神戸新聞
▼MF鈴木 脅威の破壊力 あす大分戦
Jリーグ1部(J1)神戸は29日、大分市の九州石油ドームで大分と対戦する。前半戦で勝ちきれない試合が続いた神戸は、リーグ中断期間に韓国キャンプを実施。夏場に向け弾みをつけるには、その成果を発揮できるかが鍵となりそうだ。
大分は23歳以下日本代表のGK西川やDF森重を中心にディフェンスは堅く、成長株の金崎ら前線も侮れない。神戸はレアンドロと大久保主将の2トップをはじめ、ほぼベストメンバーで臨む。韓国遠征で再確認した連係で堅守を崩したい。
敵陣でFKを得ると、遠めでも“スーパーゴール”を期待してしまう。鈴木の代名詞「左足の弾丸シュート」は、すっかり神戸の顔となった。
FC東京から移籍した今季。4月の千葉戦で約30メートルのFKを直接たたき込むなど、新天地で破壊力を発揮し始めた。
本職の左サイドに加え、右サイドで中央へ切れ込む動きを試されたことも。「プレーの幅を広げるため、どこでもやる」と挑戦者精神は旺盛だ。
「日々、周囲と連係を深めるのは新鮮」。ピッチ上だけでなく、オフもチームメートと食事や釣りを満喫。以前はサーフィン経験もある。前向きで楽しみ上手な性格も魅力だ。
デイリー
▼神戸「出せない」…大久保OA枠を断固拒否
大久保は断固出せない-。J1神戸の安達貞至社長(70)は27日、サッカー北京五輪代表の24歳以上のオーバーエージ枠(OA)でFW大久保嘉人(26)への招へいを拒否していることを明らかにした。大久保が2月に手術した右ひざの不安などが理由で、「クラブとして出せない」とすでに複数回にわたって協会側に拒否の意向を伝えていた。五輪代表の反町康治監督にも、電話で伝えたことも明かした。
安達社長は協会側がOA枠に大久保を招集する意向を示していることに、これまで明確な姿勢を示さなかった。この日、初めて「正式レターが来てない中で話すのもどうかと思っていたが…」と前置きしながら、交渉の経緯を明かした。
神戸側は和田昌裕チーム統括部長が窓口となり、協会の小野剛技術委員長から水面下で大久保招へいについての打診を受けていたが、当初から拒否の姿勢を打ち出していた。反町監督がタイ遠征中の大久保と面談して五輪出場への意思確認をする直前にも直接電話で話し、クラブの意思を伝えていた。
同社長はすべて非公式の交渉だったと認識しており、「正式なレターがいつ来るのかなと思っていたら、いきなり(五輪代表発表の)30日までにメディカルチェックを受けてくれときた。それはおかしい」と協会側への不信感を口にした。反町監督に対しても「タイに行く前に話したきり一切連絡はない。(同じOAで遠藤を出す)G大阪の試合には行ったみたいだけど、それならその道中でここ(神戸)にきてもいいんじゃないかな」と不満をもらした。
また、クラブ側の協力体制については「Jリーグの実行委員会で五輪代表の話し合いをした時に、U-23については全面協力だがOA枠についてはチームでの個別対応と決まったはず」とした。今月24日には自らJリーグに出向き、この実行委員会の議事内容の確認もしたという。
拒否の理由については、2月に手術した右ひざの不安とケガ人が多いチーム事情としている。大久保本人とは、今月19日に合流した韓国遠征中に2度話し合い、最終的にクラブの意向に従う結論となった。同社長は「協会側から話し合いがしたいと言われたら何回でもしますよ」と交渉は続ける意向だが、「クラブのスタンスは変わらない」と断固拒否の姿勢は固い。
ニッカン
▼神戸「3度断った」OA大久保絶対にダメ
北京五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表のオーバーエージ(OA=年齢制限外)枠問題で、神戸の安達貞至社長(70)は27日、日本代表FW大久保嘉人(26)の招集を断固拒否する意向を表明した。既に協会は30日の同代表候補発表に向け、スタッフ会議で大久保招集を決めているが「協会として選んでも神戸としてはお断りする」と宣言。協会との対決姿勢を鮮明にした。
本来、A代表と五輪代表に関しては、招集されればクラブ側に拒否権はない。しかし安達社長は「23歳以下の選手に関しては、選ばれればチーム事情は関係なく協力する。だがOAに関してはJ(の会議)で協会との話し合いになる、ということ」とする独自の見解を示した。
同社長は大久保の古傷である右ひざ痛、リーグ戦で13位に沈むチーム事情などを理由に、水面下の打診を3度断っていることも明らかにした。「(A代表遠征先の)タイで反町と大久保の間で話をしたそうだが、クラブには正式な話はもらっていない」として、12日に反町監督に、24日と25日には協会幹部に断りを入れたという。JOCに提出する五輪メンバーの最終締め切りは7月18日。大久保のOA枠問題は、泥沼の様相を呈してきた。
▼大久保OA枠に「ノーコメント」無言貫
FW大久保嘉人(26)は五輪代表のOA枠に関して、27日も「ノーコメント」と無言を貫いたが、最終予選でオーストラリアとの対戦が決まったことについては「やっぱり強いからね。3次予選でも苦しんだから、それ以上に苦しい戦いになる」と気持ちを引き締めた。7日のオマーン戦で一発退場を受け、9月6日のバーレーン戦は出場停止。しかし報復行為での退場後も、代表に帯同させてもらった指揮官の配慮に「最後には結果を出して、この恩を返したい」と宣言した。
スポニチ
▼神戸社長が激白…大久保のOA枠招集“完全拒否”
U-23日本代表がオーバーエージ(OA)枠での招集を交渉しているFW大久保嘉人(26)について、所属する神戸の安達貞至社長(70)は、協会からの申し入れを拒否していることを27日、明らかにした。
「オマーン戦(14日)で大久保が退場してしまったので、24日に日本サッカー協会へおわびに出向いた。そのとき田嶋(専務理事)さんと小野(技術委員長)さんから打診されたけど『お断りします』と伝えた」
大久保が2月に手術した右ヒザに不安を抱えていることやチーム状況も考えて、12日に社長自ら反町康治監督(44)に電話をかけ辞退を申し入れた。24日に再度断ったものの、前日26日には、日本代表の最終予選抽選でクアラルンプールに滞在している小野技術委員長から再び招集の打診。それでも、クラブ幹部を通じて「拒否」という意向をあらためて伝えた。
また同社長は「23歳以下の選手は五輪代表に全面協力だが、OA枠の選手の招集に関しては、クラブと協会の交渉と聞いている」と話し、神戸側に拒否する権利があることを主張した。
この日、抽選を終えた田嶋専務理事と小野技術委員長は、成田空港に帰国する予定を急きょ、関空着の便に変更。神戸の練習場に出向くことが濃厚で、社長との直接交渉が行われる模様だ。
スポーツ報知
▼大久保、五輪招集へ鬼武チェアマン出馬!
Jリーグ・鬼武健二チェアマン(68)は27日、北京五輪に出場するU―23日本代表が24歳以上の選手を3人まで起用できるオーバーエージ(OA)枠の候補となりながら日本代表FW大久保嘉人(26)の招集を拒否する考えを表明した神戸に対し、協力を要請する考えを明らかにした。日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事(50)、小野剛技術委員長(45)が28日、神戸に出向き、交渉を行うが、Jリーグトップの“仲裁”で大久保の逆転招集は実現するか?
こじれた「大久保OA問題」収拾のために、鬼武チェアマンが立ち上がった。「反町(康治)監督がどうしても(必要)というならば、神戸に協力するように、と言う」とJリーグトップの見解を示した。大久保の北京五輪出場について、神戸の安達貞至社長(70)はこの日、「要請に対してお断りすると、何度も伝えてある」とビッグイベントでは異例の招集拒否の姿勢を示した。親会社の楽天・三木谷浩史社長もクラブの姿勢を強く支持した。
神戸側は、チーム事情と大久保が2月に手術した右ひざの状態を憂慮。代役のいない大黒柱なだけに、最大でリーグ戦4試合の五輪期間中の不在は痛手。五輪は中2日で3試合を戦う過酷な日程だ。「チームドクターは『大丈夫じゃない』と言っている」と安達社長は説明した。当初、五輪出場を希望した大久保は、韓国遠征中にクラブ幹部と会談し「クラブに任せます」と判断を委ねている。
反町監督の意向を受け、日本協会は神戸と交渉を続ける意向。田嶋専務理事、小野委員長は28日、マレーシアから関西空港に帰国し、神戸と再度、要請と交渉を行う。それでも話がまとまらない場合、鬼武チェアマンが“出馬”する。「お互いが気持ちよくやらなければ。最終的には神戸に協力してもらえるのでは」とチェアマンは語ったが、予断は許さない。30日には候補メンバー発表を控えている。残された時間は少ない。
サンスポ
▼五輪OA枠…大久保招集を神戸が拒否
J1神戸の安達貞至社長兼GM(70)が27日、オーバーエージ(OA、24歳以上)枠でのFW大久保嘉人(26)の北京五輪招集について「要請はお断りする。意向は伝えてある」と拒否の姿勢を明らかにした。日本サッカー協会からの複数回の打診を断り続け、すでに五輪代表・反町康治監督(44)にも電話で伝えた。大久保も自身の代理人に「神戸とA代表に集中したい」と打ち明けたという。
安達社長は当初、「私が嘉人の立場なら絶対に五輪に行きたいと考える」と容認の方向も示していたが、本人が2月に手術した右ひざに不安を抱えている点と、故障者続出のチーム事情から、拒否に転じた。
同社長は「(協会側が)話し合いをしたいというなら何回でも応じます」とも語った。交渉役の日本協会・小野剛技術委員長も、マレーシアでのW杯予選抽選会から28日に関西空港に帰国し、神戸側と直接交渉するとみられるが、30日の代表候補発表まで、残された時間は少ない。
