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2005/03/03

育成組織刷新へ(神戸新聞)

下部組織にスポットを当てた神戸新聞Good Job!!とも言うべき、良いレポートです。個人的には、これまでの10年という月日があって、次の10年へ向けステップアップしたと考えています。是非、神戸の将来、選手の将来の為に下部組織に関わるスタッフの皆さん、頑張って下さい。そして神戸を宜しくお願いします。

<連載 深紅に誓う 中>育成組織刷新へ

長期的なチーム強化には、育成組織のユース(高校生)から継続的に有能な人材を送り込むことが必要になる。プロ33選手中、11選手がユース出身の広島が好例だ。今季の神戸はユース出身のプロが2年目のMF吉田だけ。攻撃センスを期待されたMF森はプロ5年目の昨季末に戦力外通告を受けた。いまだチームの中心選手を生んでいない。過去、兵庫県内の有望な中学生は、実績のある強豪高校やG大阪ユースに流れていく傾向もあった。

昨年から強化責任者となった三浦チーム統括部長は「体制は従来のままで、スタッフの人数不足は否めなかった」と反省する。今年は下部組織を「育成部」に改称し、組織改革元年と定めた。新たに同部専属のスカウトとトレーナーを置き、地元選手の発掘と戦力アップを図る。同時にジュニアユース(中学生)のコーチ陣も充実させた。

ユース監督には、名門・筑波大で2年間指揮を執った元G大阪DFの木山隆之氏(伊丹市出身)が就任。第一印象について「これからプロになるという子どもから大人のサッカーに変わっていかなきゃいけない年代なのに、規律の部分が薄い」と語った。その上で「クラブユース出身者はメンタル面や体力面が足らず、高校サッカー部出身者は技術面や判断能力が弱い」と指摘し、バランスを考えた育成方針を掲げた。

今季の神戸ユースはU―18(18歳以下)日本代表DFの増田、U―15(15歳以下)日本代表FWの辻がいる。木山監督は「代表でどんどん世界を感じてほしい。周りも刺激になる」と起爆剤として期待する。ジュニアユースにも可能性のある選手が多いという。

今年からプレーだけではなく、生活態度や学業を評価の対象に入れる特待生制度が始まる。3月には神戸市西区の新しい練習場にユースが使用する人工芝グラウンドが完成。シャワーを備えたクラブハウスを併設し、隣にはトップチームのクラブハウスと天然芝グラウンドが見える。

クラブ発足から11年目。将来のプロ入りを見据えた育成プロジェクトがようやく動き始めた。

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