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quinta-feira, 24 de novembro de 2005

松田 浩

「人」
福岡の監督に就任して三年目、チームを五年ぶりにJリーグ1部へ(J1)へ導いた。「長かった。2部に降格してからも支えてくれたファンのおかげです」と目を細めた。昨季もJ1との入れ替え戦に進出。手が届きかけながら柏に二連敗して夢は絶たれた。暗い顔の選手達に「うまくいかない事も受け入れよう。必ず将来の自分たちにプラスになる」と説いてこんきをスタートさせた。穏やかな口調で対話を重ね、絶大な信頼を得ている。
 Jリーグ元年の1993年、広島のコーチから選手に現役復帰した。観客動員で苦戦した日本リーグ時代を知る一人として、満員の開幕戦に出場した喜びは忘れられない。だからこそ、緩慢なプレーや生意気な態度は許さない。「俊足の我が侭な選手より、足が遅くても最後まで走る選手を使う」と規律重視のチームづくりを進める。
 少年時代は赤面症だったという。他人の前に出ただけで涙が出て、いじめられた。ところがサッカー選手として頭角を現し、長崎北高時代に県代表に選ばれると地域の有名人になった。それが自身を生み、友達がつくれる様になると、学校の成績も上がった。
 筑波大時代にはブラジル留学も経験し、引っ込み思案だった少年は頼もしく成長した。「人間は変われる。その体験を伝えたい」という思いが、指導者の原点になっている。95年、神戸に移籍し、2002年には監督も務めた。神戸市に妻と二男一女を残し、福岡市に単身赴任中。長崎市出身。45歳。(神戸新聞2005/11/24版)

04:37 PM in まきば'05, ニュース'05 |