スポニチ
▼神戸の今季最下位決定に三木谷社長涙の謝罪
あのカリスマ社長が泣いた。J2降格が決まった神戸の三木谷浩史社長(40)が27日の神戸−広島戦観戦のためウイングスタジアムに来場。ホーム最終戦のセレモニーで、サポーターに“涙の謝罪”を行った。スタンドから激しいブーイングが飛ぶ中、「(降格は)私の不徳のいたすところ。全責任は私にあります」と頭を下げた。2−3と敗れたため、今季の最下位が決定。目の前に続くいばらの道は長く、険しい。
▼「1年昇格」へイバラの道
ビジネスで成功を収めた強気な姿勢はどこにもない。胸にこみ上げたのは屈辱か、敗北感か。ホーム最終戦の後に行われたセレモニー。マイクへ向かう三木谷社長はしきりにハンカチで目頭をぬぐった。スタンドから容赦ない罵声とブーイング。必死で涙をこらえながら、球団トップはあふれる思いを口にした。
「(降格は)私の不徳のいたすところ。すべての責任は今日ここにいる私の責任です」
全選手、スタッフ、そして9136人の観客を前にした全面謝罪。それは三木谷社長が前夜のうちに決断した。「サポーターが来ているし、ちゃんとやるべきだと思って…」。4月23日以来最下位を独走。2度の監督交代劇で、チームは完全に崩壊した。「今年はいろんなことが重なりすぎたね」。苦笑いの後は後悔ばかりが口をついた。
「安達GMを軸にした体制を昨年オフにつくっていれば…。外から選手を取ってくるというやり方は通用しない」
長期的展望に立ったチームづくりを目指す一方で、1年で返り咲く命題も解決しないといけない。すでにバクスター前アフリカ代表監督の就任が内定している。
「J2だってレベルは低くない。ブーイング?来年上がった時には、拍手してくれるんじゃないですか」
ゼロからの再出発。1年後の歓喜を信じて、カリスマ社長がイバラの道を踏み出した。
▼本拠有終飾れず
ホーム最終戦も白星で飾れなかった。一度は逆転しながら、佐藤寿にハットトリックを許して完敗。神戸ウイングで今季わずか1勝では、J2降格も当然だった。「シーズン前の目標に選手が“優勝”と書いた中で、私だけは“J1に残る”と書いた。だれも自分たちの力を分かっていなかったんだよ」とパベル監督。今季の最下位も決定した。
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