神戸新聞
▼勝てば「3位以内」 きょう愛媛戦
Jリーグ2部(J2)神戸は27日、アウエーで9位の愛媛と対戦する。神戸が勝てば4位仙台の結果にかかわらず3位以内が確定する。ただ、「優勝してJ1復帰」を目標にしている選手に特別な意識はない。ペドロコーチも、「考えだすとサッカーができなくなる」と無心を強調した。
2試合続けてボランチで先発していたキムテヨンの骨折で、先発メンバーは大きく変更される。神戸市西区のいぶきの森球技場であった26日の最終調整では、三浦がボランチに入った。ペドロコーチは「誰がどのポジションに入っても変わらないのが神戸の強み」と不安はない。三浦も「どこで使われても百パーセントの力を出す」と話した。
2連勝中の愛媛は前節の草津戦で5得点。攻撃がかみ合ってきている。もともと組織力があるチームだけに、栗原は「相手が走るならそれ以上に走る。戦うなら自分たちはもっと戦う」と気を引き締めた。
▼キーマン 最後まで全力で DF北本久仁衛
チーム最古参の7年目。神戸一筋でプレーし続ける北本にとって、『ヴィッセル神戸』は「(自分を育ててくれた)大事なところ。必要なもの」だという。
今季は本職のセンターバックではなく、サイドバックで起用されることが多い。「自分のことで精いっぱい」と苦笑いするが、果敢なオーバーラップで攻撃に絡み、チームに貢献してきた。
バクスター前監督からは、勝利にどん欲になることを植え付けられた。シーズン序盤は結果が出ずに苦しんだが、何度も話し合って一つずつ課題を克服した。目指すサッカーが浸透するにつれて、「去年のような負けるイメージがなくなった」と感じている。
読書家で、心に残った言葉はメモして覚えている。残り6試合。今の心境を、「百里を行く者は九十を半ばとす」と表現した。詰めの大切さを説いたその言葉通り、最後まで全力で駆け抜ける。
ニッカン
▼神戸金骨折で三浦ボランチ緊急コンバート
神戸は緊急コンバートで「J1挑戦権」を確定させる。前節札幌戦で右足を骨折したMF金に代わり、愛媛戦はDF三浦主将がボランチを務めることが濃厚になった。5月から左ウイングFWとして先発しており、MFは5カ月ぶり。「やれるところはやる。どこで使われても100%の力を出すだけ」と意気込んだ。
▼神戸昇格へ追い風!バクスター前監督復帰
J1復帰に突っ走る神戸に名将が戻ってくる。J2首位神戸のスチュアート・バクスター前監督(53)が来月下旬にもコーチとして復帰することが26日、分かった。早ければ11月18日の横浜FC戦(神戸ウ)からベンチ入りする。バクスター前監督は9月に長女の病気を理由に退任、スウェーデン1部リーグのヘルシンボリで指揮を執っていた。神戸は27日の愛媛戦(愛媛)に勝てば3位以内、最悪でも入れ替え戦出場権が確定する。
J1復帰へ、バクスターが最後の後押しをする。安達貞至社長兼GM(67)はこの日「(バクスター前監督が)帰ってくるのは間違いない。メドは立った」と話した。25日に電話で再来日の意思を確認。すでにJリーグ側ともコーチ登録の準備を進めている。ヘルシンボリは11月11日の国内カップ戦決勝が今季最終戦となるため、早ければ同18日の横浜FC戦からベンチ入りし、ラスト4戦の“指揮”をとる。
バクスター前監督は今季から9年ぶりに神戸へ復帰したが、スウェーデン在住の長女の病気を理由に9月2日の横浜FC戦を最後に退任。長女に付き添いながら、同国1部リーグでFWラーションらが所属するヘルシンボリを率い、低迷していたチームを監督就任後リーグ8戦無敗で3位(25日現在)まで引き上げた。
11月の神戸復帰計画は当初からあり、8月25日の退任前最後のホーム戦・東京V戦後にサポーターに「可能なら最後に(復帰して)昇格を分かち合いたい」と約束していた。退任後も神戸の試合はすべてビデオ観戦し、松田監督ら首脳陣にアドバイスを送り続けた。今月に入り、長女の病状が快方に向かっていることから、再来日の意思を固めたという。今後は来季の監督復帰についてもクラブ側と話し合うことになる。
神戸は現在J2首位に立ち、27日の愛媛戦で勝てば昇格圏内(3位はJ1・16位との入れ替え戦)の3位以上が確定する。安達社長兼GMは「今は優勝しか狙ってない。(バクスター復帰で)選手たちのモチベーションが上がるのは間違いないと思う」。復帰を伝え聞いたDF三浦主将も「それなら明日(27日)の試合はよけいに大事だね」と笑顔を見せた。バクスターとともにJ2優勝-。J1復帰へ、神戸の青写真ができ上がった。
▼ヘルシンボリ監督辞任でコーチ再登録必要
安達社長兼GMによると、バクスター前監督はヘルシンボリと3カ月の短期契約を結んでおり、長女の容態が回復すれば神戸に復帰することが契約で明記されているという。神戸の公式ホームページには現在も「コーチ」として掲載されているが、Jリーグによると現在はコーチ登録をされておらず、ベンチ入りするためにはヘルシンボリ監督を辞任した上で神戸のコーチとして再登録する必要がある。
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