキスタン戦(同15日・埼玉)のメンバー26人を発表。出場停止明けのFW大久保嘉人(26)=神戸=はエースとしてウズベク撃破を誓った。
冷却期間の分だけ、日の丸の重みも違う。大久保は、神妙に口を開いた。
「長かったような、短かったような…。ウン、長かったですね。(最終予選への気合は)試合前になると違うんでしょうけど。大事な試合ですから、頑張りますよ」
6月のオマーン戦でGKと交錯し、股間を強打。右足でGKを蹴り、一発退場。その代償は、W杯予選3試合の出場停止。幸い日本が3連勝してくれたが、代表をテレビで見守る生活はもう、ごめんだ。
岡田監督はエースに指名すると同時に異例の注文を出した。「得点という意味で日本人の中では非凡。大変期待している。できたら退場にならないでほしいな」。得点力が課題の代表FW陣に欠かせない才能だからこそ、ピッチから途中で消えることを恐れている。「ああ見えて非常に純粋な気持ちを持つ選手。まだまだ伸びてくれる」とも付け加えた。
大久保はC大阪時代から納得いかない判定へ不満をぶつけ、何度も退場劇を演じた。実直な本性と裏腹に、周囲には“暴れん坊”という先入観を与えてしまう。だが、岡田監督は人間性を見てくれた。男気には、結果で応えるだけだ。
「ウズベキスタン戦? 親善試合じゃないし、ホームで取りこぼせない。相手は強い気持ちで来ると思うしね」
最終予選2戦2敗と背水の陣のウズベキスタンを、警戒した。冷静さを失わず、果たすべき仕事は攻撃の組み立てと決定力。“黄金の右足”をたたき込む場所は、ゴールマウスの枠内だと、肝に銘じている。
