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2006/11/24

神戸新聞

▼神戸分けて2位 守備にスキ、痛恨の失点
1-1で迎えた終盤、河本のヘディングシュートはゴールバーをたたき、右クロスを頭で合わせた茂木の一撃はGKの好守にはじき出された。し烈を極めるJ1昇格争いの重圧は残り試合が少なくなるほど大きくなる。その渦中で若い神戸はもがき苦しんだ。
先制するまでの9分間は、横浜、柏の上位2チームを「追い掛けるだけ」の強みにあふれていた。茂木は相手へ向かうような挑戦的なドリブルから坪内に好クロスを送り、三浦が2人、3人と相手をかわして、強引にシュートを放っていった。
しかし、そこから守備が緩んだ。「プレスの掛けどころが中途半端になり、ロングボールで押し込まれた」と茂木。194センチの長身FW太田を目掛け、愚直に攻める草津に、平均22歳の神戸DF陣は追い詰められた。
自陣深くで失点につながる判断ミスをした柳川は「簡単にクリアしていれば。若いからとか言っていられない」と責任の重さをかみしめた。
幸い、柏が敗れたため、神戸は自動昇格圏内の2位に浮上した。三浦主将は「マイナス面は考えない」と雑音を封印。次節終了後にスウェーデンへ帰国予定のバクスター監督も「最後(最終節)まで残れるよう相談したい」とサポートを誓う。残り2節。懸ける思いの強さが明暗を分ける。

▼北本が先制点
神戸の北本にとっては、前半と後半で明暗が分かれた試合になった。
前半9分、CKのこぼれ球から坪内が折り返したところを、「角度がないけど脇の下を通ってくるかな」と飛び込んだ。右足で決めたゴールは、神戸にとって4試合ぶりの先制点。乗っていきたいところだった。
しかし、同点で迎えた後半14分、ラフプレーのジャッジでイエローカードをもらった。これで今季2度目の累積警告となり、次の湘南戦と最終戦の仙台戦に出場できなくなった。若いDFラインを引っ張る守備の要だけに、欠場はチームにとって痛手になる。

ニッカン

▼神戸2位浮上、先制も金縛りドロー
J2神戸が負けに等しい1-1ドローで、首位浮上を逃がした。アウエーでブービー12位の草津相手に、先制しながら、追いつかれた。前節2位柏が負けて、得失点差で2位に浮上したが、これで4試合勝ち星なし。首位の横浜FCも最下位徳島に痛恨のスコアレスドロー。残り2戦。依然勝ち点差「2」以内にひしめくJ2の3強がそろって金縛りにあったような戦いぶり…。昇格争いは大混戦だ。
全員のイライラが爆発した。1-1の後半29分、神戸のDF河本が相手FWを倒したのをきっかけに、両チームがもみ合いになり、乱闘寸前となった。試合終了後にはバクスターコーチが草津の植木監督と口論を展開。安達社長兼GMは「審判に問題があった」という。12位相手に勝ちきれない。限りなく負けに等しい引き分けに、FW三浦主将は「重圧の中で勝ち点を取るのは難しい」と天を仰いだ。
立ち上がりは文句なしだった。北本、坪内の両サイドバックを前線に上げ、実質2バックで圧倒した。前半9分、坪内の左クロスを北本が右足で押し込んで先制した。ところが、そこから受けに回った。DFラインがズルズル後退、後半8分、ついに同点を許した。
柏が負けて2位に浮上したが、横浜FCとの勝ち点2差も変わらない。守備の要・北本は累積警告で残り2試合の出場がアウト。バクスターコーチは「誰もが納得のいかない試合」と憤慨した。もうこれ以上、足踏みはできない。三浦主将は「残り2つ、サッカー人生をかける気持ちでやる」。神戸イレブンのハートが試される時が来た。

▼三木谷会長観戦も神戸無念
楽天社長の三木谷浩史会長がまたも勝利に見放された。今季6試合目の観戦に駆けつけたが、無念のドロー。ポケットマネーで2台のバスを手配。神戸-前橋間を往復5000円の格安料金でサポーター90人に提供したが「観戦成績」は1勝3敗2分けとなった。試合後はロッカーを訪れて「ここまで来たらあとは根性!」と選手を激励した。

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