神戸新聞
▼神戸 決定機逃しJ2愛媛に苦戦 今季初の練習試合
Jリーグ1部(J1)神戸は26日、神戸市西区のいぶきの森球技場でJ2愛媛と今季初の練習試合(45分ゲーム2本)を行い、0-0で引き分けた。決定機を決められず苦戦したが、松田監督は「ゲームをする体力は順調に仕上がっている。個々の良さは出ていた」と及第点を与えた。
神戸の先発は4-3-3の布陣。FWが三浦、レアンドロ、朴康造、中盤はボッティ、大久保嘉、田中、DFは坪内、柳川、小林、北本、GKは榎本が入った。新加入のボッティ、大久保嘉らが絡んでチャンスをつくったが、呼吸が合わない場面も目立った。守備ではカウンターからピンチを招くことがあった。
大久保嘉は、「(2列目は)スルーパスを出したり自由にやれる。きょうでこれだけできれば、もっといい形をつくっていける」と手応えを得た様子。三浦は「コンビネーションや戦術はグアムキャンプで深めればいい」と話した。
デイリー
▼大久保 不発にも司令塔「楽しい」
J1神戸が26日、神戸市西区のいぶきの森球技場で今季初めての練習試合をJ2愛媛と行い、0-0で引き分けた。C大阪から移籍加入した大久保嘉人(24)は4-3-3のトップ下に入り、前半の45分間プレーした。待望の移籍後初ゴールは生まれなかったが、パスもさばく中盤での起用に「自由にできるし楽しい」と笑顔。C大阪時代の点取り屋から、司令塔への華麗なる変身をにおわせた。
期待されたゴールはなし。それでも大久保は笑顔だった。新外国人のMFボッティと並ぶ2列目で先発出場し、攻撃の中心を任された。「スルーパスも狙えるし、自由にできるし、相当楽しいです」と、神戸でのデビュー戦に充実感を漂わせた。
前半7分にこぼれ球に鋭く反応し、神戸での初シュートを放つと、同12分にはゴール正面でMFボッティからのパスを受け左足で狙った。同32分にはDF北本のシュートをお膳立てするパスを見せた。前半の45分間に出場し、放ったシュートは2本。連係面でも「外国人ともやりやすい」と手応えをつかんだ。
パスもシュートもこなす中盤の司令塔となれば、点を取ることに専念していたC大阪時代とは違う新スタイルになる。昨年の神戸はパス出しの起点となる選手が不在だったが、ボッティと並んでのダブル司令塔が実現すれば、一気に攻撃の幅が広がる。
4-3-3と、4-5-1の2つのシステムを試している松田監督は、大久保について「どちらでも役割は同じ」とトップ下を任せるつもりだ。本来、中盤は守備での働きも求められるが、大久保は「そこは要領でしょ。守備で疲れたら前に行けんもん」と早くも王様の風格を漂わせた。
チームの規律を重んじる指揮官の性格上、攻撃に専念する“昔ながら”の司令塔に就任するのは難しい。だが、大久保は「(国見)高校のころを思い出します。自由にやりたい」とどこ吹く風。戦術練習が始まる28日からのグアムキャンプで、ヨシト流司令塔をアピールする。
ニッカン
▼神戸大久保、初ポジション司令塔合格
「ニュー大久保」が初お披露目された。神戸は26日、神戸市内でJ2愛媛を相手に今季初の練習試合を実施。C大阪から移籍した元日本代表FW大久保嘉人(24)は、J入団後初のトップ下(MF)でテストされた。45分間の出場で3度も効果的なパスを通した。無得点に終わったものの、司令塔として合格デビューを果たした。
生まれ変わった大久保を見せ付けた。1月中に練習試合が組まれるのは異例の早さだが、初実戦にも難なく対応した。4-3-3の攻撃的MFで出場。前半23分にMFボッティとワンタッチでつなぎゴール前まで迫ると、同35分には左に流れたFW近藤祐へ好パス。最高の見せ場は、同42分にオーバーラップしたDF北本への絶妙のスルーパスだった。
本職のFWだけではなく、中盤でもやれる自信をつかんだ。国見高以来でJ入団後は初のMFだが「パスも狙えるし(DFの)裏にも行ける。自由にできるポジションなんでね。また違った形が出せるんじゃないっすか。あれだけできれば(開幕には)もっといい形になる」。
満面の笑みが、この日の収穫を物語っていた。まだチームに合流して10日。中盤ではボッティと並ぶ形になるため、連係面で不安が残るが「意思疎通とか関係ないからね。俺がやっているのはサッカーだから」とサラリと言った。言葉は通じなくても、マジョルカ時代に養ったアイコンタクトと感性だけで、攻撃を組み立ててしまうのはさすがだ。
課題も残った。3トップとの間で「タメ」が作れず「得点王」の目標を掲げた大久保が決定的な形でシュートが打てない。結局、昨年J2で9位の愛媛に無得点。それでも松田監督は「フィニッシュがなかっただけで、あれだけできればいい」と攻撃陣に合格点を与えた。28日にはグアムキャンプに出発。「MF大久保」が進化して、3月3日の開幕へと照準を合わせていく。
▼神戸守備陣は不安露呈
神戸の守備陣が不安を露呈した。主力組が出場した前半22分にパスミスからカウンターを浴びると、同39分にもミスからシュートまで持ち込まれた。無失点に抑えたが、最終ラインでチグハグなパス回しが目立った。GK榎本は「ミスをしたことを言うつもりはないが、意識の問題がある」と意識改革を求めた。MF田中も「大事なのはコミュニケーション」と話した。
▼神戸近藤岳、開幕ベンチ入りへ前進
神戸の破天荒ルーキーのFW近藤岳が、開幕ベンチ入りへ前進した。トップチームが28日から行うグアムキャンプのメンバーに選ばれた。一時はサッカーを断念した経験のある近藤岳は「選ばれなかったら自腹で行こうと思っていた。FWの層は厚いけど、開幕スタメンを目指します」とビッグマウスで喜びを表現した。この日の愛媛戦では控え組のトップ下で出場。後半4分に右クロスを合わせてシュートまで持ち込むなど、持ち味のスピードで見せ場を作った。
スポニチ
▼神戸・大久保、トップ下に手応え…新天地デビュー
神戸のFW大久保嘉人(24)が26日、J2愛媛との練習試合で新天地デビューを果たした。国見高時代と同じ、トップ下のポジションに入ると、スルーパスにシュートにと自由自在にプレー。1月のこの時期の実戦でここまで状態がいいのは、プロに入っても初めてのこと。移籍初年度にかける思いがピッチから伝わってきた。
神戸での初の実戦を終えた大久保の顔には、隠しようのない笑みが浮かんでいた。
「きつかったけど楽しくやれました」。何度も何度も“楽しい”のフレーズが口をついた。
昨年と同じ「4-3-3」システムで臨む神戸にあって、新入りストライカーが任されたのは1・5列目だった。1トップのFWレアンドロの下に、MFボッティと並ぶ布陣。前半9分に右足から強烈なシュートを繰り出すと、その後も両外国人とのトライアングルで何度も好機をつくった。
C大阪時代にはあまり拝めなかったスルーパスにも才能の片りんを見せた。同35分、42分と立て続けに出してシュートシーンを演出。「(スルーパスを)狙ってたし、飛び出せるし。連係も今日あれだけできれば、もっとできる」と手応えを口にした。
トップ下は懐かしい場所でもある。「自由にできるんでね。高校時代を思い出しますよ」。自ら振り返ったように、国見高時代にはこの位置で点を取りまくって高校3冠に導いた。再び手にした大好きなポジションを心から満喫している。
コンディションも上々だ。合流直前までハワイで自主トレを重ね、16日から本格的に練習を開始。たった10日間で早くも実戦に臨む体をつくり上げた。ここまで仕上がりが早いのはプロに入って初めてのこと。神戸の新エースにかかる期待は大きくなるばかりだ。
▼ドローにも収穫
スコアレスドローの結果にも松田監督は納得の表情を見せた。「今の段階ではチャンスをつくれている。個々の良さが出ている。その部分は順調に進んでいる」と収穫を口にした。無得点に終わった攻撃陣に対しても合格点を与える。「お互い求めているものは同じだと感じた。特にボッティ、大久保、レアンドロ」と名前を挙げて、前線のトライアングルへの期待を示した。
▼新人・近藤岳&三原のグアムキャンプ行きが決定
28日から始まるグアムキャンプのメンバー28人が発表された。U-22代表候補のDF丹羽が神戸での居残りを命じられた一方で、新人としてはMF三原とFW近藤岳の2人が名を連ねた。特に一度はサッカーをあきらめたこともある近藤にとってはいきなりのチャンス。「飛行機が怖いんですよ」と苦笑しながらも、異色の経歴をたどってきた26歳のルーキーがFW競争に名乗りを挙げた。
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