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2007/05/27

神戸新聞

▼神戸 無傷の5月 2連勝 ボランチ新コンビ機能
神戸は今季初のリーグ戦2連勝。ボランチに入ったボッティと栗原の新しいコンビがうまく機能し、立ち上がりから主導権を握った。
キムテヨンと田中が出場停止、体調不良で休養していた三浦主将はベンチ入りもできなかった。ボッティと栗原にとっては連係に不安を残すポジションだったが、完ぺきにこなした。
走り回ったボッティは、2得点に絡んだ。素晴らしかったのは決勝点を演出した場面。タッチラインを割りそうになったボールに、スライディングで食らいつき、大久保嘉の頭にピンポイントでクロスを送った。
ボッティが攻撃力を発揮できた裏には、栗原の存在があった。栗原は本来、前への飛び出しが持ち味だが、自重して中盤のスペースを埋めることに専念。柏のキーマン、フランサをDFラインと連係して挟み込み、仕事をさせなかった。「駆け引きがうまくはまって気持ちよかった」と充実感を漂わせた。
今月に入って3勝2分けと負けていない。この日は、前節の磐田戦と同様、先制後に追いつかれながら突き放した。松田監督は、「最後までハードワークをしてくれ、一体感を感じた」と確かな手応えを感じていた。

▼大久保嘉 頭で2発
大久保嘉がヘディングで2点を挙げ、神戸を勝利に導くとともに、得点ランクで日本人単独トップの3位に躍り出た。
先制点を決めた前半に比べ、後半はボールに絡む機会が減った。だが、「あと一回、チャンスは来る」と狙っていた。同点に追いつかれた5分後の同27分、ボッティのクロスに「何も考えずに飛び込んだ」。どんぴしゃりのタイミングで合わせて勝ち越した。
左MFのポジションで積み重ねた得点は8。ゴールへのきゅう覚は、前線にいなくても衰えていない。松田監督は「ハンターのようにチャンスをものにした」と舌を巻く。試合後のお立ち台では「(得点王を)狙ってます」とサポーターに宣言してみせた。

デイリー

▼大久保ヘッド2発で代表猛アピール
先制点にほえた。前半13分、大久保がMFボッティのCKに抜群のタイミングで飛び込んだ。背負ったDFをものともしない力強さで、頭一つ抜け出しゴール左スミにたたき込んだ。「2チームともJ2から昇格したチーム。負けたくない気持ちがあった」。豪快なガッツポーズを決め、喜びを爆発させた。
勝ち越し点には笑った。同点で迎えた後半27分。またもボッティのアシストを頭で、今度は冷静に左スミへ。喜びを抑えきれず、看板を飛び越え、アップ中だった国見高の後輩でもあるGK徳重に抱きついた。3月17日の横浜M戦以来、今季2度目となる1試合2発で、チームの約2年半ぶりとなるJ1リーグ戦連勝に大きく貢献。視察に訪れた日本代表・反町コーチも「頑張ってるね。ヘディングで2点なんて珍しいんじゃない」と笑顔で評価した。
今季は、ゴール前での冷静さが違う。「落ち着いてる。コース、シュート、パス。常に3つ、4つ選択肢がある」。約1年半のスペイン1部マジョルカでのプレー、ギリギリまで悩み抜いて決めた神戸への移籍。さまざまな経験を積み重ね、精神的に強くなった。松田監督も「ハンターのようにチャンスをものにし、研ぎ澄まされた感じがした」と、エースの活躍をたたえた。
27日には、キリン杯に向けた日本代表が招集される。05年10月以来、約1年7カ月ぶりとなる代表復帰へ-。「何ともいえないけど、結果を出せばいつかは呼ばれると思う」。一回りたくましくなった嘉人は、これからも“結果”を積み重ねていくだけだ。

ニッカン

▼神戸大久保2発!日本人トップ8点
オシム監督が振り向くまで、男は黙ってゴールを決める! 神戸MF大久保嘉人(24)が得点ランク日本人トップに立った。柏戦の前半13分に先制弾、後半27分に決勝点で2-1勝利に導いた。2発とも頭で決め、今季リーグ戦11試合で8得点。ナイターで無得点に終わった広島FW佐藤を抜いた。オシム体制では1度も日本代表に招集されていない男にとって、27日のキリン杯(6月1日開幕)メンバー発表を前に最高のアピールとなった。
鍛え抜かれた腰の強さが、2発を呼んだ。前半13分。大久保は相手DFと競りながら、MFボッティのCKを頭で合わせた。後半27分の決勝弾もDFに競り勝ってドンピシャで頭で決めた。今季2度目の1試合2得点。11試合8点のハイペースで、得点ランク日本人トップに立った。
大久保「DFのマークが外に行っていたし、競れるかなと。そしたらいいボールが来た。(2点目は)あと1回はチャンスが来るだろうと思って狙ったね」。
身長170センチ。自分より大きいDFを相手にしてもゴール前の混戦で倒れないのは、並外れた下半身の強さがあるからだ。国見高時代、練習後に相撲を取る遊びがはやった。勝ち残りの勝負。気付けばチームで最も小さい大久保が、10人以上を倒し続けたこともある。同期の春川誠さん(24=会社員)は「ヨシトに負けるわけないと思っても、誰も勝てなかった」と振り返る。当時から、足腰の強さは抜群だった。
代表復帰へ無言のアピールだ。オシム体制で招集されたFWは14人。この日の2発で広島FW佐藤も抜き、得点力は文句なしのNO・1だ。27日にはキリン杯の代表が発表されるが、05年10月から代表から遠ざかっている大久保は多くを語らなかった。
大久保「オレは何も言えない。試合で結果を出せば、いつかは呼んでもらえる。そう信じるしかない」。
誰よりも日の丸への思いは強いが、あえて言葉をのみ込んだ。それでも視察した日本代表の反町コーチは「ヘディングで2発は珍しいね」と決定力を認めた。左足かかとに違和感を訴えて後半30分に途中交代するまで、サポーターも大久保のゴールの余韻に酔った。結果は残した。あとは朗報を待つだけだ。

▼三木谷会長、神戸の成長喜ぶ
神戸が04年11月28日の清水戦以来、J1では2年半ぶりの連勝を飾った。最近6戦は3勝3分けと不敗で、観戦した三木谷会長は「(同点に)追いつかれても、まだ大丈夫という雰囲気があるね」とチームの成長を喜んだ。大久保の2点を演出したMFボッティは「自分たち(の躍進)がきっかけで、神戸の街が1つになってほしい」と笑顔だった。

スポニチ

▼神戸・大久保2ゴール 代表復帰へ強烈アピール
天性のきゅう覚が敏感に反応した。先制、そして決勝弾。大久保が2発のヘッドで勝利をたぐり寄せた。
「試合で結果を出すだけ。そうすれば、いつかは選ばれる。それよりチームが勝って良かった」
佐藤(広島)を抜いて日本人単独トップとなる8ゴール。日本代表・反町コーチが見守る前で、2005年10月の東欧遠征以来となる、代表再選出へのアピール弾を叩き込んだ。
1メートル70の男が高さではなく、タイミングで勝負した。前半13分、MFボッティの右CKを、後半27分にもボッティの右クロスをゴール正面で頭で合わせた。「あれだけ“どフリー”にしてくれるのはめったにないから」。細かい動きでフリーの位置を把握。後半早々に左足かかとを痛めた影響で途中交代したものの、局面での存在感は群を抜く。代表入りの可能性は「オシムに聞いてください」とした反町コーチも「頑張ったね。ヘッドで2点は珍しいんじゃないの?」とインパクトを認めた。
恒例の行事が好調の源となっている。結婚を機に朝食の摂取を習慣付け、メニューも米飯に固定。寝坊した日も莉瑛夫人が握ったおにぎりを車の中でほおばり、練習場に向かう。「今はゴール前で落ち着けている。3、4個の選択肢ができている」。退場を繰り返した姿は過去のものと言っていい。規則正しい生活習慣が冷静な思考回路を生み出している。
クラブも大久保の代表選出を後押しする。安達社長は「オシムは『チームで結果を出した選手』と言っている。そこからすると可能性があるはず」と語気を強めた。チーム事情で左サイドを務めながらもゴールを量産する男。この決定力、オシムJAPANに欲しい。

スポーツ報知

▼大久保2発!日本人トップ8点 代表復帰へアピール
神戸のMF大久保嘉人(24)が柏戦で2得点を挙げ、今季8得点で、得点ランキング単独3位、日本人では単独トップに立った。きょう招集される日本代表復帰へ、5戦4発で猛アピールだ。
見事な先制点を決めた直後のパフォーマンス。力強く振り上げた左拳は、日本代表のオシム監督へのアピールだ。大久保は「やれることは全部やった? そうですね」と短い言葉に代表への思いをにじませた。
前半13分、後半27分と立て続けにヘディングで決めた。身長は170センチと決して高くない。「外側に(マークが)ついていたから。相手のDFのミスですよ」と謙遜(けんそん)したが、持ち前のスピードでノーマークの状況を作り出した、大久保ならではのゴールだった。これで今季8点目。トップの広島・ウェズレイとは3点差だ。「(その話題は)まだ早い。手応えはあるけどね」不敵な笑みの裏に、しっかり得点王を見据えている。
今季途中から務めている左サイドで新境地を開拓した。FWのときよりシュート機会は減ったが、ハイペースでゴールを量産している。「前はとにかく思いっきり打とうと考えてたけど、今は選択肢が瞬時に3つくらい頭に浮かぶ。スペインで自信がついたからかな」04年から06年までのマジョルカでの経験が、余裕を生み出している。
14日から行われた日本代表の千葉合宿には、大久保は広島・佐藤寿に次ぐ日本人単独2位の6点をマークしながら呼ばれなかった。が、この日の活躍は、オシム監督にも伝わるはず。視察した日本代表の反町コーチも「頑張ってるねぇ。頭で2点なんて珍しいんじゃないの」と港町のエースをたたえた。大久保が神戸移籍時から常に口にしてきた「代表復帰」。オシム監督を振り向かせるそのときまで、ひたすらゴールという結果を出し続ける。

サンスポ

▼神戸・大久保嘉、2発で今季8点目…オシム日本初招集へ意欲
前半13分に先制弾、追いつかれた直後の後半27分に決勝弾を決めた神戸のFW大久保嘉は日本選手トップとなる今季8得点。「同点に追いつかれてからすぐだったので、すごくうれしかった。得点王? まだ早いですけど、手応えはあります」と笑顔を見せた。27日にはキリン杯へ向けての代表発表もあるが、「オレは何も言えないですけど、試合で結果を出していればいつか選ばれると思う」。と、オシム・ジャパン初招集に意欲を見せた。

▼U-22反町監督が神戸戦視察
日本代表コーチを兼務する反町U-22日本代表監督が、神戸戦を観戦。大久保の代表招集についてはコメントを避けた。「大久保? ヘディングで2点取るなんて、珍しいね。何で代表に呼ばないか? それはオシムさんに聞いてもらわないと」。この日は28日から始まるU-22代表合宿に招集している神戸のDF河本、柏のFW菅沼にも注目。「河本はコンスタントに力を発揮している。菅沼は(代表で)長時間を経験させないと」と目を光らせていた。

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