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2008/03/07

神戸新聞

▼神戸トップ5へ挑戦 2008Jリーグ あす開幕
Jリーグ1部(J1)は8日、全国各地で開幕する。今季の神戸は「5位以内」を目標とし、現役韓国代表のMF金南一(キム・ナミル)や日本代表の経験もあるFW松橋章太ら、積極的な補強で戦力向上を図った。主将大久保嘉人のけがは気になるが、全ポジションに実力派がそろい、さらなる躍進が期待できそうだ。頼もしい顔ぶれを紹介する。

▼初の得点王へ20点宣言 FW大久保
半端な称号は、もういらない。昨季、横浜Mの大島と並んで日本人トップの14点を挙げた大久保は、得点王を狙って「20点以上」を目標に掲げた。今季はさらなる高みを目指す。
昨季、復帰した日本代表でもレギュラーを確保しつつある。昨年末からはオフ返上のトレーニングで汗を流し、ワールドカップアジア3次予選のタイ戦で決勝ゴールを決めた。松田監督は「日本を代表するストライカーらしくなってきた」と信頼を寄せる。
昨季に続いて主将を務める。右ひざの負傷で開幕戦の出場は微妙だが、今季も神戸の主役は「背番号13」に変わりはない。すでに痛みもなく、経過は順調。「(5位以内は)絶対いける」。自信を持って新しいシーズンに挑む。

▼新戦力 攻守の要に 韓国代表主将 W杯2度出場 MF金南一
力強く体を寄せてボールを奪い取る守備力に、前線へパスを供給できる展開力。課題だった守備的MFのポジションに、待望の助っ人が加わった。韓国代表のキャプテンマークを巻くMF金南一は、松田監督が「浮沈の鍵を握る」と期待を寄せる補強の“目玉”だ。
韓国の首都ソウルに近い港湾都市・仁川(インチョン)の出身。漢陽大からプロ入りし、2003年にはオランダリーグのエクセルシオールでもプレーした。ワールドカップ(W杯)は02年日韓大会、06年ドイツ大会に出場。水原三星に所属していた05年にアジアチャンピオンズリーグを経験するなど経歴は華々しい。
一方、練習に取り組む姿勢は謙虚だ。今年は、1月9日に神戸で自主練習を開始した。チームの始動より早い来日は、外国人選手では珍しい。グアムキャンプには韓国代表のスケジュールを縫って参加し、「神戸でいろんなことを学びたい」と目を輝かせる。端正な顔立ちでファンも多く、Kリーグのオールスターファン投票では02年から06年まで1位選出された。名実ともに、韓国サッカー界のスターだ。
来日前に神戸の試合を録画で見て、「一生懸命にプレーしていた姿が印象的だった。若い選手が多いのは可能性がある」と好感を得た。守備の要として、5位以上を目標に掲げる30歳。高い志で神戸を引っ張る。

▼新加入 大久保と黄金コンビ復活 FW松橋
一瞬で相手を置き去りにするスピードは、神戸が目指すカウンターアタックの武器になる。大分から新加入のFW松橋は「シュートまで手数をかけない攻めは、自分を生かすことができる」と、新天地での活躍に期待を膨らませている。
長崎・小野中時代に、陸上の全国大会二百メートルで3位に入った俊足の持ち主。ドリブルからのチャンスメークにも優れ、2006年シーズンは10ゴールを決めて、日本代表にも名を連ねた。07年はチーム内の競争激化などで出場機会が減っただけに、今季に懸ける思いは強い。
グアムキャンプでは、積極的に声を出してボールを引き出す姿が目に付いた。「7年間、大分でプレーしてきて、恥ずかしい試合はできない。(大分には)負けられない」。古巣を見返したい気持ちも発奮材料だ。
大久保主将は長崎・国見高の同級生で、3年時に全国選手権で優勝するなど、同校の黄金時代を支えた仲だ。今も、オフには家族を連れて一緒に旅行するという。その親友が日本代表で活躍する姿は、松橋にとって大きな刺激になっている。
「(大久保と)一緒のピッチに立ちたい」。あの年の冬、東京・国立競技場を沸かせた黄金コンビの復活をサポーターは心待ちにしている。

▼チーム内に競争、楽しみ 2年目 松田監督に聞く
2季連続で指揮を執る松田浩監督に、キャンプの成果や今季について聞いた。

 -キャンプの成果は

「最後に練習試合で3連戦するなど、苦しいスケジュールを乗り切ってくれた。大久保やボッティら主力が不在だったが、代わりに出た選手がポジションを取るのもいい。新加入の選手が神戸のサッカーを理解して、チームにとけ込むという目的は達成できた」

 -特徴のある新加入選手が多い

「先発と控えの差がなくなって、競争が生まれていると思う。須藤は今までいなかったターゲット役になれるし、松橋は大久保と似た感じで対抗馬になれる。やはり金南一が補強の目玉で、短い間見ただけでも非常にいい選手。適材適所に配置したい。非常に楽しみ」

 -昨年は10位。今季は「5位以内」を目標に掲げた

「4-4-2の土台はできたから、昨季やったことの精度を上げることが、チーム力を上げることになる。あとは連敗をしないとか、アウエーでも勝ち点を積み上げるとか、安定感を身につけることが必要」

 -開幕までの課題は

「1ボランチなど試したい布陣はあったが、あまり時間がない。昨年の形を基本にして、チームを固めていくことが大事になる」

▼J1 18チーム戦力分析 神戸 積極補強で攻め多彩
昨季は堅守速攻のスタイルを確立し、クラブ史上最高タイの10位。昨年に続いて積極補強に成功した今季は5位以内を目標に掲げる。
目玉は東アジア選手権で韓国代表主将を務めた金南一の新加入。新天地に慣れ、中盤の底で実力を発揮できれば、攻守に落ち着きをもたらす。
FWは2人合わせて昨季29ゴールの大久保とレアンドロが軸。右ひざ負傷中の大久保が開幕に間に合わない場合、大分から移籍の松橋に先発のチャンスが回ってきそう。中盤から前線はさまざまな組み合わせが可能になったが、4バックの顔ぶれはほぼ変わらない。昨季は連勝、連敗が多かっただけに、安定した戦いが続けられるかもポイントだ。

▼凱旋吉田、活躍を誓う
故郷・神戸でのプレーは念願だった。横浜Mから新加入したMF吉田は「自分が育った場所でやれるのは、本当に幸せなこと」。14年目のシーズンに凱旋(がいせん)した喜びをかみしめている。
川西市出身で、滝川第二高からプロ入りし、横浜F(現横浜M)や大分などに在籍。FWにトップ下、ボランチまで幅広くこなし、攻守に高い能力を発揮した。堅守速攻スタイルを目指す神戸でも、その「マルチぶり」は武器になりそうだ。
朴康造や栗原らと中盤のポジションを争う。「練習から経験を若手に伝えることで、チームにプラスになればいい」と控えめだが、レギュラー定着への闘志は衰えない。「スペースを積極的につき、点にからむプレーをしたい。とにかくタイトルがほしいですから」

デイリー

▼嘉人よ見ていろ!松橋「開幕弾」決める
Jリーグは8日、各地で幕を開ける。J1神戸は6日、神戸市西区のいぶきの森球技場で、FC東京との開幕戦(8日・味スタ)に向けて約1時間半の調整を行った。J1大分から新加入したFW松橋章太(25)は、ミニゲームで主力組FWで起用され、国見高時代からの親友でもある大久保嘉人(25)の“代役”として先発することが確実となった。移籍初ゴールを自身プロ初となる開幕弾で飾り、チームに3年ぶりの開幕白星をもたらす。

臨戦態勢は完全に整った。『神戸の松橋』としてのリーグデビュー戦。11対11のミニゲームでは、主力組のFWに入り、DFの裏へ抜け出してシュートを放つなど、切れ味鋭い動きを見せた。
「気持ちも高ぶってきた。やっと始まる。残り時間いい準備をして試合に臨みたい」
2月に右ひざを手術した大久保に代わって、移籍後即先発が濃厚。05年以来、自身3年ぶりとなる開幕スタメンにかける思いは格別だ。
国見高時代は、大久保とともにインターハイ、国体、選手権の高校3冠を達成した。その後は、大分に7年間在籍。J1昇格も経験し、愛着のあったクラブ。「サッカー選手としてもっと上を目指したい」。移籍は、悩んだ末に下した人生の大決断だった。
自慢のスピードは、大久保、レアンドロと快足ぞろいのチームにあっても際立っている。100メートルのベストは11秒台。練習試合で相手DFを置き去りにすることもしばしば。「アイツは本当に速いよ」と、大久保も舌を巻くほどの韋駄天(いだてん)ぶりだ。
プロ生活8年目を迎えるが、いまだ開幕ゴールはない。大事な初戦で活躍すれば、これ以上ないアピールにもなる。「自分の得点でチームが勝てばベスト。早く神戸の仲間入りがしたい」。狙うは、開幕弾と移籍後初ゴールのダブル獲り。松橋の新天地での挑戦が始まる。

ニッカン

▼神戸松田監督「一戦必勝」で東京撃破だ
目の前の試合が大事だから、そこに全力を注いで神戸松田浩監督が「一戦必勝」の姿勢を強調した。
8日の開幕東京戦(味スタ)に向けて6日、紅白戦などの練習を行った。5位以内を目指すシーズンの開幕に際して「特別な1試合でもあり、普通の1試合でもある。とにかくいくしかない。その繰り返し」と東京撃破に気合をみなぎらせた。

スポニチ

▼神戸・ボッティがベンチ入りへ 指揮官起用前向き
神戸の大黒柱、MFボッティ(27)が、8日のFC東京との開幕戦(味スタ)にベンチ入りする可能性が出てきた。持病の腰痛のため、今週はじめには開幕戦を視野に入れず、別メニュー調整を続けてきたものの、6日の練習には前日の紅白戦に続き完全合流。松田浩監督(47)は「(先発で)いけるところまでか、逆に短い時間で流れを変えてくれるか、そういうことができるレベルまでになっている」と、起用に不安のないことを強調した。
この日の戦術確認の練習では、サブ組でのスタート。しかし、終盤にはレギュラー組に入り、MF金南一(キム・ナミル)とのダブルボランチを形成、新パートナーとの連係をチェックした。ただ、今年に入って対外試合出場はなく、ぶっつけ本番となるため、指揮官は「ゲーム体力がどうか」と実戦での体力面だけを不安視する。
「ちょっと痛いけど、大丈夫」と、笑顔で練習場を後にしたボッティ。右ひざ手術で別メニュー調整中のエース・大久保の欠場は決定的なだけに、背番号「10」を背負う男の存在は開幕ダッシュへ欠かせない。

▼レアンドロ、得点王獲りへ自信
FWレアンドロが得点王獲りへ自信を見せた。昨季は大久保の14得点を上回るチームトップの15得点を挙げた。「得点王?もちろん自信はある。最低20点は取りたい」。開幕戦は、新加入の松橋との2トップでの出場が濃厚ながら「相性がいいパートナーという自信を持っているので大丈夫」と新コンビにも不安はない。「この日を待ちわびていた。いい結果を残したい」と、開幕が待ち切れない様子だった。

スポーツ報知

▼腰痛問題なし神戸・ボッティ出る
腰痛で出遅れていた神戸MFボッティが、F東京との開幕戦(8日・味スタ)に出場可能になった。紅白戦にフル出場した前日に続き、6日は実戦形式の練習で主力組に入るなど、フルメニューを消化し「腰は大丈夫」。一時は出場が絶望視されていたが、松田監督は「試合には出られる。能力は高いから、いきなり入ってもできる」と攻守の要の遠征メンバー入りを示唆した。

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