神戸新聞
▼進撃不屈の精神 J2神戸、首位浮上
Jリーグ2部(J2)は13日の第39節で第3クールが終了した。神戸は着々と勝ち点を伸ばし、待望の首位に立った。8勝3分け1敗の勝ち点27と躍進した2カ月の戦いぶりを振り返った。
バクスター監督の退任が発表された後の2試合。東京V戦の後半、横浜FC戦は、指揮官が求めてきた規律や、目指してきたサッカーを披露した。前線から最終ラインまでをコンパクトに保ち、プレスで相手をサイドに追い込む。ボールを奪うと手数をかけずにアグレッシブにサイド攻撃に出る。第3クールの失点はリーグ最少。「多様性を持たせたい」と貫いた4-3-3の布陣は、状況に応じた組織プレーができるようになり、チーム初の5連勝も記録した。
バトンを引き継いだ松田監督は「スチュアートが植え付けたことが正しい方向だったから結果が出た。変える必要はない」と話す。どこが対戦相手でも試合前の選手は口々に「大事なのは自分たちのサッカーをすること」と強調する。それだけ自信をつけている。
バクスター前監督が「最も成長した」と評価し、J1復帰への鍵に挙げたのは精神面。0-3で敗れた開幕試合の草津戦では、選手は失点のたびに肩を落とした。が、現在はみんなが手をたたいてチームを鼓舞しようとする姿がある。8月26日の東京V戦は10人になってから逆転。逆境でもあきらめなかった。
首位に立ったとはいえ、前節、前々節とも終盤に追いつかれたため、新体制発足後はまだ白星を挙げていない。3位横浜FCまでが勝ち点1差でひしめき、4位仙台を含めて混戦に拍車がかかる。追われる苦しさも味わうだろう。最終の第4クールで、スパートをかけられるか。
