神戸新聞
▼神戸 連係ちぐはぐ 今季最低16位降格圏に
神戸のカウンターが寸断された後半のワンシーン。大久保主将が大きなジェスチャーで、周囲に上がるよう激しくアピール。攻勢に転じたときのスピードダウンに怒りをあらわにした。「結局、前にいるのはレアンドロと自分だけ」。エースが嘆くように、自慢の2トップが孤立した。
リーグ序盤戦で勝ちきれなかった反省から、中断期間の韓国遠征で積極的なボール奪取からの連係などを再確認。だが、ラストパスの精度が悪く、サイドを有効に使えない。ゴール付近でのひらめきや迫力が感じられず、逆にセットプレーから決勝点を奪われた。松田監督は「準備してきたことが発揮できなかった」と厳しかった。
順位は今季最低の16位まで転落。混戦で中位と大差はないものの、ついに「2部降格圏」に突入した。もうチームの成長がうかがえるだけの“いいサッカー”はいらない。不格好でも勝ちを追うがむしゃらさがほしい。
デイリー
▼大久保シュート0本…五輪OA問題影響?
神戸はアウェーで大分と対戦し、0-1で敗れた。先発したFW大久保嘉人(26)は1本のシュートも打てず、チームも入れ替え戦のある降格圏16位にまで順位を落とした。また、北京五輪のオーバーエージ(24歳以上、OA)枠での大久保の招集をめぐり、同代表の反町康治監督(44)らが急きょ大分入り。神戸・安達貞至社長兼GM(70)と、1時間以上の緊急会談を行った。
エースは完全に孤立していた。味方からのパスはFW大久保のはるか上空を何度も行き来し、チャンスらしいチャンスはなかった。シュートは今季初の0本。「すごく残念な試合。ボールがこないし、ボールにも触ってない。パスは全部(自分の)上っすもんね。ずっとボール見てたよ」と、力なく振り返った。
ピッチ外では、五輪OA枠招集問題の渦中にいる。大久保はこの日も「聞いてない。(反町監督とも)会ってない」と、この件について語らなかった。ひたすら集中力を高め、中断明け初戦に照準を合わせて調整してきた。しかし、内容的には完敗。「まぁこういう試合もある。練習で修正して、連敗しないようにしたい」。主将として努めて前を向くしかなかった。
新布陣も不発に終わった。今季守備的MFとしての先発が多かったMFボッティを左MFで起用。MF田中とMF金南一のコンビを守備的MFに据えた。より攻撃的に戦うためのシステムだったが、腰痛を抱えるボッティに体調面の不安もあり、全く機能しないまま前半終了後に交代。松田監督は「前半は準備してきたことが発揮できなかった」と総括した。
勝てば9位となる大事な試合で敗れ、入れ替え戦のある16位まで転落した。大久保からは「入れ替え戦に勝てばいいんじゃないっすか」との冗談も飛び出したが、チームも自身も厳しい状況になってきた。
▼安達社長「僕は少し遅すぎると思う」
五輪代表・反町康治監督(44)は28日午後10時に神戸側に会談を申し込むと、29日朝一番の飛行機で大分入り。同市内で小野技術委員長と神戸・安達社長とともに1時間以上、話し合った。改めてOA枠での大久保の必要性を訴えると、大分-神戸戦は見ずに午後の飛行機で帰京。FC東京-千葉戦を視察するため、味の素スタジアムへと急いだ。
指揮官自ら大分まで足を運んだことで、招集を拒否している神戸側にも誠意は伝わったとみられる。ただ、安達社長は「僕は少し遅すぎると思う」とも話した。同社長は反町監督に開口一番「今ごろなんや」と口にし、同監督は「申し訳ないです」と陳謝。会談で同社長は、招集を認めない原因である大久保の右ひざの状態について、協会から神戸に問い合わせがないことへの不信感も伝えた。
反町監督はOA枠に関して「コメントできない」と口をつぐんだ。安達社長は「まだ、あす(30日)の(五輪代表)発表まで時間はある。それまでに何らかの条件が出てくることもある」とわずかながら含みを持たせた。
ニッカン
▼神戸FW大久保屈辱のシュート0
OA枠問題で揺れる神戸FW大久保は、屈辱のシュート0本に終わった。先発フル出場も、気温30度を超すピッチでチーム全体の運動量が落ち、前線までボールが回ってこなかった。後半32分にレアンドロ-大久保-松橋とつなぎ、ゴール前まで迫ったのが唯一の見せ場。「今日は見ての通りでしょ。攻撃がまったくできてない。しんどかった。完敗や」と怒りをにじませた。
中断期間をはさみ、神戸は4月27日のG大阪戦から2カ月も勝利から見放されている。今季初めてJ2の3位との入れ替え戦に回る降格圏の16位に後退した。大久保本人は北京五輪出場を熱望しているが、クラブ側が猛反対して協会と衝突するなど、モヤモヤをため込んでいる。スタジアムを出る際には「16位? 入れ替え戦で勝てばいいんじゃない?」と、自虐的に、吐き捨てるように話した。
スポニチ
▼神戸、散々な内容で完敗…ついに降格圏へ転落
ついに降格圏内に陥落した。勝てば9位の可能性もあったものの、シュート4本という散々な内容で大分に完敗した。運動量で相手に圧倒され、エースの大久保もまさかのシュート0本。「今日は本当に完敗。ボールにも触れなかった。全部ボールが上ですもんね。ずっと上のボールを見てましたよ」と苦笑するしかなかった。まだ14節とはいえ、J2と入れ替え戦を戦う16位に順位を下げ、チームも沈滞ムード。大久保を北京五輪に送り出している場合ではない。
▼大久保のOA枠招集で神戸があらためて拒否示す
やっぱり、大久保は出さん。神戸の安達貞至社長(70)は29日、U-23日本代表の反町康治監督(44)と日本協会の小野剛技術委員長(45)と大分市内で会談し、FW大久保嘉人(26)の北京五輪オーバーエージ(OA)枠での出場拒否をあらためて訴えた。ただ、見切り発車で招集される可能性も残しており、きょう30日のメンバー発表まで予断を許さない。
最後の望みを託し、はるばる大分までやってきた反町監督を待っていたのは、安達社長の厳しい言葉だった。
「来るのが遅すぎる。今ごろなんだ」。五輪代表監督を一喝した上で、あらためて大久保のオーバーエージ招集拒否を明言。叱責(しっせき)を浴びた反町監督は頭を下げ、約1時間の話し合いを終えて、そのまま東京へとトンボ帰りした。
ここまで神戸側がかたくなになる最大の理由は、大久保の抱える右ひざの問題にある。2月に手術した患部は、今も完治にはほど遠い。前日の練習後にもチームドクターがチェックしたところ、水がたまった状態だった。ドクターも「無理はできない。爆弾を抱えている」と進言している。
ただ、この事実を協会側は把握していなかった。「前からひざが悪いと言っているのに、問い合わせがなかった」。前日28日に小野技術委員長と2人で行われた会談でも、安達社長はその点を厳しく問い詰めた。
アウェー戦まで誠意を見せにきた要人2人を門前払い。きょう30日に発表される五輪代表強化合宿のメンバー選出の可能性は限りなく小さくなったものの、決してゼロになったわけではない。
反町監督が「しっかりした形でOAを発表したいが、それがメンバー発表になるかは分からない」と結論が7月に持ち越される可能性を示唆し、安達社長も「まだあしたの発表まで時間はあるから」と協会とは最後まで連絡を取り合い、落としどころを探っていくつもり。話し合いがまとまれば、一転して招集もあり得る。大久保OA問題は“ロスタイム”が終わるまで分からない。
スポーツ報知
▼大久保OA招集で神戸・安達社長不快感「何なんだ、今ごろ来るなんて」
U―23日本代表の反町康治監督(44)が29日、急きょ大分入りし、神戸の日本代表FW大久保嘉人(26)の北京五輪でのオーバーエージ(OA)枠招集を拒否している神戸の安達貞至社長(70)と会談を行った。反町監督は、大分・神戸戦前に、小野剛技術委員長(45)と再度、招集を依頼したが、同社長は反町監督に不満を爆発させ改めて拒否。同代表候補メンバーは、30日に発表されるが大久保は外れることが決定的となった。なお、神戸は大分に0―1で敗れた。
反町監督がバッサリ切り捨てられた。反町監督はこの日午前、急きょ、予定になかった大分入り。試合前に市内のホテルで安達社長と会談した。約1時間、初めて、指揮官自ら招集を依頼したが、同社長は開口一番に「何なんだ、今ごろ来るなんて」と一喝。指揮官は謝罪したが、「こちらの意向は変わってない。来るのが遅すぎる」と不快感をあらわにし、招集を再度、拒否した。
28日に、小野技術委員長が安達社長から招集を拒否されたことを受け、ようやく足を運んだと受け取られかねない反町監督の反応の遅さに、神戸はキレたといっていい。
サンスポ
▼FW大久保が怒った!神戸16位に転落
オーバーエージ(OA)枠でのFW大久保嘉人(26)招集で揺れる神戸は大分に競り負け16位に転落。渦中のFW大久保は大分に0-1で敗れたチームに激怒。「見ての通りでしょ。攻撃もまったくできてない」。前線で孤立する場面が多く、シュートも0。入れ替え戦に回る16位に転落し、「入れ替え戦に勝てばいいでしょ」と皮肉タップリ。一方で、反町監督に関しては「会ってない。安達社長から話し? 聞いてない」と言葉少なだった。
▼神戸・社長が激怒!OA枠大久保の招集拒否
北京五輪代表に24歳以上のOA枠でFW大久保を招集する問題で、J1神戸の安達貞至社長兼GM(70)が29日、U-23・反町康治監督と会談し、激怒した。
「遅すぎると思う。反町さんには今ごろ何なんだと、開口一番いいました」。大分戦前に大分市内で、日本協会の小野技術委員長同席のもと約1時間半の話し合い。前日28日夜に連絡を受けて実現した“トップ会談”でも、「平行線です」と招集拒否は不変。不満が増幅しただけだった。
協会にも怒りの矛先が。「残念なのはドクターに一度もけがのチェックが入ってないこと」。大久保が2月に手術した右ひざには水がたまっており、以前から招集拒否の第一理由に挙げてきたが、協会からクラブへの照会はまったくナシ。熱意に疑問符がついた。
「発表までまだ時間はある」と社長。30日の候補発表ギリギリまで電話で協議を重ねる方向で、翻意の可能性もにおわせたが…。反町監督は「申し訳ないが、コメントできない」と繰り返すばかりだった。
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