神戸新聞
▼神戸隆盛 粘り勝ち 3トップ変更奏功 栗原2発、2位浮上
ベテランの気迫が劣勢を救った。34歳の栗原が後半の2ゴールで点の取り合いにけりをつけた。
1-1で迎えた後半21分、ボッティが右サイドから出したクロスを押し込んだ。同点にされた同27分には、石櫃が中央から入れたボールを巧みなトラップからのシュートでたたきこんだ。「体が勝手に反応した」と栗原。「サポーターの声援に励まされた」と声を弾ませた。
前半の2トップを後半から3トップへ移行したことが、神戸に力を与えた。立ち上がりから想定以上に引いた磐田に対して攻めの形をつくれず、大久保主将、レアンドロは執ようにマークを受けていたが、布陣を変えてからはボール支配率が高まり、攻撃の幅が広がった。
「前半は良かったが、相手が3トップになってうまく対応できなかった。後半の立ち上がりに同点にされたことが敗因」と磐田の川口。そのゴールを決めたボッティにとっては、これが今季初ゴールだった。妻子が見守る中での一発に「家族が大きな力を与えてくれる」と笑顔を見せた。
今季はまだ負けなし。オプション戦術に選手が適応し、順位も2位に。上昇気流の予感がする。
▼レアンドロ鎖骨骨折か
神戸のレアンドロが後半31分、ペナルティーエリア内で相手DFと接触して倒れ込んだ。起きあがれずにそのまま交代し、病院へ直行した。試合後、松田監督は「右の鎖骨が折れたのではないかと聞いているが、症状の程度は分からない」と話した。
デイリー
▼ボッティ同点弾!栗原2発!神戸2位浮上
まさに全員の力でつかんだ勝利だった。1点を追う後半4分。FW大久保のループシュートをDFが懸命にクリアしたところに、MFボッティが右足で押し込み同点。後半21分には、そのボッティのクロスに栗原が飛び込んで逆転した。
「精神的に強くなった。追いつかれてもみんなではね返していこうとしていた」と栗原。その後、一度は同点に追いつかれたが、27分に再びチーム最年長のベテランが勝ち越し弾を決めて乱戦に終止符を打った。
試合が動いたのは痛恨の失点からだった。前半31分。左サイドから磐田FW万代が上げた低いクロスに対し、クリアに飛び込んだMF金南一がオウンゴール。神戸移籍後“初得点”が、まさかの自殺点。グラウンド上で倒れたまま、しばらく天を仰いで起き上がることができなかった。
しかし、そんな展開にも慌てなかった。後半から古賀をFWに上げ、レアンドロ、大久保との3トップに変更。「前半は全然FWにボールがこなかったし、今日は3トップの方が良かった」と大久保。前半には鳴りを潜めていたサイド攻撃やカウンターも復活。苦戦していたのがウソのような神戸ペースとなり、味方のミスを帳消しにした。
勝利の瞬間、スタジアムは歓喜に沸いた。2連勝で勝ち点を7に伸ばした神戸は、第3節以降でクラブ史上初となる2位に浮上した。栗原は「まだ始まったばかり。満足してはいけない。1試合1試合、しっかり戦って地力をつけていかないといけない」と気を引き締めた。ただの勢いで終わらせるつもりはない。神戸の快進撃はまだ始まったばかりだ。
ニッカン
▼神戸2位浮上!クラブ史上最高
春の珍事とは呼ばせない。神戸がクラブ史上最高順位の2位(開幕節を除く)に浮上。34歳のベテランMF栗原が2得点を挙げる活躍で、リーグ戦過去2勝4分け14敗と分の悪い磐田に逆転勝利。開幕から2勝1分けと不敗でG大阪や浦和ら優勝候補を押しのけて頂点が見える位置につけた。
日本代表として26日バーレーン戦に出場し、中3日の強行日程で先発したFW大久保もビックリだ。「2位? 何だか気持ち悪いっすね。このまま行ければいいっすけど、でもまだ始まったばっかりやしな」。C大阪、マジョルカでは残留争いの常連だっただけに、思わぬ上位進出に目を白黒させた。後半21、27分と2度の勝ち越し弾を決めた栗原も「ちょっと、できすぎですね」と苦笑いした。
不安材料もある。得点源のFWレアンドロが後半34分に右鎖骨を骨折し、病院に直行。診断結果は31日にも出るが、長期離脱は避けられない。松田監督は「症状の程度は分からないが(骨が)折れている」と深刻顔。FW松橋は左ふくらはぎ肉離れ、DF河本も右ひざ痛で離脱中と故障者が続出している。4月1日はエープリルフール。春の珍事で終わらせないためにも、総力戦で乗り切るしかない。
スポニチ
▼神戸3トップで3発逆転!打ち合い制して2位浮上
今の神戸は何をやってもうまくいく。磐田のスタイルから点の取り合いを予想したこの試合。前半はリズムをつかめず1点リードを許したものの、後半から3トップにシステム変更すると一変した。ノーガードのどつきあいとなり、最後は「打ち合いならうちが勝つ」という大久保の予言通り、3点を奪って逆転した。3節以降ではクラブ史上初となる2位にも浮上。バーレーン戦で消化不良に終わった代表FWは「ホームだし、勢いはつきますね」とチームの快進撃に目を細めた。
ただこの日のヒーローは、主将ではなくチーム最年長だった。1-1で迎えた後半21分、ボッティのパスに抜け出した栗原が左足で逆転ゴールを決める。1度は同点に追いつかれたものの、後半27分には今度は右足で勝ち越しゴールを突き刺した。かつては一線級のFWとして鳴らしていたベテランは「今は勝っていくことで本当の強さを身につけていく過程」と手応えを口にした。
負傷退場したレアンドロの状態は気がかりながら、今の勢いならばチーム力でカバーできる。初の首位奪取も視野に入ってきた。
スポーツ報知
▼神戸、クラブ史上最高位タイ2位浮上
神戸は逆転勝ちで、クラブ史上最高位タイの2位に浮上。後半4分に、日本代表FW大久保のシュートのこぼれ球をMFボッティが押し込み、同点。その後MF栗原が2ゴールを決めた。昼間に仙台で行われたプロ野球の楽天対日本ハムの観戦後、飛行機で神戸入りし観戦した三木谷浩史会長は強行日程にも「最後はどうなるかと思ったけど、勝って良かったね」とご満悦だった。
サンスポ
▼神戸は34歳栗原が全3ゴールに絡み逆転…チームも2位浮上
神戸はチーム最年長の34歳、MF栗原が2得点を挙げるなど全3ゴールに絡む活躍。今季はこれで3試合で3得点。チームは2位に浮上し「これが本物の力かどうか分からないが、きょうは強い精神力を見せた」。
一方で、日本代表FW大久保は激しいマークに口から出血し、後半28分に途中交代した。「ひじ打ちされて、差し歯が全部ズレた」。今季3得点のFWレアンドロも負傷退場。右鎖骨骨折が判明し、病院へ直行した。
| 固定リンク
