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2007/04/29

神戸新聞

▼神戸空砲ドロー 無失点も決め手欠く
今季初、J1のリーグ戦では23試合ぶりの無失点も、勝利にはつながらなかった。攻撃の迫力を欠いた神戸は、下位のFC東京相手にスコアレスドローに終わった。
立ち上がりは、ピッチを広く使って攻め立てた。前半終了間際には、朴康造のCKから河本がヘディングシュート。相手GKの腕の中にボールが収まったときには、すでにゴールラインを割っていたように見えたが、判定でゴールは認められず。河本は「入っていたとは思うけど、しようがない」とさばさばした表情。運もなかった。
優勢だった前半から一転、後半は守勢に回った。焦りからか、前に急ぎ過ぎて中盤でパスがつながらず、ボールの奪われ方が悪かった。古巣相手に見せ場をつくれなかった近藤祐は「全然ボールに触れなかった」とうなだれた。
いらだつ展開でも、最後まで我慢ができた守備は収穫。高さのある相手の外国人2トップに対し、河本がしっかり競り合い、リーグ戦初先発の石櫃は的確なカバリングでピンチを未然に防いだ。次節は、Jリーグ屈指の攻撃力で首位を快走するG大阪。GK榎本は「点を取られなかったことは持続したい」と光明を見いだした。

▼復帰の三浦 途中出場
後半28分、交代を告げるボードに背番号17が表示されると、スタジアムが歓声に包まれた。神戸の三浦主将が6試合ぶりに復帰。FKを得た場面で出場し、キッカーを務めた。試合後は「ずっと試合に出たかった」と喜びをかみしめた。
亀裂骨折した左足を踏まれる怖さはあったが、「ボールを取りに行くときは関係なく左足でいった」と戦う姿勢をみせた。ただ、わずか17分と出場時間が短く、攻撃に絡む機会はほとんどなかった。「チームとして、ボールを持ったときのやり方を修正したい。サポーターには、結果を出して恩返しする」と誓った。

▼神戸が質問状
J1神戸は28日、FC東京戦の前半終了間際、河本のシュートがゴールと認められなかった判定について、「ビデオで確認すると、明らかに入っていた」とし、誤審だとする質問状をJリーグに提出することを決めた。

デイリー

▼神戸23戦ぶり0封に指揮官「収穫」
長かった。J1リーグ戦でクラブワースト2位の連続失点試合を更新中だった神戸が、23試合目にして不名誉な記録に終止符を打った。計14本のシュートを防ぎきったGK榎本達也(28)は「前半、後半としっかり集中して、バランスよく守ることができた」と胸を張った。
前半25分には、FC東京FWワンチョペのヘディングをスーパーセーブ。守護神は試合終了まで後ろから声を出し続け、チームを鼓舞した。松田監督も「収穫は今季初の無失点」と守備陣の奮闘をたたえた。
前半44分には、先制点が幻となる不運があった。コーナーキックにDF河本が頭で合わせ、ボールはゴールラインを割ったかに見えたが、判定はノーゴール。「入ったと思ったけど、しようがない」と河本。結局最後まで得点が奪えず、試合は同点に終わった。
しかし、3年越しの失点は途切れた。大黒柱・三浦も復帰し、出場停止だったMF大久保が戻ってくるなど、チームに明るい材料も多い。5月3日は、今季リーグ戦初となる関西ダービー・G大阪戦(ホムスタ)。次こそは全員で完封勝利をつかみ取るつもりだ。

ニッカン

▼骨折アツ48日ぶり復帰!神戸ドロー
アツが戻ってきた。左足小指の亀裂骨折で離脱していた神戸MF三浦淳宏主将(32)が、48日ぶりに復帰した。後半28分に途中出場するとスタンドから大歓声が沸き起こった。ピッチに入った直後には得意のFKを披露。3月11日の川崎F戦で負傷し、苦渋の日々を送ってきた主将がようやく完全復活した。
「ずっと試合に出たかったから。うれしかったですね。でも出場時間がね、自分の中では短かったから。攻撃の時にもっとボールを受けたかったかな」。
当初は先発が有力だったが、試合感覚を考慮されベンチスタートになった。「まだ(左足小指を)踏まれる怖さはあった」と言うが、激しいプレスで守備でも見せ場を作った。チームも05年8月20日の名古屋戦以来、J1で23試合ぶりの無失点。復帰戦を勝利で飾ることはできなかったが、貴重な勝ち点1を得た。
試合後には能登半島地震のチャリティー活動として自身のスパイクをサポーターに売却し、収益を義援金として被災者へ送った。ピッチ内外で港町神戸の「顔」として存在感を示した。次節はG大阪との関西ダービー(5月3日)。帰ってきたアツが、首位ガンバに立ち向かう。

▼神戸安達社長、微妙判定にぶ然
神戸が微妙な判定に泣いた。前半44分にDF河本が頭で放ったシュートは、ゴールラインを割ったかに見えた。しかしGK塩田がボールを抱え込んだため、家本主審の死角となりノーゴールの判定。松田監督は「あの時点で抗議すれば(残り時間の)判定で不利になる。しょうがない」とあきらめたが、安達社長は「100%入っとる」とぶ然。Jリーグに意見書を提出することになった。

スポニチ

▼神戸、J1では23試合ぶり0点に抑えるもドロー
ひときわ大きな歓声がピッチを包んだ。左足小指亀裂骨折で戦列を離れていたMF三浦が、後半28分から6試合ぶりに試合出場。結果はスコアレスドローに終わったが、精神的支柱の復帰は、チームにとって今後への最大の収穫だった。
エゴは捨て、チームのために尽くした。「自分としては攻撃したかったが、それで失点して負けたら何の意味もない」。守勢に回ったチーム状況に合わせ、主将は積極的に前線からプレスをかけた。ゴール右からの2本のFKは不発に終わるなど攻撃面での見せ場は乏しかったが、献身的な守備で2005年8月20日の名古屋戦(岡山)以来、J1では実に23試合ぶりとなるチームの無失点に貢献。「ボールを持った時はフィニッシュまで行くとか、攻撃の時にもっとうまい(ボールの)動かし方がある」。課題を体感して、背番号17は復帰戦を終えた。
次節5月3日には今季リーグ戦1勝3分の本拠地で首位・G大阪と対戦する。「必死に戦って、いい結果を出したい」。頼れる男の復帰、そして不敗のホムスタ。数々の追い風を受け、神戸が強敵を迎え撃つ。

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