神戸新聞
▼神戸 分けて光明 粘って後半 栗原同点弾
「5位以内」を目指す神戸は、敵地で引き分け発進。勝ち点3は取れなかったが、今季に期待を抱かせる内容だった。
注目の新戦力、韓国代表主将のボランチ金南一が存在感を発揮した。右ひざ負傷中の大久保に代わり、キャプテンマークを着けて入場。「すごく緊張した」と振り返ったが、機を見た鋭いプレスから、絶妙なスルーパスなどで好機をつくった。
松田監督は「チームが弱気になった前半も彼は平常心。いなければもっとひどい状態になっていた」と精神面も称賛。一方的に押し込まれた前半をセットプレーからの1点でしのいだ。昨季、神戸はリーグ4番目の得点を挙げながら10位。「今後もっといいプレーができる」と話す背番号6の活躍次第で、課題の守りも引き締まりそうだ。
後半、指揮官がボッティと須藤を投入すると、流れは劇的に変わった。「(金南一がいることで)少し前に位置取りができた」というボッティが積極的に攻撃に絡み、ボールが見違えるようにつながった。後半8分、ペナルティーエリア右からの古賀の直接FKに須藤が飛び込んでキーパーの死角をつくり、はじいたところを栗原が押し込んだ。
前半0本だったシュートが後半は9本。分岐点となった選手交代の理由を松田監督は「どの選手も(力は)紙一重」と話し、戦い方の選択肢が広がった選手層に手応えを漂わせた。
デイリー
▼神戸 栗原同点弾で千金ドロー発進
Jリーグ1部(J1)第1節第1日(8日・6試合)、神戸は0-1の後半8分にMF栗原圭介(34)がゴールを決めて、引き分けた。腰痛に苦しむMFボッティ(27)が後半開始から強行出場し、劣勢をばん回。日本代表FW大久保嘉人(25)をケガで欠いた敵地の開幕戦で貴重な勝ち点1を得た。
全員の気迫で勝ち点1をもぎ取った。0-1の後半8分、MF古賀のFKをFW須藤が、相手GKの前でスルー。GKがファンブルしたところに、チーム最年長のMF栗原がきっちり詰めて、価値ある同点ゴールを決めた。
押され気味の展開を攻守の要が変えた。前半はロングボールが目立ち、攻撃にリズムがなかった。シュート0本。松田監督は「流れを変えるため」と、持病の腰痛で調整が遅れていた守備的MFボッティの起用を決断。後半開始から流れが一変し、シュート9本を放つ反撃のキーマンとなった。
痛みに耐えた強行出場だ。昨季終盤から腰痛を抱えながらプレー。オフはケアに努め、3日からチーム練習に合流したが、ボッティ自身も不安を抱えた中での開幕だった。「今日は私にとって(今年)初めての試合。この試合も痛みを感じながらやっていた」。文字通りのぶっつけ本番だった。
新加入のMF金南一とも実質的に初コンビ。「ボールをつなごうという指示だった。それはできたと思う」とボッティはサラリと言ってのける。改めてチームでの存在の大きさが証明された。
エースFW大久保を欠く中でつかんだ勝ち点1には、大きな意義がある。ただ、指揮官は「結果、内容とももうひとつ満足がいかない」と試合を厳しく総括した。もう『J1残留』を目標とするチームではない。5位以内を目指すからこそ満足はしていられない。次節(15日・川崎戦)では、大久保の復帰も濃厚。執念のドローが、ホーム開幕戦の勝利を呼び込むはずだ。
ニッカン
▼神戸救った!34歳栗原同点弾
チーム最年長34歳の栗原が、神戸を救った。1点ビハインドの後半8分。古賀のFKのこぼれ球を右足で押し込んだ同点弾。プロ13年目で初の開幕ゴールで勝ち点1をもたらしたが「(FW)須藤が(ゴール前で)体を張ってくれたおかげ。僕の得点ではなく、全員で取ったゴールです」とベテランらしく謙虚に振り返った。
34歳の開幕弾は、05年3月6日のC大阪戦で当時38歳のカズ(現横浜FC)が決めたのに続くクラブ2番目の年長記録だ。だが栗原は「そんなに年、年って聞かないでくださいよ。自分の中ではベテランじゃなく、まだ成長していると思っているんですから」と苦笑い。本人は「当たり前のこと」と話すが、食事は脂物を控え、自宅でも体のケアを怠ることはない。
ボッティに代わってボランチで先発し、後半からは2列目に入るなど適応力も見せた。前半終了間際には絶体絶命のピンチを防ぐなど守備でも貢献。松田監督は3年連続で開幕星を逃し「結果も内容も満足いかない」とぶぜんとしたが「(栗原と金の)2人がいなければ、もっとひどい状況になっていた」と褒めた。5月で35歳になる神戸のいぶし銀が、今季のキーマンになりそうだ。
スポニチ
▼神戸、猛攻及ばずドロー 栗原が自身初の開幕弾
神戸に勝ち点1をもたらしたのは、チーム最年長のMF栗原圭介(34)だった。0-1で迎えた後半8分、MF古賀の強烈な右FKのこぼれ球に反応、右足で押し込む自身初のシーズン開幕弾。「まさか自分が取ると思っていなかった」と、戸惑い気味に振り返ったが、昨年11月の左足首手術からの復帰戦で健在ぶりをアピールした。
チームはシュート0本に終わった前半がウソのように、後半は何度も決定機をつくってのドロー。それだけに、観戦した三木谷会長も「勝ちたかった」と、悔しさを押し殺した。15日の川崎Fとのホーム開幕戦にはFW大久保の復帰が濃厚。後半の内容にエースが加われば、目標とする5位以内へ期待が持てそうだ。
スポーツ報知
▼神戸・金南一根性デビュー
今季から加入した韓国代表MF金が、根性のデビューを果たした。7日の前日練習で、左足をねん挫していたことが8日、発覚。それでも強行出場を志願し、前半19分にFW松橋に決定的なスルーパスを出すなど、実力を発揮した。上々のデビューにも白星を逃し「満足はしていない。手応えと自信はいつも持っているので、時間がたてばもっとできるようになる」と話した。
サンスポ
▼神戸、後半追いつき△…三木谷オーナー「補強の成果が出た」
J1第1節第1日(8日・味の素スタジアム)神戸は、後半8分にMF古賀のFKのこぼれ球をMF栗原が同点弾。応援に訪れた三木谷浩史オーナーも粘りのドローに手応えを実感していた。
「いろんなパターンが出るようになり、補強の成果が出た。金南一(キム・ナミル)もいいんじゃないですか」
右ひざ治療中のFW大久保に代わるゲーム主将で先発した韓国代表MF金南一に合格点を与えた。
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