神戸新聞
▼神戸 今季初の3連勝 金 ヘッドで来日初得点
試合終了のホイッスルとともに倒れ込み、天を仰いだ。来日17試合目に生まれた初ゴールで、神戸を今季初の3連勝に導いた金南一。「やっと勝てた」。攻守両面でチームに貢献できた充実感に満ちあふれていた。
待ちこがれた得点は後半14分だった。吉田の左コーナーキックで相手DFを振り切り、フリーでヘディングシュート。ボールはキーパーの手をはじいて、ゴールマウスに吸い込まれた。
これまで、守備では絶大な安定感を見せ、現役韓国代表の実力を発揮。だが、チーム戦術に戸惑い、攻撃ではパスミスも出た。「ゴールもアシストも決めたい」と静かに闘志を燃やしていた。
この日はオーバーラップも光り、アタッカーとして結果を出した。大久保主将も「ボールを持って走れるのは南一さんぐらい。フィットしてきたのは大きいよ」と喜んだ。
「しんどい試合をものにできたのは、声援のおかげ。ずっと勝ち続ける」と、サポーターに宣言したヒーロー。梅雨明けの夜空に、歓喜の「キムナミル」コールが響き渡った。
▼神戸が通算100勝
J1神戸は16日の横浜M戦に勝ち、J1リーグ戦で通算100勝を達成した。1997年にJリーグへ昇格して11年目、331試合目での達成となり、いずれも史上最も遅い記録になる。
デイリー
▼神戸100勝!千“金”ヘッド来日初ゴール
両こぶしを握りしめた。チーム一冷静なMF金南一が、ピッチ中央で雄叫びを上げた。後半14分の左CK。MF吉田のクロスに頭で合わせた。ゴール左隅に飛び込む来日初ゴール。リーグ16戦目での一発で、今季初の3連勝を手繰り寄せた。
「(初得点は)遅かったくらい。いいボールがきた」と金南一は充実感を漂わせた。来日中の金宝民(キムボミン)夫人も生観戦。愛妻と9月に出産予定の第1子にも捧げるゴールだった。
ピッチ上を完全に支配していた。MF松岡とともに中盤の底で献身的に動き回って相手を寸断。ボールを奪うと、柔らかいパスさばきで攻撃の起点にもなった。FW大久保も「ナミルさんくらい。ボール持った時に(自分が)走りだせるの」と絶賛。韓国代表主将の看板にふさわしい活躍だった。
中断明けの試合に敗れ、一時は降格圏16位まで順位を落とした。地獄を見たチームは開き直った。FWレアンドロ、MF栗原、金南一と“日替わりヒーロー”が飛び出し、暫定ながら8位まで上昇。J1通算(Jリーグ含む)100勝目も達成した。100勝達成15クラブ中、史上最も遅い331試合目での記録到達となったが「ずっと連勝する気持ちです」と金南一は自信を見せる。勢いは本物。7月無敗の神戸が連勝街道を突き進む。
▼岡田監督 大久保はウルグアイ戦に招集せず
日本代表の岡田監督が神戸-横浜M戦を視察し、神戸のFW大久保を、28-30日の候補合宿(場所未定)と、8月20日の親善試合・ウルグアイ戦で招集しない意向を示した。「当分必要ない。右ひざが万全ではないから」と、OA枠での北京五輪の代表入りが回避される原因となった右ひざの状態を危ぐした。
ニッカン
▼大久保が裏MVP、神戸が横浜下す
日本代表の岡田武史監督が、神戸FW大久保嘉人を絶賛した。神戸-横浜戦を視察。リーグ再開後は4試合連続で不発に終わったが、岡田監督は「今日は、よかったよ」と笑顔で話した。得点こそなかったが、ゴールへの動きだしの速さと、2列目に戻っての攻撃の組み立てに非凡なものを感じた様子だ。試合は韓国代表MF金南一の来日後初ゴールで勝利したが、神戸の松田監督も「表のMVPが金南一なら(大久保)嘉人は高い戦術眼と技術を持っていた」と陰のMVPに指名した。
大久保本人は、チームが3連勝で暫定8位に浮上したことで「今日は良かったね。前がかりに行けたしね。3連勝? 珍しいことやね」と笑顔だった。
▼大久保10月まで代表なし、岡ちゃんが視察
日本代表の岡田武史監督が16日、神戸FW大久保嘉人について、10月まで代表に招集しない意向を示した。この日、神戸-横浜戦(ホムスタ)を視察。大久保はW杯アジア最終予選初戦となる9月6日バーレーン戦は出場停止のため、2戦目の10月15日ウズベキスタン戦の直前合宿までクラブに専念させる方向。同監督は「(古傷の右)ひざの状態もあるしね。8月の親善試合は9月の予選を戦うメンバーだけでやる」と明かした。
スポニチ
▼神戸“最遅”でクラブ100勝達成 金が来日初ゴール
頼れる兄貴の記念弾で歴史的な1勝を手にした。後半14分、MF金南一(キム・ナミル)が左CKをヘディングで合わせてネットを揺らした。日ごろはクールな韓国代表キャプテンも、来日初得点に派手なガッツポーズも飛び出す。第1子誕生も間近に控えているとあって、喜びもひとしお。「自分の初ゴールで勝てたことがうれしいです」と笑顔を見せた。
3試合連続の1-0勝利で順位を上げたクラブにとっても、この日の勝利は通算100勝となる記念星だった。11シーズン、計331試合を要したのは、達成15クラブ中でもダントツの遅さ。しかし、これからは違う。常勝クラブを目指し、ペースを上げていく。
▼大久保、当面は代表招集なし
FW大久保が日本代表からしばらく遠ざかることになった。神戸-横浜M戦を観戦した日本代表の岡田監督は、7月の合宿と8月のウルグアイ戦に招集しないことを明言。「こちらは当分、必要ないから。右ヒザも万全ではないし」と説明した。この日両チーム最多の5本のシュートを放った神戸のエースは「今日はよかったよ。ヒザは全然問題ない」と久々に上機嫌だった。
スポーツ報知
▼3連勝8位浮上
神戸は今季初の3連勝で暫定8位に浮上。Jリーグでは最も遅い331試合目でのJ1通算100勝を達成した。後半14分、MF吉田のCKから韓国代表MF金が頭で決めて先制。守備陣も3戦連続完封と堅守を見せた。移籍後初得点となった金は「チームメートのおかげ。自分の初ゴールで勝てたのはラッキー」と笑顔を浮かべた。
サンスポ
▼神戸・金南一、来日初ゴールが決勝点
Jリーグ1部(J1)第17節第1日(16日・西京極陸上競技場ほか=5試合)韓国代表のスター選手がリーグ戦16試合目での来日初ゴールで、神戸を今季初の3連勝に導いた。31歳の金南一は「ちょっと遅かったですね」とクールな笑顔を見せた。
値千金の決勝点は後半14分。生年月日が同じという吉田が左CKをけると、相手のマークを外してヘディング。「自然に出た」と珍しく派手なガッツポーズで喜んだ。
もともと守備力を買われて韓国から今季加入したが、3月30日の磐田戦では痛恨のオウンゴール。リーグ再開時に「今度は相手のゴールに決めること」と冗談ぽく話していた目標を実現した。
エースの大久保が「走りだせるのはナミルさん(金南一)がボールを持った時くらい」と言うように、同僚の信頼は厚い。日本独特の蒸し暑さに苦しんでいるそうだが「選手の気持ちが一つになれば、もっと連勝できる」と力強く宣言した。
