神戸新聞
▼神戸着々、2位追走 三浦30メートルFKで先制
糸を引くように、ボールは神戸サポーターが待つゴールマウスに吸い込まれていった。スタジアムにこだましたのは、歓喜より感嘆の声だった。後半10分、正面やや左寄りでゴールまで約30メートルの距離。三浦が「距離があったので狙ってけった」というFKは、無回転で揺れながら落ちる得意の“ブレ球”。相手GKは、ぼう然とボールの軌道を見送ることしかできなかった。
前半は、中盤とDFラインの連係がうまくいかなかった。ボールを奪っても攻撃が手詰まりになり、シュートはわずか2本。一気に流れを変えたのは、頼れる主将の飛び道具だった。
「0-0で進んでいれば、それだけの守備ができていたはず」という鳥栖の松本監督のゲームプランを狂わせ、北本は「うちのスーパーな武器」と称賛した。
発熱で体調が優れない三浦は、試合後の報道陣の質問に答えられないほどつらそうだった。だが、ヒーローインタビューでは、「昨年は悔しい思いをさせた。その恩返しという意味で、J1に復帰してみんなで喜びましょう」とサポーターに約束した。不敗記録は「12」まで伸びた。三浦の右足がチームの進撃を支えている。
▼U-21代表河本が辞退
Jリーグ2部(J2)神戸の安達社長は27日、日本サッカー協会からDF河本に対し、11月のアジア大会U-21(21歳以下)日本代表としての正式オファーがあったが、「J1昇格を争う時期なので断りを入れた」と、辞退したことを明らかにした。安達社長は「本人も了承しているし、協会も理解してくれた」と話した。
ニッカン
▼神戸2位キープ、三浦35m先制FK
神戸が主将の一撃で2位をキープした。FW三浦淳宏主将(32)が後半に直接FKを決めて先制し、鳥栖を2-0で下した。
主将の右足が試合を決めた。前半をシュート2本に抑えられ、嫌なムードで迎えた後半10分、神戸FW三浦主将が中央から約35メートルのFKをゴール右へ決めた。「ブレ球ってヤツ。狙ってた」。試合後には極度の疲労から発熱を訴えて点滴を打ったという、まさに全身全霊のプレーだった。また、安達社長兼GMは、U-21日本代表のDF河本がチーム事情を考慮して11月下旬のアジア大会(ドーハ)を辞退したことを明かした。残り10試合、チーム一丸でJ1昇格へ突き進む。
スポニチ
▼J2神戸、快勝で勝ち点「74」三浦が芸術“FK弾”
均衡を破ったのは頼りになる主将の右足だった。後半10分、ゴールから約30メートルの距離で得たFKを蹴るのはFW三浦。軽やかな助走から繰り出したシュートは、3枚の壁を越えるとゴール目前でストンと落ちる。相手GKが一歩も動けない鮮やかなゴールが決まった。「これから先は毎試合トーナメントのつもりで戦う」という強い思いでチームを引っ張る男の一撃で、昇格へまた一歩前進した。
